12月4日イギリスの警察当局から派遣された捜査グループがモスクワに
到着する。このグループは先月23日、ロンドンで放射性物質ポロニウム
210によるものと見られる、中毒症状で死亡したFSBロシア連邦保安局の
元職員リトビネンコ氏の死の原因に付いて調査することを目的としている。
現在のところリトビネンコ氏の遺体を解剖して得られた結果は、まだ公表
されていない。一方でイギリスの多くのジャーナリストは、公式の発表が
行われていない状態で、この事件にロシアが関与しているかのような報
道を展開している。しかもこうした報道の多くがロンドンに亡命している、ロ
シアの政商ベレゾフスキーの声明を論拠としている。これに対してロシア
のラブロフ外相は、イギリスのマーガレット・ベケット外相との会談を終えた
後、次のように述べている。
「私はベケット外相にイギリス警察当局がロシア側に対して、何か具体的
な質問をしたがっているのかどうかを尋ねたが、今のところはまだ質問を
準備している段階だとした。従って現在はイギリス側の反応を待っている
ところだ。イギリス側がこうした質問を用意し、然るべきルートを通じてロシ
ア側に送ってきたなら、こちらとしてもその内容に付いて詳細に検討する
つもりだ」ラブロフ外相はこのように述べている。
今回モスクワ入りするイギリスの捜査グループは、リトビネンコ氏が発病し
た11月1日、ロンドンでリトビネンコ氏と会ったロシア人と会見することにな
っている。
すでにイギリスの警察はリトビネンコ氏が亡くなる直前に立ち寄った数箇所
から、放射性物質が検出された事実を明らかにしているが、その中にはベ
レゾフスキのオフィスや、チェチェン分離主義勢力のリーダーの一人ザカエフ
の車なども含まれているという。一方、複数のイギリスの新聞はリトビネン
コ氏が犠牲者ではなく、むしろ容疑者の一人だったのではないかとの見方
を示している。例えばNews of world紙はリトビネンコ氏自身がポロニウム2
10をイギリスにという説を紹介している。また週刊誌(?)誌は情報機関からの
データを元に、リトビネンコ氏が国際テロ組織アルカイダによる核爆弾製造
計画に加わっていたと書いている。
こうした事情か明らかにされないことにより、イギリスの議会は政府に対しベ
レゾフスキやザカエフ、或いはリトビネンコ氏のような人物の亡命を受け入れ
る際、より慎重になるべきだと呼びかけた。
例えば保守党のハンズ委員は、政治亡命者達がしばしばイギリスの国益を
損なっている状況に感慨、亡命希望者に対しては、よりねんみつな調査を行
うよう政府に要求している。
イギリスの警察はその捜査能力と責任感で知られており、リトビネンコ氏死亡
事件に関しても捜査のために大きなエネルギーを傾けている。
そしてロシアの駐イギリス大使館は、イギリスの捜査当局に協力している。ロ
シアもこの事件の真相解明と犯人の処罰に関しては、イギリスに劣らぬほど大
きな関心を示しているとの立場をとっている。
※(?)は音が途切れて聞き取れず。最近また同局の音声が途切れる現象が起き
ている。早急な改善を求む。
12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル

到着する。このグループは先月23日、ロンドンで放射性物質ポロニウム
210によるものと見られる、中毒症状で死亡したFSBロシア連邦保安局の
元職員リトビネンコ氏の死の原因に付いて調査することを目的としている。
現在のところリトビネンコ氏の遺体を解剖して得られた結果は、まだ公表
されていない。一方でイギリスの多くのジャーナリストは、公式の発表が
行われていない状態で、この事件にロシアが関与しているかのような報
道を展開している。しかもこうした報道の多くがロンドンに亡命している、ロ
シアの政商ベレゾフスキーの声明を論拠としている。これに対してロシア
のラブロフ外相は、イギリスのマーガレット・ベケット外相との会談を終えた
後、次のように述べている。
「私はベケット外相にイギリス警察当局がロシア側に対して、何か具体的
な質問をしたがっているのかどうかを尋ねたが、今のところはまだ質問を
準備している段階だとした。従って現在はイギリス側の反応を待っている
ところだ。イギリス側がこうした質問を用意し、然るべきルートを通じてロシ
ア側に送ってきたなら、こちらとしてもその内容に付いて詳細に検討する
つもりだ」ラブロフ外相はこのように述べている。
今回モスクワ入りするイギリスの捜査グループは、リトビネンコ氏が発病し
た11月1日、ロンドンでリトビネンコ氏と会ったロシア人と会見することにな
っている。
すでにイギリスの警察はリトビネンコ氏が亡くなる直前に立ち寄った数箇所
から、放射性物質が検出された事実を明らかにしているが、その中にはベ
レゾフスキのオフィスや、チェチェン分離主義勢力のリーダーの一人ザカエフ
の車なども含まれているという。一方、複数のイギリスの新聞はリトビネン
コ氏が犠牲者ではなく、むしろ容疑者の一人だったのではないかとの見方
を示している。例えばNews of world紙はリトビネンコ氏自身がポロニウム2
10をイギリスにという説を紹介している。また週刊誌(?)誌は情報機関からの
データを元に、リトビネンコ氏が国際テロ組織アルカイダによる核爆弾製造
計画に加わっていたと書いている。
こうした事情か明らかにされないことにより、イギリスの議会は政府に対しベ
レゾフスキやザカエフ、或いはリトビネンコ氏のような人物の亡命を受け入れ
る際、より慎重になるべきだと呼びかけた。
例えば保守党のハンズ委員は、政治亡命者達がしばしばイギリスの国益を
損なっている状況に感慨、亡命希望者に対しては、よりねんみつな調査を行
うよう政府に要求している。
イギリスの警察はその捜査能力と責任感で知られており、リトビネンコ氏死亡
事件に関しても捜査のために大きなエネルギーを傾けている。
そしてロシアの駐イギリス大使館は、イギリスの捜査当局に協力している。ロ
シアもこの事件の真相解明と犯人の処罰に関しては、イギリスに劣らぬほど大
きな関心を示しているとの立場をとっている。
※(?)は音が途切れて聞き取れず。最近また同局の音声が途切れる現象が起き
ている。早急な改善を求む。
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12月4日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
