Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

ビジョナリー

2005-01-31 23:29:00 | 考えの切れ端
うたた寝をしてたら、異常なほどはっきりとした夢を見た。
内容は非現実的だけど、景色や人物などのビジュアルがフィルムのようにきれい。パーフェクト。


自由が、意図せずに他者を傷つけてしまうことがあると、
(特にネット環境だと)そういう弱点ていうか、理つーか、わかったような気がした。
もしも、一度でも攻撃的な文章を書いたことがあるならば、あるいは攻撃的な言葉を
用いたことがあるならば、はたまた、アイロニカルな表現を用いたことがあるならば______、
自由な振る舞いが、コミュニケーションの中で、他人を傷つけてしまうことがある。
もしも、その人がビジョナリーな立場であったならば、そういう類の中傷は起こりにくいのだが、
通常は、そうではないということ。


昨日書いた、時間の捉え方の話だけど、
無機質も、外部の変化に接する場ならばその干渉をうけることを書き忘れた。
「時代遅れな人」っていうところはそういうことで。風化とか浸食だ、当てはめれば。
隔絶された場所での無機物であれば、そこの時間は止まるんじゃいかな。

普段、ほとんど追記はかかないんだけど、今日はなんとなく。
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インテルメッツォ

2005-01-30 22:03:28 | days
1月最後の日曜日は、インテルメッツォが合う日でした。
ぼんやりうっすらと思索するものの、時の流れに逆らうことなく、そのうち明日が訪れる。
路傍の花を氷まみれの世界に幻視することも、無音のそらに思いを馳せて空想を直視することも、
すべてがインテルメッツォに包み込まれて起こっていて、また、編んでいる。
そして僕は、その全てを見守っていた。


なんて、美化だよね。
時間てのは、万物・森羅万象の変化の、客観的な画一化じゃないかと思うのですけど、
哲学的な解釈も科学的な解釈も、きちんと読んだことが無いのでわかりません。
自分で反証してみようってのが、できないのか億劫なのか。その両方だろうなぁ。
それに、「見方」の問題だよね。真空パックとか冷凍とか、長期保存する技術って、
時の流れに抗う技術だとか、時を止める技術というように見ることってできるんじゃない。
普段、長持ちさせるっていうふうに考えてることだけどさ。
より無機的であれば時間の流れに干渉されにくい。無機的な思考をする人間は時代遅れだ、とかさ。
永遠性ってのもあるだろうな。あえて無機化して永遠性を持たせたものも。
「インテルメッツォ」は一日中頭の中に流れてたんです。坂本龍一さんの「BTTB」収録曲。
間奏曲の意味だそうで。
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ネバーランド

2005-01-23 22:45:42 | 映画
ピーター・パンを創出した男が主人公の映画『ネバーランド』を観てきた。
主人公・バリの脳内ファンタジーを映像化しているところは、幾分食傷気味に受け止めたけれど、
物語自体の内容が良かった。
よって、DVD化されたら買います。

ほんとさ、最近の映画鑑賞で悔やまれることはさ、帰宅してしばらくたつと内容を忘れてることだね。
映画を観た日は、その映画のことで一日の8割を使っていたいんだ、実際のところ。
だからDVDっていいんだよね。音も映像もきれいだから。
だけど、何回も観て薄れていく部分ってあるよね。
微妙な違和感のある部分を通過しても馴れていく。
その些細な疑問点は、馴れて良しのものと、馴れちゃアホなものがある、僕の場合。
つまりは、批判するべき点をなぁなぁにやりすごしてボケてしまう危険があるんです。
これは平和ボケに似ています。
それに、平和ボケと相互関係がありそうです。

