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グリーンエネルギーは果たして安全か(2)

2011-07-25 | ラジオ
ロシア自然保護センター・産業活動エコロジー(課)化プログラム担当者は、ロシアの声の取材に対し次のように述べている。
「グリーンエネルギーといえども安全である訳ではない。我々は、より害の少ないものを選ぼうとしているに過ぎない。環境学的に見て絶対的にクリーンなエネルギーなど存在しないのだ。
全て大なり小なり環境に影響を与える。太陽電池は巨大な量のケイ素を必要とする。
専門家達は有害なケイ素を用いない太陽電池が現れるのは、まだ10年か20年先の事と見ている。
とはいえ太陽電池が割れたりしなければ危険はない。
次に風力発電だが1970年代半ばに、初めてドイツで実用化された時、強い振動が発生し周辺住民を悩ました。
裁判が起こされ結局、風力発電所は閉鎖命令を受けている。その後、改良が重ねられ、200メートル離れればもう騒音が気にならない、強力なタービンが開発された。
しかし越冬地から営(???)へと、また逆に営巣地から越冬地へと何日も旅をし、大抵飛びながら眠る渡り鳥にとって風力発電所は基本的に危険な存在となる」
担当者は、このようにコメントしている。

一方、原子力エネルギーでも本格的な近代化が始まった。ロシアではすでに福島の教訓を考慮に入れた、EUの安全基準に見合った原子力発電所プロジェクトが存在する。
特に新世代の原発は、例え航空機がそこに墜落したとしても耐えられるように建設されている。
(もう建設されているの???)

このように我々は如何に、より安全なエネルギー源を手に入れるかという、選択の岐路に立たされている訳だが、やはり先ず前面に出てくる問題は、何と言っても掛かるコストの問題だ。
太陽熱発電や風力発電は原子力発電に比べ、現段階では2倍から5倍も高くつくものだ。 
ヨーロッパではドイツやスイス、イタリアが原子力発電中止したが、自分達が必要とする電力を十分供給できるか不安が出ており、隣国であるフランスはすかさず、自国の原発で生産する電力の提供を申し出ている。
また中国はドイツの原発(男性アナウンサーは「げんばつ」)の専門家達を招き、自国の原発で雇い入れても構わないとの立場を明らかにしている。

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

7月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
コメント (2)
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