新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

非常に気懸かりな安倍総理の健康状態

2020-08-27 08:11:51 | コラム
28日に記者会見をされるとか:

今朝の新聞に掲載された週刊文春と週刊新潮の広告を見る限りでは、安倍総理の潰瘍性大腸炎の病状は如何にも深刻であるようにしか読めない。そこに明28日に記者会見をなさるとあっては益々心配になってくる。要するに、辞任されるとでも言っているような広告の内容だった。また、ある専門医は「潰瘍性大腸炎の薬であるアサコール(ゼリア製薬)は症状を抑える薬であるが、治療薬ではない」と指摘していた。更に、報道によれば「悪化した対策で点滴を受けておられるので、慶応大学病院での滞在時間が長引いただけだ」のだそうだ。

我々は四六時中総理の顔色というか表情をテレビの画面で見ている訳ではないので、慶応大学病院で検査(治療?)を受けられた後の顔色が良くなったかどうかなどを判定できはしない。だが、一説には慶応大学病院以前よりもお元気になられたとあるので、それを信じるしかない。私は現在のように誰が事に当たっても容易に切り抜けられない困難な時に、7年以上も取り組んでこられた指導者が変わられるのは決して好ましいことではないと思っている。明日の記者会見では「十分な体調で任期一杯続ける」と言われることを切に希望している。

トランプ大統領対ジョー・バイデン氏の対決

2020-08-26 08:40:10 | コラム
政治家の精神状態を論じれば:

我が国では、バイデン氏がバーニー・サンダース氏を退けて民主党の有力な候補者として浮かび上がった頃から、77歳という高齢のバイデン氏に認知症の噂が専門家や評論家の間で盛り上がってきた。もしも本当にそうであれば、家族の間では分かっていたはずのことで、良くそういう人を立候補させたものだと思って見ていた。

ところが、現職のトランプ大統領についても就任以来何度か精神疾患があるとか精神状態が不安定であるとの説が多発していた。中には「錯乱状態」(=“unhinged”)などと言う医学用語が出てきたこともあったし、検索をかければ続々と大統領の精神状態を疑う説が出てくる。

中にはアメリカ合衆国の大統領という世界で最もきついだろう激職にあれば、これまでに多くの大統領の精神状態が不安定になった例があったという解説まであった。そういうことには我が国のマスメディアは触れてこないのは不公平かな。

そこで、バイデン氏である。私は例によって何名かのアメリカの元上司や私人や友人に「バイデン氏認知症説」の真偽というか、彼等の見方を尋ねてみた。意外なことに、私の知り合いは皆共和党支持者であるにも拘わらず「バイデン氏の演説などを聞く限りにおいてはそういう傾向は認められない。但し、失言が多いのも事実」という意見なのだった。

中には「トランプ大統領支持のFOXニュースが意図的に報じているのだ」とか「共和党側の作戦で流しているニュースだ」という見方まであった。重ねて言っておくと、これを知らせてくれたのは共和党支持派の人たちである。

私は何れにせよ、この説の真偽はこれから先に3回開催されるトランプ大統領との討論会で明らかになるかも知れないとは考えている。問題はバイデン氏がトランプ大統領の口撃に何処まで耐えて、噂を消してみせるかだろう。実は、私の何の理論的な根拠がない「閃き」ではトランプ大統領の再選と出ている。



私は反省している

2020-08-26 08:00:31 | コラム
我が国の新型コロナウイルス制圧対策は成果を挙げている:

正直に言って、これまでに西村康稔大臣と加藤勝信厚労相の新型コロナウイルス制圧対策を、「責任回避」だの何のと批判し続けて来たことを反省している。そういう理由の一つは、先日採り上げた我が国の感染者数や死者の数をアメリカの知り合いにも流しておいたところ「日本は我が国と比較すれば、遙かに立派にウイルスを制御しているではないか」との賞賛の言葉が返ってきていたことにある。事実、我が国の感染者は6万人台に入ったとは言え、アメリカの574万人と比較すれば100分の1に近く、死者数に至ってはアメリカは15万人で我が国は1,000人台である。

