商業的にコマーシャル面で、高い成功の潜在的な可能性を秘めたプロジェクトは魅力的だが同時にリスクも大きいものだ。
モスクワで開かれた年一度のフォーラム・ビジネスのための投資では、ベンチャー企業に、ま、いわゆる賢いマネーを投資した経験が一つのテーマになった。
ベンチャー企業、ベンチャー市場への投資がリスクを伴うものである事は、よく知られている。
リスクあるプロジェクトに投資された資金は賢いマネーとも言われる。資金が提供される先は、科学、学術関係から食料品部門まで、また発明から現在ある会社まで幅広くまた様々だ。
ロシアベンチャーカンパニー・投資鑑定部のリャザンツェフ部長はVORのインタビューに、次のように話してくれた。
「諸外国のベンチャー分野では、大きなインダストリアル部門が生じ、そこから産業が変化してきている。ロシアにもベンチャー市場は、もちろん存在するが、多くの点でそれは国の努力のお陰だ。
発展の初期の段階において、国家は企業支援のため資金を拠出している。もちろんベンチャーフォンドもある。
民間のものも、また半官半民のものもあり、その資本はかなりのものだ。現在のロシアでは金融危機の後遺症に耐えている、他の若干の先進諸国に比べて、かえって投資先を見つけるのは容易だ。
投資の成果は、それが行われて直ぐに見たいものだが、ベンチャー市場の場合、投資は長年行われ、その成果が見られるのは3年か5年あるいは7年先だととよく言われる。
しかしその成果は収益率で、銀行の利率に比べ比較にならないほど高いものだ。投資家は非常に大きなリスクを背負う。それ故に大きな収入を期待するのだ。
ロシアには私たちのロシアベンチャーカンパニーが、資金を融資する会社がいくつかある。
それらの会社は大変時代の先を行った開発を手がけている。例えばスペクトロリュクスという会社があるが、この会社はユニークな特徴を持ったグリーンレザーを開発した。
このレザーは携帯電話で写真を撮ったり、またその写真を画面に映すために必要なものだ。
スペクトロリュクス社は、そうしたレザーを開発したばかりではなく、価格も大変低く抑える事に成功した。現在、シリーズ化された製品を準備中だ。
世界各地の大手企業は、この製品をテストし、高い評価を与えた。私たちはこの製品が、本格的に世界市場に進出するものと期待している。世界の有名企業のお墨付きを貰ったのですから、製品の良さは証明済みだ。
また他の分野でも良い例がある。ここ数年でロシアの交通管制制御市場の35%から40%を占めるまでに発展した、ロシアイノヴェーションテクノロジーだ。
この会社は順調に成長し、昨年の夏、ロシアの株式に上場された。最初の株券が発行され、ロシア内外の投資家達が、それを手に入れている。
今申し上げたような、こうした会社の経験は、アイデアが生まれてから株式の上場まで、つまり会社の資本主義化の最高レベルまで、ロシアでは投資の連鎖がすでに働いている事を示す実例と言ってよいと思う」
部長はロシアの声に対して、こんなふうに話してくれた。
7月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル
モスクワで開かれた年一度のフォーラム・ビジネスのための投資では、ベンチャー企業に、ま、いわゆる賢いマネーを投資した経験が一つのテーマになった。
ベンチャー企業、ベンチャー市場への投資がリスクを伴うものである事は、よく知られている。
リスクあるプロジェクトに投資された資金は賢いマネーとも言われる。資金が提供される先は、科学、学術関係から食料品部門まで、また発明から現在ある会社まで幅広くまた様々だ。
ロシアベンチャーカンパニー・投資鑑定部のリャザンツェフ部長はVORのインタビューに、次のように話してくれた。
「諸外国のベンチャー分野では、大きなインダストリアル部門が生じ、そこから産業が変化してきている。ロシアにもベンチャー市場は、もちろん存在するが、多くの点でそれは国の努力のお陰だ。
発展の初期の段階において、国家は企業支援のため資金を拠出している。もちろんベンチャーフォンドもある。
民間のものも、また半官半民のものもあり、その資本はかなりのものだ。現在のロシアでは金融危機の後遺症に耐えている、他の若干の先進諸国に比べて、かえって投資先を見つけるのは容易だ。
投資の成果は、それが行われて直ぐに見たいものだが、ベンチャー市場の場合、投資は長年行われ、その成果が見られるのは3年か5年あるいは7年先だととよく言われる。
しかしその成果は収益率で、銀行の利率に比べ比較にならないほど高いものだ。投資家は非常に大きなリスクを背負う。それ故に大きな収入を期待するのだ。
ロシアには私たちのロシアベンチャーカンパニーが、資金を融資する会社がいくつかある。
それらの会社は大変時代の先を行った開発を手がけている。例えばスペクトロリュクスという会社があるが、この会社はユニークな特徴を持ったグリーンレザーを開発した。
このレザーは携帯電話で写真を撮ったり、またその写真を画面に映すために必要なものだ。
スペクトロリュクス社は、そうしたレザーを開発したばかりではなく、価格も大変低く抑える事に成功した。現在、シリーズ化された製品を準備中だ。
世界各地の大手企業は、この製品をテストし、高い評価を与えた。私たちはこの製品が、本格的に世界市場に進出するものと期待している。世界の有名企業のお墨付きを貰ったのですから、製品の良さは証明済みだ。
また他の分野でも良い例がある。ここ数年でロシアの交通管制制御市場の35%から40%を占めるまでに発展した、ロシアイノヴェーションテクノロジーだ。
この会社は順調に成長し、昨年の夏、ロシアの株式に上場された。最初の株券が発行され、ロシア内外の投資家達が、それを手に入れている。
今申し上げたような、こうした会社の経験は、アイデアが生まれてから株式の上場まで、つまり会社の資本主義化の最高レベルまで、ロシアでは投資の連鎖がすでに働いている事を示す実例と言ってよいと思う」
部長はロシアの声に対して、こんなふうに話してくれた。
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7月26日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル