ロシア政府は中東の自分達にとって、都合の悪い体制を転覆させようとする西側の試みは容認しがたいと考えている。
ラブロフ外相はロシア議会下院でこの件に触れ、西側が国際的な変革の波を、経済的なものも含めて、自分達の利益のために利用しようとする事を許してはならないと述べた。
ラブロフ外相は、中東及び北アフリカの情勢をコメントし、世界中の革命を刺激しようとのアピールは無責任であるとと指摘し、次のように続けている。
「必要不可欠なのは対話を基本に改革を実施する事であり、さもなければ、かの地で生じている出来事に、世界の他の地域も呼応し飛び火てしまう。
国連安全保障理事会でのシリアに関するロシアの立場が批判されているが、イエメンでの状況は容易でない。イエメンでの衝突では、政府のメンバーさへも重傷を負っている。
それなのに国連安保理事会の誰も注意を払ってはいない。イエメンの在野勢力のかなりの部分が、紛れもないテロリストなのにである。
リビアに付いて言えばイギリスは蜂起軍に対して、防弾チョッキや治安機関用のユニフォーム、また通信手段を送る予定だ。
これに先立ちフランスがパラシュートを落として、リビアへ地上の国境を通じて、軽量級の戦車数台を含め40トンもの武器を、反政府側に渡したとの情報が入ってきた」
このように伝えたラブロフ外務大臣は、さらに次のように手厳しくコメントしている。
「ロシアはフランスに対し、本当にリビア反政府勢力に武器を供与しているのかどうか、この情報の真偽を照会した。現在、回答を待っている。
もしそれが回答されれば、コンセンサスによって採択された1970年の決議に著しく違反するものだ」
ラブロフ外相は、このように手厳しくコメントしている。
外相は又、公然とNATOを非難した。というのはリビアで戦っている多国籍軍を形作っているのが、他ならぬNATO諸国の軍隊だからだ。
ロシア政府はリビア問題意外にも、NATOに対し又別の要求も持っている。主なものはアメリカが自国のMD・ミサイル防衛システム関連施設が、ロシア領を標的にしていない事を、法律的な拘束力のある形で保障すべきだとする要求だ。
これに関する文書は、一月前フランスのドーヴィルで行われたG8サミットでの調印が予定されていたが、最後の最後になってアメリカのオバマ大統領が考え直したという経緯がある。
ヨーロッパに共同でMD システムを作ろうと計画しながら、アメリカ政府は新しいシステムを構築するつもりはないようだ。ラブロフ外相はMDをめぐるアメリカとの交渉は続いているが、今のところ大きな成功は収められていないと認めた。
交渉は7月4日月曜日、ロシアNATO理事会が開かれるソチで続けられる予定だ。
メドヴェージェフ大統領は会議の参加者と会う他、ラスムセン事務総長とも個別に会談する。ロシアのロゴジン・NATO大使はメドヴェージェフ大統領は、そしで目と目を合わせて、今後の展望はどんなものか、また如何なる複雑かつ困難な問題が存在しているのか、如何ににしてそれらを解決し得るのかに付いて、直接発言する機会を得るだろう。このように指摘している。
7月1日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
ラブロフ外相はロシア議会下院でこの件に触れ、西側が国際的な変革の波を、経済的なものも含めて、自分達の利益のために利用しようとする事を許してはならないと述べた。
ラブロフ外相は、中東及び北アフリカの情勢をコメントし、世界中の革命を刺激しようとのアピールは無責任であるとと指摘し、次のように続けている。
「必要不可欠なのは対話を基本に改革を実施する事であり、さもなければ、かの地で生じている出来事に、世界の他の地域も呼応し飛び火てしまう。
国連安全保障理事会でのシリアに関するロシアの立場が批判されているが、イエメンでの状況は容易でない。イエメンでの衝突では、政府のメンバーさへも重傷を負っている。
それなのに国連安保理事会の誰も注意を払ってはいない。イエメンの在野勢力のかなりの部分が、紛れもないテロリストなのにである。
リビアに付いて言えばイギリスは蜂起軍に対して、防弾チョッキや治安機関用のユニフォーム、また通信手段を送る予定だ。
これに先立ちフランスがパラシュートを落として、リビアへ地上の国境を通じて、軽量級の戦車数台を含め40トンもの武器を、反政府側に渡したとの情報が入ってきた」
このように伝えたラブロフ外務大臣は、さらに次のように手厳しくコメントしている。
「ロシアはフランスに対し、本当にリビア反政府勢力に武器を供与しているのかどうか、この情報の真偽を照会した。現在、回答を待っている。
もしそれが回答されれば、コンセンサスによって採択された1970年の決議に著しく違反するものだ」
ラブロフ外相は、このように手厳しくコメントしている。
外相は又、公然とNATOを非難した。というのはリビアで戦っている多国籍軍を形作っているのが、他ならぬNATO諸国の軍隊だからだ。
ロシア政府はリビア問題意外にも、NATOに対し又別の要求も持っている。主なものはアメリカが自国のMD・ミサイル防衛システム関連施設が、ロシア領を標的にしていない事を、法律的な拘束力のある形で保障すべきだとする要求だ。
これに関する文書は、一月前フランスのドーヴィルで行われたG8サミットでの調印が予定されていたが、最後の最後になってアメリカのオバマ大統領が考え直したという経緯がある。
ヨーロッパに共同でMD システムを作ろうと計画しながら、アメリカ政府は新しいシステムを構築するつもりはないようだ。ラブロフ外相はMDをめぐるアメリカとの交渉は続いているが、今のところ大きな成功は収められていないと認めた。
交渉は7月4日月曜日、ロシアNATO理事会が開かれるソチで続けられる予定だ。
メドヴェージェフ大統領は会議の参加者と会う他、ラスムセン事務総長とも個別に会談する。ロシアのロゴジン・NATO大使はメドヴェージェフ大統領は、そしで目と目を合わせて、今後の展望はどんなものか、また如何なる複雑かつ困難な問題が存在しているのか、如何ににしてそれらを解決し得るのかに付いて、直接発言する機会を得るだろう。このように指摘している。
7月1日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル