Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

涼シイ夏

2007-07-31 21:49:45 | days
この北海道の片田舎の夏は、例年よりも涼しく経過していっています。
地球温暖化といわれていますが、近視眼的にみると、
全然そうではないように見えてしまいます。
しかし、これは地球温暖化の気候異変による影響なのかもしれないからね。
北海道は涼しくとも、北極の氷床は溶けて崩れ去っていき、
シロクマたちは右往左往している。
選挙で大敗した自民党のCMに、日本が環境問題において世界の先頭を切って
対処していきます、みたいなのがあったけれど、
ヨーロッパ先進国に比べてまったく、自然エネルギーへの転換路線が進んでいない
んですよね。これはちゃんちゃらおかしいや。中身の伴わない標語。
最近の政府のやってることや、やろうとしていることも、これと同じように、
現実に即していない政治のように見えるんじゃないかなぁ。
今やるべきことをちゃんと見据えていない政治のように見えてしまう。
だから参院選で大敗したんじゃないのと思えてきます、
ま、年金問題とか閣僚の失言とかがあったからなんだろうけどね。
とにかく今は、年金問題と格差問題と環境問題だわな。
憲法9条は維持していけばいいんじゃないの。自衛軍なんかいらなくないかい。
そんなことを考える、七月最終日でしたー。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石沢雅史トイウ人(アトガキニカエテ)

2007-07-30 00:03:01 | Fish On The Boat
石沢雅史から電話がかかってきたのは、午後6時半を少し過ぎた頃だった。
もちろん、このブログに対して言いたいことがあるから電話をよこしたのだ。
「ジンギスカンの話はするな」と石沢は声のトーンを落とし、静かな声で抗議した。
客観的にあの出来事を語っているのを読んでみると、
悲しすぎたから、というのがその理由である。
彼のために書いておくが、このブログの記事を読むだけだと、
石沢雅史という人間は、欲望に凝り固まりながらも柔弱であり、
スケールが小さいながらも独断的な傾向にある人間のように思えるだろう
(そしてそこには常人からちょっとはみ出したようなおかしさもあるし、
常人的なおかしさも含まれている)。
しかしそれは、彼の人生の、ある部分では特殊な
ごくごく一部を切り取って見せたからであって、
現実に接してみる彼は、どちらかといえば気さくで、ほがらかな人物である。
それゆえに、逆説的に彼のことを書いてみようと思いたったのだ。
またいつか、石沢雅史という人について何か書く日があるかもしれない。
そのときは今回とはまた違った方向性のものになるだろう。
そうなるまでは書かないつもりだ。

なーんてね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

vs韓国

2007-07-29 00:54:53 | スポーツ
サッカーアジアカップ2007、3位決定戦の対韓国戦。
スコアは0-0・PK6-5で負けてしまい、四位という結果に終わった。
後半の早い時間帯から相手が2枚目のイエローカードをもらって退場して
10人になったのに日本は攻めきれなかった。
何度かの本当に決定的なチャンスを決めきれず阻まれたあたり、
運のなさも感じますが、今やっているサッカーの限界なのかもしれません。
今回は今までと違って、日本は縦にパスを入れる機会が多かった。
4-5-1のシステムで、MFの飛び出しを狙ったものだと思うが、
どうも、そういった戦術が相手にとって読みやすいものだったように思えてなりません。
意表をつく攻撃ができないところに、チームとしての決定力のなさを感じます。
パスを出す者、受ける者、双方のアイデアが低い次元でおさまっていたような
印象を受けてしまいます。まぁね、戦術うんぬん、そんな詳しいわけじゃないのに
辛いことをいってもしょうがないんだけどね、えらい残念だから言ってしまいます。
選手で言えば、加地の攻撃面での精度に問題があるかもしれません。
とにかくね、今のチームは良い子すぎるところがあります。
もうちょっと自分を出しつつ、なおかつ組織としてまとまるようなチームを
目指して欲しいなぁと思います。
ジーコジャパンの時よりも弱くなっているとか、同じだなんて書かれているのを
読みましたが、オシムジャパン発足時には間違いなくジーコジャパンより
弱かったです。それをオシムが目指すチーム作りをするために、その土台作りから
見守ってきて、今、その第二段階となる欧州組との融合をとげたばかりですからね、
ジーコジャパンと比較するのもナンセンスなのではないでしょうか。
これからW杯アジア予選を戦って本選出場を決めようとする時にジーコジャパンよりも
強くなっていればいいのです。まだまだ発展途上で、チームは成熟していません。
その点をつつくのはどうかと思う。もうちょっと長い目で見守ってやらなくちゃ
ならないんじゃないのと言いたいです。
次戦、カメルーン戦は中村俊輔と高原は呼ばれないかもしれませんね。
国内組で、今回のアジアカップを戦った教訓をどう生かしていくかがカギですね。
僕の見るところでは、今回の国際大会で、チームの今時点での限界は見えている。
考えて走り、横にパスをだし、攻撃もそんなに難しいことはやっていない。
ま、ゴール前では難しいことになているけど、それまでの過程は難しくない。
そこを、どう積み上げていくかですね。
中央突破に3人が絡んで細かいパスを交わしながら縫うように進んでいき、
フィニッシュまで持ち込んでいくだとか、
もう少し高次のアイデアが必要とされるでしょう。
フィニッシュを難しくしないで、
その前段階でちょっと難しいことをやっておいて楽にする。
それとパスやトラップの精度をもっと上げるという基本的なこと。
基本能力を上げるだけでも、やれることの可能性は広がります。これが一番かもな。
ま、とにかく、残念でした。
チームのピークも、酷暑のベトナムで長い期間戦ってきたせいで、ベトナム戦あたり
で迎えていたかもしれない。
そういう意味でも、今回のアジアカップは厳しいものでした。
これにこりずにガンバレ日本!
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石沢雅史トイウ人(4)

