Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

vsパラグアイ

2010-06-30 02:21:23 | スポーツ
サッカー日本代表の2010W杯決勝トーナメント一回戦、
ベスト8を懸けたパラグアイとの一戦は、
延長戦まで0-0のスコアレス、続くPKで5-3の敗北を喫したのでした。

その結果、今大会の日本代表の成績はベスト16ということに確定しました!
ちょっと残念だったけれど、誇れる成績です!
W杯前の悲観的な展望をはねのけて、グループリーグを2勝1敗の2位通過。
そして、決勝T一回戦で0-0じゃないですか、堂々たる戦いぶりですよ。
本当に、応援していて気持ち良かったし、どきどきわくわくさせてもらいました。
勝った時の喜びなどは、他ではなかなか味わえないような、心の底からのものでした。
そして、夢をみさせてもらいました。本当にありがとう!!!

できることならば、同じチームで、このままチーム力を向上させて4年後を見たいのだけれど、
そうはいかない、儚さがあります。
最後のW杯になる選手たちも大勢いるでしょうし、
これから台頭してくる選手も大勢いるでしょう。
また、今大会での発見になった、本田選手や川島選手を見続けられる面白味もあります。

一つの時代が終わり、そして始まる。
移ろいの中で刻まれる歴史と受け継がれる先達の経験。
日本サッカーのDNAというものがあるとするならば、
誇りと自信と悔しさが大きくそれに込められたんじゃないだろうか。

僕らの祈りはいつか届く。
なぜなら、彼らは捧げられた祈りを
現実的な目標として消化していく力をもっているから。

岡田監督をはじめとしたスタッフのみなさん、
そして力の限りプレーした選手のみなさん、
お疲れさまでした。
今大会の日本代表チームは結束力と献身さが一つの個性でした。
これが日本サッカーの特色となって根付いていくか、
それとも、二度とみられない、今代表だけのものかはわかりませんが、
ある意味、輝いていたのは確かです。

さぁ、今度は2014年のブラジル大会ですよ!
まだ体制が決まっていなくても、応援していきますからね。
本当にありがとう、日本代表!よくやってくれました。
涙が滲みました。
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緊張ト応援ノ気持チ

2010-06-29 18:34:15 | スポーツ
サッカー日本代表の2010W杯決勝トーナメント一回戦、対パラグアイ戦が、
日本時間の今夜23:00にキックオフされます。

2002年の決勝T1回戦は、トルコ相手に0-1で敗れましたよね。
当時のトルシエジャパンの布陣は3-5-2とされていましたが、
どうもかなり守備的なシフトであって、3-4-1-2くらい極端な
ものだったようですね。
今回の岡田ジャパンの4バック・3ボランチもかなりの守備的な布陣ではあります。
よって、流れの中から得点するのが難しいがゆえに、
セットプレーが一つのカギになるんですよねぇ。

今日、WEBのニュースを読んでいたら、岡田監督が、
相手の力と自分たちの力を比べて、戦い方を決めるみたいなことを
おしゃっているというのがありました。
素晴らしいですね。自分たちのサッカーをやればいいんだ!
っていうところに固執しないということは、
踏み出しにくかったけれど、確かに大きな一歩なんじゃないですか。
こんな大舞台で、勝ちにこだわるサッカーをするのは、
日本代表にとっても、観る者にとっても、良い経験になると思います。

どうなんだ、勝てるのかな。
勝ってほしい。パラグアイはグループリーグ1位通過の猛者だし、
W杯予選ではホームでブラジルとアルゼンチンを破っている国です。
今日だけ限定で、パラグアイキラーのFW柳沢敦選手を招集したいくらいですな。

一つ心配なのは、選手やスタッフ含めたチーム全体のメンタル面。
決勝Tに進めたという陶酔感が支配していたらアウト。
絶対勝つんだとナメていたらアウト。
特攻隊のようなメンタリティでもアウトだと思います。

これまで何度か書いてきたけれど、
相手をリスペクトしながらも、自分に自信をを持つことが大事です。
そして、細心の注意を払う緊張感と、献身的に動くための広い意味での責任感。

いやいや、もう言うまい。
これ以上はぐっと噛みしめて、ひたすらに
日本代表のみんなを応援するつもりです。

がんばれ!がんばれ!おいらもがんばる!