ともあれ、感想を。

幸せと悲しみが、双方純粋。
リアリティがあるというよりも、それぞれの感情に時代を超えた実存性があるって言ったほうがいいかな。
大人か子供かというような二元の捉え方ではない価値観を、『ピーター・パン』とその背景から
汲んでみようよ、っていうような作品だとも言えるのではないですか。
読んだことないんだけど、『ピーター・パン』ってたぶん二元論なんでしょ。
善・悪、大人・子供みたいな。
それは、「想像力の素晴らしさ」か何かをファーストプライオリティとした表現の、
SHOW的装飾であり、便宜的にその時代での社会への「間主観」(人それぞれの主観の共通的集合体
とでも言えばいいのかな)を表現の「器」としたんじゃないかと思うのです。
この映画を観るとね。
便宜的っていうか、ま、ウケるために。

硬めのことを書いてしまっていますが、映画自体はユーモアに満ちていて楽しいですし、
ぐっと泣きそうになるようなところもあり、両方いっぺんに味わえてしまう笑い泣き場面もある
映画ですので、誤解のありませんように。

ちなみに、「間主観」ってのは、こないだブラウズしてて見つけたページに書いてあった概念で、
「かるばどすほふ」というサイトの浜崎あゆみのことを書いてあるところに載っています。

僕もね、こう、覚えたての知識をすぐ使いたくなる性質なのかな、がきんちょだねー、はは。
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ソレダケデ嬉シイ

2005-01-21 00:13:49 | days
今日は大寒でしたね。
暦通りにぐんと冷え込みはしなかった。
雪がよく降っただけ。

大寒から連想して、
矢野顕子『スーパーフォークソング』から、「大寒町」を聴いた。
10代に聴いていたのよりも、沁みてくる。
曲自体変わってないのにねぇ。
次の曲は、矢野顕子版「サムデイ」。
これも、以前はオリジナルのほうが好きだったのだけど、
今じゃどっちが好きだなんて簡単に言えない。
次に「横顔」という曲。
これは昔から好きなんだけど、久しぶりに聞いてみるとやっぱり印象が違う。

いつのまにか、知らず知らずのうちに、曲との距離が縮まっているんよ。
聴いていなかった間に、だよ。
その間、どれだけの善意と良心に触れたんだろうって気がしてくる。

こういう確認をした大寒ってホットだなぁ。
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アンダーコンストラクション

2005-01-17 00:53:55 | days
ブログとは別に、自分のホームページを持っているのですが、
もう一年くらい更新をしていません。
ブログを始めたことで、更新に気が向かないこともあるし、
現在の生活内容とそのホームページがうまく合わないということもあると思います。

うまく合わないのは、特に作り方。
フリーのエディットソフトを使っていたのですが、どうにもややこしい。
効率が悪いし、思うようなレイアウトを作るにも不便でした。
これは自分の粘りと経験がたりないこともあるのでしょうが、
ある程度の慣れをつかむまでにけっこうな時間がかかってしまいそうなことがわかりました。
絶対的にかかる時間もなんとなくわかりました。
そういうわけで、気持ちがややこしくなったわけです。
更新したいんだけど、作業コストが高い。
コンテンツ自体も、コストが高くそしてリターンの少ない(・・・)ので、
どうにもモチベーションが持続しなかったんです。

それで、今年は、モチベーションを上げるようなページをまず作ってみようと考えました。
コンテンツ作成作業を引っ張り上げてくれるようなページを、まず作ってみようと。
更新はそれから本格的に考えようと思います。
まぁ、作ってみようといっても既存のページのリニューアルなんですがね。

1週間くらい前にホームページビルダーを買いました。
昔、良い評判を聞いたのを思い出して、これにしたのです。
とりあえずの操作は覚えたし、マニュアルもわかりやすく、
以前の自分の作業よりも直感的な作業が望めます。
付属の壁紙や素材なんかもがりがり使ってやるつもりです。

Comments (2)
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津波が奪い、残した、その狭間

2005-01-07 00:44:37 | その他
あまりに知らなかったです。インドネシアの津波のこと。
知らなければ知らないでも未来はやってきますが、
いくらか知っていてそして、迎える未来は前者と相当に違うような気がします。
自分の事ばかりで余裕の無い状態にあるんだ、と大きな出来事の姿を追うという
小さな勝負から降りる姿勢は、今この時代に生きている以上、
間違いだとは言わないけれど、ある意味ちょっとだけ人生から降りる行為に似ているかもしれません。
まるで後だしジャンケンみたいにフェアじゃない前文で申し訳ないのですが、

