中学校に比べて、高校時代は成績が落ちていった。
どこまで落ちたかは覚えていない。しかし、偏差値は覚えている。
40台だった。どこの大学にも入れませんっていうレベル。
なぜこうなったのか。中学時代は学年で2位が一度で3位が定位置だったのに。
勉強を全くしなかったからなんですねぇ。勉強をしろしろと親に言われると反発してた
わけであって、「言わないと勉強しない」と思っている親たちに反抗してたんですね。
勉強しろと言われている間は勉強はしないという背水の陣で構えていたのです。
そんな状態でも、国語で学年1位になって張り出されたことがある。二位とは大差で。
まぁ周囲の雰囲気は、きっとフロック視してたんだと思いますね。全然フィードバックが
無かったから。
で、浪人するわけです。予備校に入った。
「勉強すれ」とうるさくいって、こっちの自由意志や思考を停止させるような
「させるもの」として扱われるのがイヤだったことから抜け出した。
学生会館に入って、元々勉強する欲っていうのはあるから、朝6時に起床して夜10時に
就寝するという生活の中に勉強を詰め込んだ。このときの生活のリズムたるや人生最高の
バランスでした。予習復習に英単語や現代語の勉強までやり、どんどん基礎レベルから
叩きなおした。
そして迎えた模擬試験。予備校入学から約一ヶ月がたっていました。
その頃の僕のスタンスは模擬試験であろうとも、わからない問題はあてずっぽで答えを
埋めずに空欄のままにしておくということでした。より正確に自分の実力を見極める
ためです。
より自由に自分の意思でやってきた一ヶ月の結果は偏差値が20アップしました。
偏差値61。希望校合格ラインにいました。まぁね、あんまり難しい大学を狙って
なかったんです。大学の4年間でやりたいことをやるのがテーマでした。
まぁ、この大学時代のやりたいことやったことについてはいつか書きます。
僕のいた予備校のクラスは最下級のクラスで、このとき偏差値を60を超えたのは
7,8人くらいいたのかな。名前を呼ばれたのを覚えています。
干渉されずにね自由にマイペースにやらせてもらえれば結果は出せるんです。
この模擬試験の後、もう一つ受けたのも結果は良かったはず。そこでもう、
来年の入試はクリアしたなと踏んで、勉強しなくなりましたね。5月のことでした。
で、本番はちゃんと受かった。
やっぱりね、僕の人生の中のテーマには「被干渉」っていうのがあるんですよ。
最も嫌悪し、自分の能力が削られていくものが干渉なんです。
10代の頃なんかは、干渉に大して、鋭角的なとげとげしい感情を発現してしまって、
破滅的な方向へ行ってしまったものです。最近は家庭内では、
入試のときのように殺伐とはしていないので、干渉を受けても普通に返事を返せ
ますけれど、それだってまだわからんって感じがしますからね。
僕自身の干渉を嫌悪する気持ちは周囲にはわかられていないでしょうから。
またシリアスな状況になったときに争いが始まるかもしれませんね。
僕は10年前に比べてよっぽど丸くなったような気がしています。
大学での一人暮らしの良い面が僕をそうしたのでしょう。
うちの親もなぁ、1日2日のスパンでものを言うのがね、ちょっとそれは違うといいたい。
1年2年のスパンで考えて欲しいなと思います。
きっとこの文章も世の高校生や中学生に共感をいただけるんじゃないかとも
思ってるんですよ。子供に見られたうえでの外圧ってうざいからねぇ。