ロシアのイワノフ国防相はTV・第1チャンネルからのインタビューに応じ
た中で、NATOの指導部がNATOの拡大は、ロシアに脅威を与えるもの
ではないと発言したことに付いて、これに懐疑的な見方を示した。これ
に関してロシアの声の政治評論委員は、次のようにコメントしている。
イワノフ国防相がこの問題をテーマにコメントするのは、この数日間で2
度目になる。1度目は12月1日のことでモスクワで開催された、CIS・バ
ルト諸国の第一回マスコミフォーラムでの演説でこのテーマに触れた。
その際イワノフ国防相はロシアがNATOの軍事インフラの拡大と、その
ロシア国境への接近に懸念を抱かない訳にはいかないと述べている。
ロシアの懸念は当然のものだ。10年前NATO指導部は、ロシアとの国
境地域に(?)配備しないという約束し、ロシアの立場に理解を示したかの
ように見えた。
しかしイワノフ国防相が言うように、言ってしまえばロシアは騙されたの
だ。それも現実が示しているように、この(?)はNATOの平和的性格が奇
異される影で、こっそりとしかも確実に度合いが増している。
NATOは先日ラトビアで開かれた首脳会議でロシアに対し、平和的性格
を訴えた。
しかしNATOの軍用機やミサイルが中央ヨーロッパで、ユーゴスラビアを
いかに破壊尽くしたかを思い起こすとき、その言葉を頭から信じることは
出来ない。
イワノフ国防相のこうした発言と見解は、単に過去の出来事を根拠として
いる訳ではない。
NATOに付いての解釈、すなわちNATOはゴルフやクリケット、サッカーの
愛好クラブなどではなく軍事、政治同盟なのだという認識が根拠となって
いる。
アメリカはラトビアでのNATOサミットで、NATOを全地球規模の組織とする
ことを提案した。つまりNATOは(?)な性格を持つ政治軍事同盟なのだ。
幸いドイツとフランス、ベルギーの首脳はNATOが世界の憲兵となることに
異議を唱えた。
この3カ国はまさにこの憲兵という言葉を使い、アメリカの発案に否定的な
立場を示したのだ。それにも関わらずアメリカは、ロシアへの面当てのよう
にウクライナとグルジアを、NATOへ組み入れようとする働きかけを強めてい
る。またアメリカはロシアの懸念をよそに、東ヨーロッパ地域へミサイル防衛
システムのための基地の配備を進めている。アメリカはこれらの基地が必
要な理由として、イランや北朝鮮からの脅威を挙げているが、ロシアはこれ
を信じていない。
世界地図を広げてアメリカとそれらの国の位置を見てみれば、ロシアの抱く
疑いも最もなことだと解るだろう。
もちろんそれぞれの国は友好国や同盟国を自由に選ぶ権利を持っている。
しかしロシアはNATOの拡大に無関心ではいられない。そしてそれに見合う
行動に出るだろう。問題はそれで誰が利益を得るかということだ。
最後に考えてみて欲しい。例えばカナダやメキシコが、ロシアと集団安全保
障条約を結んだとすれば、アメリカはどんなに騒然となることだろう。
※(?)は音声が途切れて聴き取れず
12月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
た中で、NATOの指導部がNATOの拡大は、ロシアに脅威を与えるもの
ではないと発言したことに付いて、これに懐疑的な見方を示した。これ
に関してロシアの声の政治評論委員は、次のようにコメントしている。
イワノフ国防相がこの問題をテーマにコメントするのは、この数日間で2
度目になる。1度目は12月1日のことでモスクワで開催された、CIS・バ
ルト諸国の第一回マスコミフォーラムでの演説でこのテーマに触れた。
その際イワノフ国防相はロシアがNATOの軍事インフラの拡大と、その
ロシア国境への接近に懸念を抱かない訳にはいかないと述べている。
ロシアの懸念は当然のものだ。10年前NATO指導部は、ロシアとの国
境地域に(?)配備しないという約束し、ロシアの立場に理解を示したかの
ように見えた。
しかしイワノフ国防相が言うように、言ってしまえばロシアは騙されたの
だ。それも現実が示しているように、この(?)はNATOの平和的性格が奇
異される影で、こっそりとしかも確実に度合いが増している。
NATOは先日ラトビアで開かれた首脳会議でロシアに対し、平和的性格
を訴えた。
しかしNATOの軍用機やミサイルが中央ヨーロッパで、ユーゴスラビアを
いかに破壊尽くしたかを思い起こすとき、その言葉を頭から信じることは
出来ない。
イワノフ国防相のこうした発言と見解は、単に過去の出来事を根拠として
いる訳ではない。
NATOに付いての解釈、すなわちNATOはゴルフやクリケット、サッカーの
愛好クラブなどではなく軍事、政治同盟なのだという認識が根拠となって
いる。
アメリカはラトビアでのNATOサミットで、NATOを全地球規模の組織とする
ことを提案した。つまりNATOは(?)な性格を持つ政治軍事同盟なのだ。
幸いドイツとフランス、ベルギーの首脳はNATOが世界の憲兵となることに
異議を唱えた。
この3カ国はまさにこの憲兵という言葉を使い、アメリカの発案に否定的な
立場を示したのだ。それにも関わらずアメリカは、ロシアへの面当てのよう
にウクライナとグルジアを、NATOへ組み入れようとする働きかけを強めてい
る。またアメリカはロシアの懸念をよそに、東ヨーロッパ地域へミサイル防衛
システムのための基地の配備を進めている。アメリカはこれらの基地が必
要な理由として、イランや北朝鮮からの脅威を挙げているが、ロシアはこれ
を信じていない。
世界地図を広げてアメリカとそれらの国の位置を見てみれば、ロシアの抱く
疑いも最もなことだと解るだろう。
もちろんそれぞれの国は友好国や同盟国を自由に選ぶ権利を持っている。
しかしロシアはNATOの拡大に無関心ではいられない。そしてそれに見合う
行動に出るだろう。問題はそれで誰が利益を得るかということだ。
最後に考えてみて欲しい。例えばカナダやメキシコが、ロシアと集団安全保
障条約を結んだとすれば、アメリカはどんなに騒然となることだろう。
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※(?)は音声が途切れて聴き取れず
12月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル