ティム・バートン監督の最新作
『アリス・イン・ワンダーランド』を観てきました。
ジョニー・デップが演じたということで公開前から随分と目立っていた
マッドハッター(帽子屋)が、映画の中で空回りしていないか、
主演以上に出番の多いキャラクターになっていないか心配
だったのですが、そこはそこ、重要な役どころではありましたが、
アリスを食ってしまうほどではなくて安心しました。
というか、アリスの続編を作ることになって、
原作のキャラクターを生かそうとしたら、帽子屋くらいしか
残っていなかったんだろうなぁ。選択の余地なしだったかな。
アリスを演じたのは、新人なのだろうか、
ミア・ワシコウスカという娘さん。
見たことがない女優さんだけに、以前にやった役からの
イメージがなく、かなりストレートに彼女をアリスとして
飲み込めました。欲を言えば、もうちょっと深いところを
見つめることができるような瞳をしていたら良かったかな。
芯がありそうに見えるのはアリス的ともとれますが。
さて、映画のほうはどうだったかと。
原作のアリス二作は、ストーリーよりも、言葉遊びや発想の力などが
作品の魅力でした。
映画でも、そんなようなところがありました。
ストーリーは単純ですし、最初から道筋が見えているところもある。
でも、ふしぎの国が舞台で、出てくるキャラクターは原作からのものですから、
キャラクター力というものは、原作から継承されています。
大事な、キャラのヴィジュアル面も、さすがはティム・バートンなので、
「これはすごい!」っていうほどではありませんが、
恐れ多くも、言わせてもらえば、そつなく及第点の出来ですか。
チェシャ猫は可愛かったですね、ぬいぐるみがあったら売れそう。
ストーリーは単純と書きましたが、
原作二作から、見劣りせず、でしゃばり過ぎずといった
地点でまとまっていると思います。
それでも、どうなのかな、終止符を打つような位置づけの物語
なんだろうけれど、クライマックスがああいう方面っていうのが
ちょっと残念でした。ルイス・キャロルならそうはしなかったでしょうね。
ちょっと安易かなぁ、と、アリス大好きな人だったら、ため息を
ついているかもしれないです。
でも、アリスの『可能性の未来』として楽しむならば、
本作には満足できるのだと思います。
いろいろしゃべりちらかしておりますが、
アリスとティム・バートンの融合という点では、
心躍る映画に間違いなかったです。
たまらず、女の子が付けたらかわいいだろうという
ストラップを買ってしまいました。
映画のグッズを買うのなんて、いつ以来でしょうね。
さっき、前の記事のResoさんへのレスコメで書かせてもらったのですが、
この映画はですね、原作を踏まえおかないといけないのかといえば、
とりあえず、『ふしぎの国』のおおまかなストーリーや
『ふしぎの国』と『鏡の国』のキャラクターがどういうのが
いるのかっていうのをふまえているだけでも違うと思います。
原作とはまるっきり別物っていう映画ではなかったです。
なにはともあれ、夢のある映画でした。
ティム・バートンの映画の中では、たぶん、
『エド・ウッド』『ビッグ・フィッシュ』にもあった、
優しさみたいなのが、ちょっくらブレンドされている種類のもののようにも
感じましたが、いかほどでしょうか。
『アリス・イン・ワンダーランド』を観てきました。
ジョニー・デップが演じたということで公開前から随分と目立っていた
マッドハッター(帽子屋)が、映画の中で空回りしていないか、
主演以上に出番の多いキャラクターになっていないか心配
だったのですが、そこはそこ、重要な役どころではありましたが、
アリスを食ってしまうほどではなくて安心しました。
というか、アリスの続編を作ることになって、
原作のキャラクターを生かそうとしたら、帽子屋くらいしか
残っていなかったんだろうなぁ。選択の余地なしだったかな。
アリスを演じたのは、新人なのだろうか、
ミア・ワシコウスカという娘さん。
見たことがない女優さんだけに、以前にやった役からの
イメージがなく、かなりストレートに彼女をアリスとして
飲み込めました。欲を言えば、もうちょっと深いところを
見つめることができるような瞳をしていたら良かったかな。
芯がありそうに見えるのはアリス的ともとれますが。
さて、映画のほうはどうだったかと。
原作のアリス二作は、ストーリーよりも、言葉遊びや発想の力などが
作品の魅力でした。
映画でも、そんなようなところがありました。
ストーリーは単純ですし、最初から道筋が見えているところもある。
でも、ふしぎの国が舞台で、出てくるキャラクターは原作からのものですから、
キャラクター力というものは、原作から継承されています。
大事な、キャラのヴィジュアル面も、さすがはティム・バートンなので、
「これはすごい!」っていうほどではありませんが、
恐れ多くも、言わせてもらえば、そつなく及第点の出来ですか。
チェシャ猫は可愛かったですね、ぬいぐるみがあったら売れそう。
ストーリーは単純と書きましたが、
原作二作から、見劣りせず、でしゃばり過ぎずといった
地点でまとまっていると思います。
それでも、どうなのかな、終止符を打つような位置づけの物語
なんだろうけれど、クライマックスがああいう方面っていうのが
ちょっと残念でした。ルイス・キャロルならそうはしなかったでしょうね。
ちょっと安易かなぁ、と、アリス大好きな人だったら、ため息を
ついているかもしれないです。
でも、アリスの『可能性の未来』として楽しむならば、
本作には満足できるのだと思います。
いろいろしゃべりちらかしておりますが、
アリスとティム・バートンの融合という点では、
心躍る映画に間違いなかったです。
たまらず、女の子が付けたらかわいいだろうという
ストラップを買ってしまいました。
映画のグッズを買うのなんて、いつ以来でしょうね。
さっき、前の記事のResoさんへのレスコメで書かせてもらったのですが、
この映画はですね、原作を踏まえおかないといけないのかといえば、
とりあえず、『ふしぎの国』のおおまかなストーリーや
『ふしぎの国』と『鏡の国』のキャラクターがどういうのが
いるのかっていうのをふまえているだけでも違うと思います。
原作とはまるっきり別物っていう映画ではなかったです。
なにはともあれ、夢のある映画でした。
ティム・バートンの映画の中では、たぶん、
『エド・ウッド』『ビッグ・フィッシュ』にもあった、
優しさみたいなのが、ちょっくらブレンドされている種類のもののようにも
感じましたが、いかほどでしょうか。