私もこれほど我が国とアメリカの間には実績に開きがあることは勿論承知していた。それだけに世論調査で安倍内閣のウイルス対策を評価しないというのが60%を超えていたのは不可思議な現象だと思って見ていた。しかしながら、西村康稔大臣と加藤勝信厚労相を何のかんのと言って批判し始めてしまったので、今更引っ込みがつかなくなっていたので、相変わらず責任回避だのお利口さんなどと悪口雑言を続けていたことには、本当に忸怩たるものがあるのだ。本音を言えば「大いに反省せねばなるまい」という所だ。

もう一つ反省しておけば、マスコミ論調にも乗せられたというよりも、勝手に自分の都合で乗っかってしまったのだと言う点がある。何故あのお二方を批判するようになったかを考えて見るに、あのウイルスに対峙する姿勢に「眦を決して事に当たる」とか「何としても自分が責任を持って制圧してみせる」というような断固たる決意の表明がなく、余りにも淡々と事務的にこなしておられる辺りにあるのかと思う。換言すれば「難局に当たっている」という悲壮感が出ていないように思えたからだ。何れにせよ、反省してお詫びせねばなるまいかと考えている。

8月25日 その2 安倍総理の健康状態に思う

2020-08-25 15:55:18 | コラム
「一国の首脳が自ら健康状態を語ったという記憶はない」:

目下の所、安倍総理が2度も慶応大学病院に検査に赴かれた為に、健康不安説が大いに話題にされている。その最中にあって枝野と安積が「総理自らが健康状態を語られるべきだ」と騒ぎ立てている。これに対して、政治評論家の田崎史郎氏が見出しのように発言し、30年間の記者経験でそのような例に出会ったことがないと否定されたのだった。私も尤もなことだと思って聞いた。確かに総理は最近は余り記者会見もされていないし、国会も閉じてしまった以上、公衆の面前に出られて語られる機会もなかったので、健康状態を疑われても仕方がないかという気はする。

しかも、現在の自民党には以前とは模様が異なっていて「この人物こそが次の総理総裁だ」と自他共に許したような人材が見当たらないのも、遺憾ながら事実だろう。しかも、新型コロナウイルス感染が広まったままの世界では政治・経済等々の諸々の面で不安定化してしまったし、アメリかでは大統領選挙まで3ヶ月を切ってしまった等々、先行きの見通しが立たない要素が増えてしまったのもまた事実だろう。その時期にあってG7等を仕切れるような数少ない指導者である安倍総理は、体調十分であり続けて頂きたいのだ。

昨日も慶応大学病院から帰られた後の会見で総理に「検査の結果はどうだったのか訊きたい」という質問をしていた記者がいたようだった。これなどは上記の田崎氏の発言に照らしても、失礼というか見当違いの質問ではないのかと思って聞いていた。しかし、総理は何れ説明するというような答え方をされていた。テレビのニュースではここまでしか流れなかったが、その後に「もしも退任されたら何かレガシーを残されたのか」とまで追いかけた記者がいたという話も聞いた。記者とはそういうことまで伺っても許される職業なのだろうか。疑問に感じたのは私だけか。

ここで「またアメリカの話か」と言われそうなことを言おう。アメリカのビジネスの世界では、経営の幹部であろうと誰だろうと、自分から健康状態に問題があるとか、体力が低下したというようなことを言い出すことはあり得ないのだ。もしもその類いのことを言えば、上司から「そういう不十分な健康管理をしているようでは、そのに任務に堪えないから即刻辞めてくれ。直ちに後任を手配するから」と言われるのが落ちである。

私は総理には出来る限りの休みを取られて体調を整えられ、この難局に引き続き対応していただきたいと願っている。御自ら体調を語られる必要などはないと思うのだが、如何なものだろう。余計なことかも知れないが、トランプ大統領が再選されると私には閃いている以上、安倍総理はトランプ大統領との折衝では余人を以て代え難しとしか思えないのだ。