2007-07-28 00:01:31 | Fish On The Boat
石沢雅史はソフトクリームに目がなく、
たびたび「アイスの家」やそういった業種の店に足を運ぶ。
彼にとってのささやかな贅沢の一つなのである。
あるうだるように暑い休日の午後、石沢はいつものように「アイスの家」に車をとめた。
お客が列をなし次々とアイスクリームやソフトクリームを手に各人の車へと戻っていく。
石沢はそれをずっと眺め回していた。まだ買う時ではない。
お客がソフトクリームを持って去っていくさまをじーっと見て欲求を高めていくのだ。
「食べたい、食べたい…」。でも我慢する。まだその時じゃない。
彼は20分そうしていた。ただ眺めていたのだ。そうやって渇望のピークに達した時、
ついに車を出てカウンターに向かった。
そしてソフトクリームを片手に、車に戻る前から舐めた。抜群に美味かった。
石沢はむさぼるようにソフトクリームを平らげていく。
だが、いつもはこうじゃないのだ。欲求を高めるために待ったりなんかしない。
それゆえに、腹がいっぱいで苦しみながら食べることもある。
腹具合を計算できないのだ。欲望に理性が負けるためだ。
そんな石沢雅史を、僕はちょっぴり守ってあげたくなるのです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石沢雅史トイウ人(3)

2007-07-27 00:16:04 | Fish On The Boat
短髪がここ数年の石沢雅史のトレードマークになっている。
長いところでも2.5cmほどで、中途半端な角刈りといったありさま。
短髪に変えた当時、会社の上司や仲のいい同僚、友人などには
「職人」「板前」などと呼ばれた。
石沢はそんな他者の反応を面白がっていたし、
鏡で眺める自分の姿にも満足していた。
少しでも髪が伸びると、ムチでおわれた競走馬のように急いで床屋へ赴くくらいだった。
なぜ、そんなに気に入っているかというと、
それは、その髪型が、内に宿すかわいた欲望とは対照的な、
地味でストイックな印象を見る者に与えたからだった。
いわば、仮面の役割をその髪型は果たしていたのだ。
だが、その仮面の地味さゆえなのか、
親戚の3歳になる男の子には軽く見られてしまっている。
彼には「まさし」と名前を呼び捨てにされている。
それどころか、その子のとってほしいものが石沢の近くにあるときには、
石沢に向かって「とってください」「とって」ではなく、
「ウー!」と手を前に伸ばし、どすのきいた声でうながすのだった。
そのあたり、石沢はちょっとはがゆく思っている。
「なんだその言い方は。なんなら自分でとればいいじゃないか」
だが、親戚の子だし簡単に叱っていいものか彼は迷い続けるのであった。
そのような石沢雅史は少しかわゆく見える。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