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vsデンマーク

2010-06-25 06:36:28 | スポーツ
2010W杯予選リーグ最終戦、勝つか引き分けで
決勝トーナメント進出がかかる日本の相手は
ヨーロッパの古豪デンマークでした。
しかし、よく守り、落ち着いて攻め、FKを二本も決めて3-1の勝利!!!
素晴らしい!!!決勝T進出ですよ、おめでとう!!!
ほめてほめてほめすぎることはないですねー。
それにしても日本代表は、戦うごとにコンディションが上がってきていますね。
すごくいいことです。メンタルな部分もあるんだるけど、
これで驕らずに、自分たちに酔わずに、でも戦意を適度に持って戦っていけば、
強いと言われるパラグアイといえども好勝負になるんじゃないかな。
でも、パラグアイのグループだったら、もしかすると一位でイタリアがでてきた
かもしれなかった、好調ならば。そんな、好調のイタリアに比べたら
組みやすい相手ではあるよねー。キリンカップで昔勝っている国だったりするし。
とか、そんなことを言っていると負けるのかな。
それでも良い試合をしてくれると思います。
力を出し尽くして、楽しんで試合してください。

今日観ていて、本田選手の存在感にはすごいものを感じました。
さすが、中田ヒデに続くワールドクラスの選手といわれるだけありますね。
センスは中田以上かもしれない。だけど、コンディションを安定させて、
いつも一定以上の働きをできるようにならないと、ヒデ超えはならないですね。
FKはすごかったし、球を持ってのキープ力も良かったし、ドリブルでかわすところの
駆け引きもうまかった。

遠藤も良かったよなぁ。FKを決めて、本田だけじゃなしに、遠藤もいるんだってところを
みせつけて、相手に精神的ダメージを与えたんではなかろうか。
デンマークなんて、欧州予選で、ポルトガルとスウェーデンを押さえて一位通過した
国ですよ。そんな国相手に、中立国で3-1って、相当すごい。

自国開催以外の大会で16強に入ったことで、
日本のサッカー界の持つ、コンプレックスがまたすこし和らいだんじゃないかな。
そうやって、世界一等国相手にも金星を挙げられるようになっていくんだと思います。
けっこうね、メンタルな部分も大きいと思うので。

さぁ、この夢をどこまで広げていってくれるのか。
16強で終わったとしても拍手です。
もっと行ってくれたらもっと拍手です。

がんばれ日本代表!
ひとまずおめでとう!
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決戦ノ時近シ

2010-06-24 20:21:24 | スポーツ
サッカーワールドカップの日本vsデンマーク戦の試合の時が
近づいてきましたね。午前3時半キックオフですから、あと7時間
くらいですか。うわー、ドキドキするなぁ。

どうでしょう、日本はデンマークに勝てるのか、引き分けられるのか。
僕はけっこう悲観的な見方をしています。
なんか、妙に戦意高揚した雰囲気になりすぎているので、
空回りするんじゃないかっていう見え方がするんですよ。演技でもないですね。

選手たち、ハートがホットなのはとても良いのですけれど、
頭がポワーンとして、うまく回転していないように感じますね。
特攻精神みたいなのを感じるのがイヤです。
それじゃ負けますよ。

とにかく、出だしの15分で、危ういか否かはわかるんじゃないかなー。
張りきりすぎててもアウトですし、守備的すぎてもアウトです。
緊張感と相手へのリスペクトと自信ってものをバランスよく所持して、
立ち上がりは無理しすぎないのがよろし。
そりゃ、チャンスがあれば、抜け目なく攻めればいいですけれど、
ムキになると、あとで無理がたたりそう。
デンマークも決勝T進出がかかっていますし、欧州選手権を制したこともある
国ですからね、気持ちが折れてしまうチームではないんじゃないかと思うのですが。

ただ、日本がこれまでのように相手チームの良いところを消すサッカーをすると、
歯車が狂う可能性もあるのかなぁ。その場合はよくて引き分けだよなぁ、勝ちはしない。

とか、普段しないような戦う前の
軽いネガティブキャンペーンを張ってみました。
だってさー、「自分たちのサッカーをやるまでだ」みたいに
なってないですか。それで負けたら悔いはないみたいなさ。
そうじゃなしに、逆に、自分たちのサッカーをやるというエゴを通して負けたら、
相当悔いなければいけないんですよ。
この前読んだサッカーの本に書いてありましたが、
自分の手牌だけみて麻雀をするようなもんですからね。
それで負けて悔いはないとかって、何言ってんだってことになるでしょう?

まぁ、でも、応援してますし、ちゃんとテレビ中継を観るつもりです。
そんじゃ、おやすみなさい。
…どうなることやら!
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『ザ・ウォーカー』

2010-06-23 19:34:29 | 映画
デンゼル・ワシントン主演の映画『ザ・ウォーカー』を観てきました。

舞台は、地球滅亡後の、わずかに人間が生き残った世界。

一冊の本を持って、西へと旅する男・イーライ(ワシントン)と、
その本が自分の求めている本だと知り、手下を使い、そして自らの手で
手に入れようとする男・カーネギー(ゲイリー・オールドマン)。

単純なストーリーですし、設定も登場人物も日本の漫画みたいだなって感じます。
『風の谷のナウシカ』と『北斗の拳』を合わせたような世界観。
きっと日本のアニメやら漫画やらを参考にして作ったに違いないです。
作りも雑じゃないですし、ジャパニメーションへのリスペクトが
あるなぁという印象。なんとなくの説得力もあります。

今日、たまさかWEBのニュースで知りましたが、
今作の監督さんは、『AKIRA』の実写版を作るんだそうです。
この映画を観る限り、それほど駄作には終わらないんじゃないかという
気がします。

僕としては、そこそこ面白かったです。
ヒロインも可愛かったし(そこかよ)。
アメリカ人はこういう世界観をどう思うのかなぁ。
衝撃を受ける人もいるのだろうか。

世界が滅びた理由として、その本の存在もあげられるんですよね。
たった1冊残ったのですが、戦争の理由がその本にあるからと、
処分されたんだと。なるほどなぁ、そういうのもあるかなぁって思いました。

ほんと、デンゼル・ワシントンの映画って、すっごいハズレたっていう
のが無いような気がしますが、それって僕がたまたま良い映画ばかり
観てきたためなのでしょうか。
けっこう、この人が悪役を演じた時ってリアリティがあったりするんですよね。
Comments (2)
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『最後の親鸞』

2010-06-22 11:55:43 | 読書。
読書。
『最後の親鸞』 吉本隆明
を読んだ。

詩人、思想家であり巨人と形容される吉本隆明さんは
作家のよしもとばななさんのお父さんということでも有名です。

この『最後の親鸞』は、『共同幻想論』と並ぶ吉本さんの主著の一つと
認識しています。さぞや難しい本だろうと覚悟して臨みましたが、
やっぱり難しかったです。読み解けるかどうかは、
僕の能力的にギリギリできるかどうかというところだと、
10pくらい読んで、この本と自分との力関係を予想だてて
把握したのでした。
ただ、難しいことは難しいのですが、読んでいくうちに慣れてくるのもあるし、
書かれている内容の説明がちょっとノーマルになっていくので、
すっげー大変な読書ということにはなりませんでした。
それでも、理解したのは2~6割くらいかなぁと思いますね。
なんで、こんなにバラツキがあるかといえば、理解したようで誤解していたり、
浅かったりする部分が多分にあると思うからです。

さて、いつもならば読書感想文を書くに至って
引用は避けているのですが、今回はどうもうまく言い表せないですし、
なにせ、ちゃんと理解しているかよくわからないので、
変なことを書いて、この『最後の親鸞』の価値を大きく損なってしまわないために、
ちょこっと抜き書きさせていただきます。

____

<知識>にとって最後の課題は、その頂きを極め、その頂きに人々を誘って蒙をひらく
ことではない。頂を極め、そのまま寂かに<非知>に向って着地することができればというのが、
おおよそ、どんな種類の<知>にとっても最後の課題である。
____


もういっちょ。

____

どんな自力の計いもすてよ、<知>よりも<愚>の方が、<善>よりも<悪>の方が
弥陀の本願に近づきやすいのだ、と説いた親鸞にとって、自分がかぎりなく<愚>に
近づくことは願いであった。
____


どちらも14p目に書かれていることです。
読み終えてから読みなおすとわかるようになるのですが、
この序盤にして、いきなり本書のすべてを貫く重要な思想の芯が
披瀝されているんですねぇ。
狡知にたけた人間がこの世にいなければ、これでいいのかなぁとも思うのですが、
そういうもんでもないので、妙な人に利用されてしまう人になってしまう惧れが
あるように感じます。そのへん、愚民政策につながる思想でもあるなぁと読めました。

<愚民政策:為政者が民衆を無知・無教養の状態におしとどめ、
その批判力を奪い、支配体制の維持を図ろうとする政策。>

知を捨てるっていう思想なんですもん。

そして鎌倉時代もね、人々の暮らしは苦しかったようですね。
歴史の本を読んでいても感じましたが、いつの世であっても、
人々は世紀末を感じさせられるような末法の世を過ごしてきたようです。
そんな中で、人々を楽にするがために宗教がうまれて発展してきたんですね。
この世が極楽の世界であったら、宗教なんか広まらないでしょう。

親鸞の言うことも、先人が残した仏教の教え、理論を良しとする前提から
発展しているんですよ、良くも悪くも。
悪人正機(善人でも極楽浄土にいけるのに悪人でいけないはずがない、
という面白い考え。細かくみていくと他力本願という考えから見て筋が通っています。)
なんていうなんてものも、適当なひらめきではないようです。

そうそう、悪人正機にふれたのでひとつ断っておきますね。
悪人であれば、仏にすがるので、他力本願の論理で浄土へいきやすいとされる。
善人は自分に負い目が無いので、仏にすがる他力本願をちゃんとできにくいとされる。
そう聞くと、じゃぁ、悪事の限りを尽くしたほうが良いのか
って考えが浮かぶんじゃないでしょうか。
それは否定されています。
悪事を自分から行うことは、自分の意思つまり、自力っていうものが関係するので、
他力本願につながらないようです。

この比較的自由になってワールドワイドになった時代に親鸞が生まれていたら、
どんな考えをもたらしてくれたかなぁと思うんですよね。
案外、「こんな世の中だったら、俺が出ていくまでもないだろう」なんて
市井の人で終わっていく普通の頭の良い人なのかもしれないなぁなんて
思ったりします。

それと、この本では浄土についても言及されています。
花畑があって、見眼麗しい世界が、あの世にあるのかと。
それはある意味、比喩としての表現らしいですよ。
浄土っていうのは「空」だそうです。あれ、「無」だったかな。
つまりは、何も無いんだってことがほんとなんでしょうね。
そして、生きている間には苦しみぬいた昔の庶民にとっては、
生まれ変わって、またこの世で生きるということは地獄だったんです。
生まれ変わらなくていいっていうのが救いなんだ、と。
だから、「空」である浄土というものが、荘厳な天国へと
イメージが転化していったんでしょうかねぇ。

そんなわけで、
この本は、最初こそは難しいですし、それなりに仏教の言葉を
読んでいて調べたりしなければいけませんが、
読んでいくうちに面白くなっていくところがあります。
最後のほうはちょっと疲れたけれど、ちょっとレベルの高い論考に
触れてみるってことも、なかなか良い経験になるのかもしれません。
どうなんだろう、大学の論文なんかはこういうの以上に読みにくくて
難しいものがごろごろあったりするんだろうか。しそうですね。

そのうち、『共同幻想論』も読むかもしれませんが、
今年の2月に吉本さんの特集が組まれていた雑誌『BRUTUS』で、
抜粋が載っていたんですよ。そしたら、あまりの難しさに
笑ってしまいました。読み解くのはちょっと無理っぽいです。
他の吉本さんの発言だとかで、思想の外堀をちょこちょこ埋めてから
読んだら、幾分、理解ができるのかもしれないです。
ま、でも、7割くらいの確率で読まなそう…。
わかんないけど!

親鸞の本は、五木寛之さんのだとかがちょっと売れていたり
しませんでしたっけ、最近。
この本もそんなブームに乗っかると面白いかもしれないですね。
そんな風に思いました。
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定期健診

2010-06-21 19:20:55 | days
3カ月ごとに病院通ってるッスよねー。
毎回血液を調べてもらってるッスよねー。
で、今日行ってきたッスよねー。

や~、静まっていたはずの肝臓の数値がまた若干UP!
嬉しくないUP感。これも全部、太りすぎの状態をキープしているせいダバダバ…。
医師に、「油断が出たね」と言われる始末です。
そのとーりです、異存ございません。
「この次にくるときには痩せてきて」
とチクリと刺されもしましたので、そそくさと、
「ヘヘヘイ」と返事をして診察室をあとにしました。

ってゆーか、僕は、病院に来ている若い女の子の脚ばかり見ていた気が…。
初夏だから露出が多くなってきていて、健康的だなと感じる矛盾。
うちの近辺なんか、若い女の子いませんからね、
軽くこういうときにショックを受けます。
あ、そうです、中国人の女の子たちはいるんですが、
あんまり肌を見せない人たちのようです。

さて、話は戻って。
三ヶ月後が一つの勝負になりますな。
7月の新ドラマ『GOLD』に出演する長澤まさみちゃんに元気をもらって、
良い結果をはじき出したいと思います。

僕は出来る子だ、うんうん。出来る子、出来る子。

こんな歳になって、自分を「子」という人はなかなかおるまい。
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vsオランダ

2010-06-19 23:02:30 | スポーツ
日本代表のW杯第二戦のオランダ戦は、後半の速い時間帯に
スナイデルにミドルシュートを放たれ、それをGK川島が弾いたところで
ゴールの枠からそらすことができず先制され、そのまま0-1で敗北した。

戦前のオランダ監督のなめたコメントにも挑発されずに、
日本は守備に没頭しながらも、無理に体力を浪費しないプランで
立ち上がったのでした。その甲斐があって、オランダが攻めあぐねる。
しかし、後半早々、テンポ上げて勝負をかけてきたところで押し負けた感じでしたねぇ。

日本はFWの本田のデキによって、試合の命運が決まると言っても
過言ではないかもしれない。本田でタメを作れると、
そうとう攻撃の質が変わってきますよね。
サイドの大久保や松井の動きで相手をひきつけることができて、
長谷部や遠藤のあがりが効果的になる。
明日はスポーツ紙で本田が叩かれるかもしれませんが、
それを発奮材料にして、しかし、頭はクールな状態で
デンマーク戦に臨んでほしいです。

途中出場の中村俊輔は、活躍して欲しい、期待しちゃう選手なのですが、
試合にリアリティを感じていない動きをしています。
もうちょっと攻撃に転じた時に、緊張感をもって欲しいですね。
余裕をちょっとはもってもいいかもしれませんが、持ちすぎです。
もう俊輔に出番はないかもしれない。

戦い方としては、途中で投入されたオランダのスピードある選手に対応させるために
長友のポジションをいじったり、相手に合わせることをしていたのが
良かったかなぁと。

ただ、日本は深い位置からの素早いカウンターをこれまでやってこなかったので、
本番になって急にそういう戦術が浸透するはずもないのですが、
各選手がそれぞれのクラブチームなどで経験してきたのを即興的に
プレーしていっているようにも見えます。
そのへん、ギャンブルだよなぁっていう見え方がするんですが。

