読書。
『RIO』 高野寛
を読んだ。
デビュー25周年を迎えた(おめでとうございます)ミュージシャン、高野寛さんの
エッセイ付きのブラジル・リオデジャネイロの写真集。
光が輝いていても、高野さんの写真ってあまり眩しい感じがしない。
それどころか、曇り空を含めた構図なんかが逆に印象的に感じられるような写真だったりする。
そして、リオを撮っているので、もちろん、そこの空気を伝えるものだったりするのだけれど、
この場合、写真家としての高野寛さんのヴィジョンとシャッターを押す感覚が創作的なのが、
アウトプットされた写真たちをみてみるとよくわかる。
撮り手の意図と、被写体となった空間がみせるそのときの表情が、
こういう形でマッチングしたのだな、というように楽しめる。
そこには、たぶんに、高野さんのクリエイティブ運として、
他の人には出合えない面白いシーンとめぐりあい、
そこでちょちょいと高野さんの感覚がぶつかりあって、
出来あがっている写真たちのような気さえする。
いや、目ざとく、僕らだったら気がつかなかったり、
流してしまうようなシーンを、拾い上げるフィルターを持っていて、
そこでその素材を料理しているのかもしれない。
総じていえば、そんなクリエイティビティを感じさせながら、
いたずらっぽいポップさがうかがえる写真集だった。
エッセイのほうは、おもに、ブラジルと高野さんの付き合いって
こうこう、こういう感じなんだ、というのと、ブラジル、
ひいてはリオってこういうところでこういう人たちがいるんだ、
という紹介といった内容だった。
淡々として抑制の効いたクセのない文章で、
そのおかげで伝えようとされていることが、
ストレートに伝わりやすくなっているように読み受けた。
ミュージシャンだからといって、
俺だ!俺だ!っていうような文章ではない(それは肉体派ロッカーかな)。
この写真集と時期をほぼ同じくして「TRIO」という新アルバムも発表されていて、
それはアマゾンで買ったのだけれども、まだ未開封という状態なのだった。
でも気になって、YouTubeでオープニングの曲を聞いたのだけれど、
とてもいい空気感に仕上がっていたので、近いうちに聴くのを楽しみにしている。
読んだ時間が、ブレイクタイムになるような写真集。
『RIO』 高野寛
を読んだ。
デビュー25周年を迎えた(おめでとうございます)ミュージシャン、高野寛さんの
エッセイ付きのブラジル・リオデジャネイロの写真集。
光が輝いていても、高野さんの写真ってあまり眩しい感じがしない。
それどころか、曇り空を含めた構図なんかが逆に印象的に感じられるような写真だったりする。
そして、リオを撮っているので、もちろん、そこの空気を伝えるものだったりするのだけれど、
この場合、写真家としての高野寛さんのヴィジョンとシャッターを押す感覚が創作的なのが、
アウトプットされた写真たちをみてみるとよくわかる。
撮り手の意図と、被写体となった空間がみせるそのときの表情が、
こういう形でマッチングしたのだな、というように楽しめる。
そこには、たぶんに、高野さんのクリエイティブ運として、
他の人には出合えない面白いシーンとめぐりあい、
そこでちょちょいと高野さんの感覚がぶつかりあって、
出来あがっている写真たちのような気さえする。
いや、目ざとく、僕らだったら気がつかなかったり、
流してしまうようなシーンを、拾い上げるフィルターを持っていて、
そこでその素材を料理しているのかもしれない。
総じていえば、そんなクリエイティビティを感じさせながら、
いたずらっぽいポップさがうかがえる写真集だった。
エッセイのほうは、おもに、ブラジルと高野さんの付き合いって
こうこう、こういう感じなんだ、というのと、ブラジル、
ひいてはリオってこういうところでこういう人たちがいるんだ、
という紹介といった内容だった。
淡々として抑制の効いたクセのない文章で、
そのおかげで伝えようとされていることが、
ストレートに伝わりやすくなっているように読み受けた。
ミュージシャンだからといって、
俺だ!俺だ!っていうような文章ではない(それは肉体派ロッカーかな)。
この写真集と時期をほぼ同じくして「TRIO」という新アルバムも発表されていて、
それはアマゾンで買ったのだけれども、まだ未開封という状態なのだった。
でも気になって、YouTubeでオープニングの曲を聞いたのだけれど、
とてもいい空気感に仕上がっていたので、近いうちに聴くのを楽しみにしている。
読んだ時間が、ブレイクタイムになるような写真集。