vsサウジアラビア

2007-07-26 00:33:19 | スポーツ
サッカーアジアカップ2007準決勝の対サウジアラビア戦。
日本は3-2で負けてしまった。失点してからすぐおいつくことはできても、
さすがに3点目は決めることはできなかった。
敗因は、まずフィニッシュまでのイメージが慎重すぎたこと。
これはオシムサッカーがまだ発展途上であることを裏付ける事実であると思います。
ゴール付近でもボールを回すように練習してきたかもしれないけれど、
その回し方にもなにか、まだ血肉化していないプレーをさせられているように見えた。
テレビ中継の解説で松木さんがいっていたけれど、ミドルで打ってもいいんです。
シュートの少なさが気になりましたね。
第二に、メンタリティの低さ、もしくはフィジカル面での疲労の蓄積が
あげられると思います。どこか闘志にかけるプレーに見えた。
また、幾分集中力を欠いているようにも見えた。
オーストラリアに勝ったことで、どこか選手たちに安心感が芽生えてしまっていた
んじゃないかなー。メディアもまるでアジアカップを制したかのように熱く
いい気になって書いていたからねぇ。

コンフェデ杯に出られないのは残念だけど、
ま、とにかく、負けてしまったのはしょうがない。
サウジには決定力があった。
次は土曜日に韓国戦です。がんばって、3位に、
そしてオシムサッカーの発展に尽くして欲しいです。

まだね、オシムサッカーとしては二段階目に入ったに過ぎないんですよ。
国内組でのチームの土台作りが最初の段階、そしてそこに欧州組が融合することが
第二段階目。そしてそれを成熟させていくのが第三段階目なのではないでしょうか。
この第三段階目に入れば、フィニッシュに向けての過剰な慎重さはなくなるでしょう。
本当の意味での、考えた攻撃が見えてくるのではないかと思います。
今はまだ、考えるために考えているように見えなくもありません。

残念。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石沢雅史トイウ人(2)

2007-07-25 00:00:55 | Fish On The Boat
石沢雅史は幼少の頃、ガチャガチャでたびたび不正をはたらいていた。
子供銀行の十円玉を二十円のガチャガチャにインサートして、
景品を盗んでいたのだった。
この精神性は、35歳を迎えた今もなお彼の中に息づいている。
DVDやCDの違法コピーもそういった彼の精神性を示す一つの表れである。
常識や良識といった以前に、個人的な経済的理由のため、
抑えることのできなかった欲望が彼をそういう人間に育てたのだった。
まだ不惑を迎えていないにもかかわらず、
彼は頑としてその生き方に疑問を持とうとはしない。
石沢にもしも子供が出来るという日がきたら、彼はどう変化するのだろうか。
それが楽しみでならない。あるいは変わらないのだろうか。
どちらにせよ、僕は彼を嫌いになれない気がします。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石沢雅史トイウ人(1)

2007-07-24 00:12:22 | Fish On The Boat
石沢雅史はジンギスカンの匂いを嗅ぐために、
「かねひろ」という味付けジンギスカンの店を訪れた。
そこでは生肉をテイクアウトもできるし、その場で食べることもでき、
店内にはジンギスカンの匂いが充満しているのだった。
「ジンギスカンのにおい、かぎにいこうぜ」石沢はそういって僕を誘い、
僕は静かに同意し、彼の後をついて店内に入った。
けっして、ジンギスカンを食べるのでも、買うのでもなく、
ほんの数秒間、店内に入って肺いっぱいににおいを吸い込むだけ。
そうして、店員が応対にでる前に店を出た。帰宅。
昼ごはんはたまごかけごはんだった。僕もご相伴にあずかる。
「いやー、ジンギスカンのにおいうまかったなぁ」そう石沢雅史は、
ほころび、横にベターっと広がった笑顔で言った。本当にうれしそうに。
うまい匂いだったと確かな口ぶちでかたりながら、たまごかけごはんをすすっていく。
そんな石沢雅史が、僕にはなんとも嫌いになれないのです。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オシム肯定派

2007-07-23 00:16:47 | days
読書。
「オシムがまだ語っていないこと」 原島由美子
を読んだ。

オシム監督はフラットで客観的な視点からモノを言っている。
一見、奇抜だったり個性的だったり読める発言も、まるで突飛ではない。
高い知性から謙虚にはじけだす言葉たちなんですな。
サッカー日本代表は良い監督を迎えることが出来たなぁとつくづく思います。
オシム擁護派ですな、おいらは。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

思ウトコロアッテ

2007-07-22 22:24:39 | その他
思うところあって、6月頃から毎日ブログを更新してきた。
気負うこともなく、なんとなく続けてこれた。
でも、そろそろなんかいいかなぁという気がしてきた。
よって、毎日更新するのは7月いっぱいまでしようかなと思う。
もしかすると、残りの日程でも更新が途切れる時があるかもしれないけどね。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする