大ヒットコミックをドラマ化した作品の、
オリジナル続編映画『モテキ』を観てきました。
主人公に、二度目のモテ期がやってくるという設定。
これでもかというように、物語の根幹をなすツイッター。
もはや、ツイッタームービーでしたね…。
なかなか言葉にするのはムズカシイ映画です。
そこを、手短に感想を書いていきます。
まず、「間」というものを、必要最小限にとどめている感じがします。
そりゃ、要所要所では、人と人、シーンとシーンの「間」をとっていますが、
「すぐに次を観たいだろう、みんな!」ってな具合に、
どんどんとストーリーは進んでいきます。
そして、そのストーリー自体、音楽にちりばめられていて、
音楽そのものがメインなのかもと勘違いしてしまいそうなくらい、
両者の癒着がはなはだしいというか、双璧をなし過ぎているというか、
そのくらい、音楽の存在感が大きいのです。
シーンを彩り、シーンをリードする音楽。
生活と密着した音楽の世界。幸世を中心としたこの物語は
そのようなことをも表現しているのかもしれないです。
そしてそして、ラストに近づくにつれて、
「そうそう、そうやって音楽が生まれていくのだよ、幸世」
と教えてあげたくなるように、音楽の原点、
創作の原点にあたる、衝動や経験が主人公の中に蓄積していくのが見えてきます。
作り手たちがポップスをリスペクトするがゆえにそうなっていくのでしょう。
さらに、主人公の幸世もそうだから、そうなっていくともとれます。
歌ってどうやってうまれるの?っていう疑問にも、実は答えている。
主要女性キャラに、
長澤まさみちゃん、麻生久美子さん、仲里依紗ちゃん、真木よう子さんが
配されています。
長澤まさみちゃんを別格としても、4人とも好きな女優さんです。
綺麗だし、演技にも芯があります。
最初、この映画を見始めた時に、そのテンポの良さや
監督の個性と言うか、ペースなのであろう、カラオケ画面のような
音楽演出の登場などから、それほどこの映画には演技力や芸術性というものは
必要とされていないんじゃないかと考えさせられました。
しかし、映画をみていくにつれて、演技力はかなり必要とされていたのがわかったし、
さりげなく4人の女優さんはレベルの高い仕事をこなされていたなぁという印象を持ちました。
原作を読んだ時、そうだったのですが、この『モテキ』という作品は、
主人公を取り巻く女性たちの生々しさ、感情、思考などがリアルで鮮烈です。
そんな恋愛ごとにおける、女の細かい駆引きにしろ情感にしろ論理にしろ、
そういったものがけむに巻かれずにページに書き起こされ、さらに、今回、
スクリーンに繰り広げられたわけです。
あますところなく、でも、解説はせずに、現代の年頃の女の血の通ったスケッチが
なされていました。
そんななんですから、腕っぷしのある女優さんたちだからこそ、表現できた
のではないかと思った次第です。
さてさて。
僕なんかは、奔放な生活を送る男というよりは、むしろ幸世に近い男なので、
映画や漫画を観て、けっこう女性キャラ達にかきむしられる楽しさがあるんです。
手に負えない女ってのも、自分の脳内処理レベルを越えるシチュエーションというのもわかる。
笑ってばかりはいられない、それが『モテキ』であり、そこが良さでもあるように思います。
というわけで、かなりまとまりませんが、面白かったです。
映画作りの丁寧さと大胆さが混在しています。
原作ファン、ドラマファンは足を運ぶと良いでしょう。
一応、原作かドラマかは押さえておく必要があるかな?
オリジナル続編映画『モテキ』を観てきました。
主人公に、二度目のモテ期がやってくるという設定。
これでもかというように、物語の根幹をなすツイッター。
もはや、ツイッタームービーでしたね…。
なかなか言葉にするのはムズカシイ映画です。
そこを、手短に感想を書いていきます。
まず、「間」というものを、必要最小限にとどめている感じがします。
そりゃ、要所要所では、人と人、シーンとシーンの「間」をとっていますが、
「すぐに次を観たいだろう、みんな!」ってな具合に、
どんどんとストーリーは進んでいきます。
そして、そのストーリー自体、音楽にちりばめられていて、
音楽そのものがメインなのかもと勘違いしてしまいそうなくらい、
両者の癒着がはなはだしいというか、双璧をなし過ぎているというか、
そのくらい、音楽の存在感が大きいのです。
シーンを彩り、シーンをリードする音楽。
生活と密着した音楽の世界。幸世を中心としたこの物語は
そのようなことをも表現しているのかもしれないです。
そしてそして、ラストに近づくにつれて、
「そうそう、そうやって音楽が生まれていくのだよ、幸世」
と教えてあげたくなるように、音楽の原点、
創作の原点にあたる、衝動や経験が主人公の中に蓄積していくのが見えてきます。
作り手たちがポップスをリスペクトするがゆえにそうなっていくのでしょう。
さらに、主人公の幸世もそうだから、そうなっていくともとれます。
歌ってどうやってうまれるの?っていう疑問にも、実は答えている。
主要女性キャラに、
長澤まさみちゃん、麻生久美子さん、仲里依紗ちゃん、真木よう子さんが
配されています。
長澤まさみちゃんを別格としても、4人とも好きな女優さんです。
綺麗だし、演技にも芯があります。
最初、この映画を見始めた時に、そのテンポの良さや
監督の個性と言うか、ペースなのであろう、カラオケ画面のような
音楽演出の登場などから、それほどこの映画には演技力や芸術性というものは
必要とされていないんじゃないかと考えさせられました。
しかし、映画をみていくにつれて、演技力はかなり必要とされていたのがわかったし、
さりげなく4人の女優さんはレベルの高い仕事をこなされていたなぁという印象を持ちました。
原作を読んだ時、そうだったのですが、この『モテキ』という作品は、
主人公を取り巻く女性たちの生々しさ、感情、思考などがリアルで鮮烈です。
そんな恋愛ごとにおける、女の細かい駆引きにしろ情感にしろ論理にしろ、
そういったものがけむに巻かれずにページに書き起こされ、さらに、今回、
スクリーンに繰り広げられたわけです。
あますところなく、でも、解説はせずに、現代の年頃の女の血の通ったスケッチが
なされていました。
そんななんですから、腕っぷしのある女優さんたちだからこそ、表現できた
のではないかと思った次第です。
さてさて。
僕なんかは、奔放な生活を送る男というよりは、むしろ幸世に近い男なので、
映画や漫画を観て、けっこう女性キャラ達にかきむしられる楽しさがあるんです。
手に負えない女ってのも、自分の脳内処理レベルを越えるシチュエーションというのもわかる。
笑ってばかりはいられない、それが『モテキ』であり、そこが良さでもあるように思います。
というわけで、かなりまとまりませんが、面白かったです。
映画作りの丁寧さと大胆さが混在しています。
原作ファン、ドラマファンは足を運ぶと良いでしょう。
一応、原作かドラマかは押さえておく必要があるかな?