これは、読んでおいたほうがいい。

「カオラックのひとたち」
http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html

僕は読んでハッとしました。
もしかすると、すぐに次の最新号に切り替わるかもしれません。
こんなことを言うのは性に合わないのだけど、
この記事は是非読んでいただきたいです。この記事だけ購読してでも読んでほしいのです。
大切な、大事な文章です。
9.11以降、特に大事なことだったんだと感じています。

僕は賢くもなく、ふざけた人間ではありますが、
この文章への感謝とともに被災された方々へ深く哀悼をささげます。

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ターミナル

2005-01-05 23:24:44 | 映画
『ターミナル』を観てきた。
映画を観るのは久しぶり。
スタートレックネタがあったり、ポケベル通知の局番が555だったり、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが綺麗で可愛かったりで、いい映画でした。
フィクションならではの、弱者の視点だとか民衆の蜂起賛歌みたいな感じがあって、
その過激なまでの「幸せ到達度合」「幸せへの大逆転」がスピルバーグ監督かなぁと思いました。
現実に、100%そういう世界が良いというのではないだろうけど、そこまで過激な表現をしてこそ、
ちょっとは伝えられるかなっていう意図があるんじゃないかな。
「仕組み」ってのは、どこでも固いのだよ、きっと。
それにしても、想像力という点では、本当に雄大で繊細だと思いました。
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幕開ケ

2005-01-05 00:04:51 | days
正月から従姉の子が調子悪く、吐いたり下したりしてるときいていた。
たしかにオトナシイ?感じ。とはいっても、まだ乳飲み子なのでそういうものなのかなぁという
程度しかわからない。その子のお兄ちゃんは大分人間っぽくなってきて、
なんとなく人見知りが始まっている。
2日。そのお兄ちゃんが吐いたり下したり大変なのだと言う。
その子達の叔父さんにあたる人物は、彼女と約束があるため薄情にも帰宅。
それで、親戚のうちに泊まっていた僕に、病院に迎えに来て欲しいと連絡が。
結局、迎えにはいかないことになったが、翌日、僕らにもその症状が襲いかかる。
吐き気。胃のもたれ。体中の粘膜が殺気立っているかのように自己主張して、力をそがれる。
こりゃ、帰ろうにも帰れない。
横で寝ている従兄と話してみれば、僕が寝ている間に二度吐いたらしい。
そして、その後も一度吐いたようだ。おなかも派手に壊れているらしい。
僕のほうはまだ下してはいないようなのだが、軽い吐き気はする。
体が動かないのでしばらく布団の中で横になって、無理やり頑張って帰宅した。

今日になってその従兄からメールが入る。
「昨日、病院いったら急性腸炎と診断されたよ。」
ということは、おいらも急性腸炎なのか?
従兄の妹も調子悪いらしく、三人で食べたピザが原因か?と書いてあった。
なるほど、あのピザか。
と考えつつ、記憶をくわしく追ってみる。
ピザを食べてすぐ、従兄と僕は温泉に行った。そしてその後ボウリングへ行く予定だったのだが、
予想以上に熱い風呂(熱く感じた?)のせいか、二人ともげっそりしてしまい、帰宅する。
この時点で、すでに何かにやられているようでもある。
さらにさかのぼる。前の晩は一人暮らしをしているもう一人の従兄(赤ちゃんの叔父さんにあたる人物)
の家に泊まった。その時に、そのもう一人の従兄を除く二人で口にしたものは、ハスカップのワインだった。
まだ、誰にもいっていないが、その晩すでに僕は就寝中に吐き気で目が覚めることがあった。
そして、急性腸炎と診断された従兄の妹も、そのハスカップワインを、ピザを食べる前に少し飲んでいた。

というわけで、ピザかハスカップワインが、食物関係ではもっともあやしい。

しかし、たぶん、ウィルス性のものでしょう。
長々と書いてオチがこれです。

遅くなりましたが、あけおめことよろです。
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