ロシア外務省は英米軍のイラク侵攻後、最大の犠牲者を出した過激主義勢
力による、バグダットでのテロ事件を厳しく非難した。
さらにロシア政府は宗教団体と政治組織の全ての指導者に対し、共に力を
併せ国内に安全と平和を取り戻すよう呼びかけた。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
11月22日水曜日、イラクの首都バグダット北東部のイスラム教シーア派居住
区で自動車に仕掛けられた爆弾や、飛来した爆撃砲による爆発が相次いで
発生した。さらにこれに対する報復措置として居住区やバグダット郊外の、イ
スラム教スンニ派居住区の市場へ向けて多発の砲弾が打ち込まれた。この
結果200人が死亡300人以上が負傷した。
これは2003年3月の英米軍によるイラク侵攻後の、最大希望のテロ事件であ
るだけではない。これはシーア派とスンニ派という二つの宗派の対立が土壌
となった、イラクの歴史上最大の破壊行為といえるだろう。しかし外国軍がイ
ラクに侵攻する以前には、こうした宗教的土壌によるシーア派とスンニ派の衝
突は見られなかった。両派の衝突は今回が初めてのものだ。
これに付いて専門家のクレメニック氏は、次のように述べている。
「フセイン政権を打倒したアメリカは、同時にイラク社会の分裂をもたらした。多
くのイラク人は、アメリカの侵攻後イラクの国内情勢が、フセイン時代よりも良く
なったとは思っていない。その結果テロリストたちの活動に望みを賭けている人
々も居る。
武力を見せつれられた人々は、宗派対立でもそれが使えると考えたのだ。
ブッシュ大統領のイラク戦略は、イラクに暴力と恐怖を蔓延らせずにはいないも
のだ。そして現実にそうした状況に陥ってる。」クレメニック氏は、このような見方
を示している。
こうしたテロ事件の背後には、イラクを最終的に内戦状態に陥れる事を目指し、イ
ラク情勢をさらに揺さぶろうとする、本格的な試みが垣間見れる。
シリアやイランをはじめとする近隣諸国との対話を強化しようとする、イラクの現指
導部の試みを失敗させようとする試みも明らかだ。こうしたなか、最近イラクはシリ
アとの国交を復活させた。イラクの友好諸国はこのことを、地域における接近と平
和に向けての一歩として評価している。
しかしイラクのこうした行動に対し敵たちは、一般のスンニ派市民を殺害するという
こ行動に出た。
バグダットのシーア派居住区の爆破を実行した者達は、イラクの外交に先制攻撃を
行うことことを期待していたようだ。
というのも25日の夜、イラク大統領はイランを訪れる予定だったからだ。イランとイラ
クは両国の首脳会談を、現在両国関係と地域の安定に影を落としている、多くの諸
問題に付いての合意を図るための、ひとつの可能性として捕らえている。
観測筋は両国の会談に、シリアが参加する可能性もあると見ている。どんな事があ
ろうともイラク国内における、宗教的な平和を取り戻すための話し合いを、近隣諸国
のリーダー達が行うえで、バグダットでの今回のテロ事件が、その妨げとなってはな
らない。
ロシアはその為に全面的に協力する用意がある。
11月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

力による、バグダットでのテロ事件を厳しく非難した。
さらにロシア政府は宗教団体と政治組織の全ての指導者に対し、共に力を
併せ国内に安全と平和を取り戻すよう呼びかけた。
これに関連してロシアの声の評論委員は、次のようにコメントしている。
11月22日水曜日、イラクの首都バグダット北東部のイスラム教シーア派居住
区で自動車に仕掛けられた爆弾や、飛来した爆撃砲による爆発が相次いで
発生した。さらにこれに対する報復措置として居住区やバグダット郊外の、イ
スラム教スンニ派居住区の市場へ向けて多発の砲弾が打ち込まれた。この
結果200人が死亡300人以上が負傷した。
これは2003年3月の英米軍によるイラク侵攻後の、最大希望のテロ事件であ
るだけではない。これはシーア派とスンニ派という二つの宗派の対立が土壌
となった、イラクの歴史上最大の破壊行為といえるだろう。しかし外国軍がイ
ラクに侵攻する以前には、こうした宗教的土壌によるシーア派とスンニ派の衝
突は見られなかった。両派の衝突は今回が初めてのものだ。
これに付いて専門家のクレメニック氏は、次のように述べている。
「フセイン政権を打倒したアメリカは、同時にイラク社会の分裂をもたらした。多
くのイラク人は、アメリカの侵攻後イラクの国内情勢が、フセイン時代よりも良く
なったとは思っていない。その結果テロリストたちの活動に望みを賭けている人
々も居る。
武力を見せつれられた人々は、宗派対立でもそれが使えると考えたのだ。
ブッシュ大統領のイラク戦略は、イラクに暴力と恐怖を蔓延らせずにはいないも
のだ。そして現実にそうした状況に陥ってる。」クレメニック氏は、このような見方
を示している。
こうしたテロ事件の背後には、イラクを最終的に内戦状態に陥れる事を目指し、イ
ラク情勢をさらに揺さぶろうとする、本格的な試みが垣間見れる。
シリアやイランをはじめとする近隣諸国との対話を強化しようとする、イラクの現指
導部の試みを失敗させようとする試みも明らかだ。こうしたなか、最近イラクはシリ
アとの国交を復活させた。イラクの友好諸国はこのことを、地域における接近と平
和に向けての一歩として評価している。
しかしイラクのこうした行動に対し敵たちは、一般のスンニ派市民を殺害するという
こ行動に出た。
バグダットのシーア派居住区の爆破を実行した者達は、イラクの外交に先制攻撃を
行うことことを期待していたようだ。
というのも25日の夜、イラク大統領はイランを訪れる予定だったからだ。イランとイラ
クは両国の首脳会談を、現在両国関係と地域の安定に影を落としている、多くの諸
問題に付いての合意を図るための、ひとつの可能性として捕らえている。
観測筋は両国の会談に、シリアが参加する可能性もあると見ている。どんな事があ
ろうともイラク国内における、宗教的な平和を取り戻すための話し合いを、近隣諸国
のリーダー達が行うえで、バグダットでの今回のテロ事件が、その妨げとなってはな
らない。
ロシアはその為に全面的に協力する用意がある。
![]() | シーア派―台頭するイスラーム少数派中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
11月25日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