中盤勝負ですよ、日本は。中盤で守備をして、中盤でボールを回して、
世界的にそれほど強靭ではない最終ラインのDFを軽減させてやられねばなりません。

それと、もう一度書きますが、本田のデキですよ。
もしも、前半30分くらいで、思うようにプレーできていない彼がピッチに立っていたならば、
迷うことなく、玉田なり岡崎なりに交替させるべきでしょうね。
大久保を真ん中に据えてもいいんだし。
このへん、セルジオ越後師匠ばりに辛口で言わせてもらいます。
本田が嫌いだってわけじゃありません。むしろガンガン注目している選手。

さぁ、あとはデンマーク戦の結果によりますね。
その前に、カメルーンとデンマークの一戦の結果も気になるところ。
デンマークが勝てば、日本との試合は相当高いモチベーションで臨んでくる
ことになります。それでなくてもあなどれない国ですからねぇ。
難しい試合になるなー。

がんばれ、日本代表!
自分達次第で、この予選リーグはどうにでもなるぞー!
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vsカメルーン

2010-06-15 01:27:10 | スポーツ
W杯初戦のカメルーン戦。
日本は前半終盤に右サイドの松井からのクロスを
FWで起用された本田が落ち着いてゴールし、
その後、後半の半分以上はほぼ守備一辺倒の状態ながら
よく守りきり、1-0で勝利しました。

やった!!!
この勝利のためにこれまでの苦しい道のりがありました!!!
良かった~~~!!!おめでとう代表のみんな、スタッフ!!!

試合が始まる前から、観ていて緊張してしまいましたが、
先制してから後半の長いこと長いこと。
いつ試合が終わるんだか、失点しそうだとか、気が遠くなりそうに
なりながら観戦していました。
勝利を見届けてしまって、今日はもう、眠れないですねー。

日本はシュート数が2本とか3本とからしいですが、
特に前半は中盤からの守備が素晴らしく、
カメルーンに攻撃の糸口や勢いを見つけさせませんでした。
ボールを持った相手を数人で囲む、カバーするなどの
組織的かつ献身的なプレーが光りました。
そこから攻撃に転じて、本田や松井がボールをキープできていたのが大きかったですね。
カメルーンの良さを消したのか、
カメルーンのチーム状態が良くなかったのかはわかりません。

こんな勝利のときにも苦言を呈すならば、
ちょっと、ボールの跳ね返りだとか、
パスが流れたりクリアミスのようなボールになったりしたときの、
各選手の判断がちょっと単純なところがあるなぁと。
あ、これならタッチラインを割るな、とか、相手がカバーするな、とか、
簡単に判断を下してしまっているところがあります。
これは、シンプルな攻撃をすることが悪いっていう意味で、
単純さを指摘しているんじゃありません。
攻撃のシンプルさはそれはそれでいいと思います。

あと、1点を取ってから、ちょっと守りすぎましたよね。
大事に大事に勝ち点3っていう気持ちがでたんだろうなぁ。
これは今回勝ったことで、この先の試合ではより振り切れた、
自信を伴った試合運びができるように変化してくれるように思います。

そして、イングランド戦でためした
4-1-4-1の形がやっぱり良かったですねー。
ボランチの阿部選手が良いし、長谷部と遠藤が生きていて、
あれはもしかすると3ボランチなのかな、中盤の守備が生きる
原動力になっていたんじゃないのかね。

それにしても、本当によくサッカーしてくれました。
素晴らしい勝利です。これまで調子が上がってこなかったことからの重圧、
そして本番であるってことの重圧、そういったものをはねのけましたね。
オランダvsデンマークの試合も見ましたが、オランダはかなり重厚な攻撃力があり、
デンマークもしっかりした守備ができるし、攻撃でもFWのベントナーが
しっかりタメを作って相手を崩す形を持っているのであなどれません。

でも、自信を持ちながら自分自身に酔わずにしっかりと現実感を持って、
今日みたいに集中して献身的にプレーをしたら、良い勝負ができるんじゃないかな。
今日のような攻撃的守備もみせて欲しいです。

というわけで、
素晴らしい勝利をありがとう、日本代表のみんな!
応援の気持ちはゆるめません、良い結果が得られるように祈っています。
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夢ヲ残シテ塵トナル

2010-06-14 19:28:06 | days
小惑星「イトカワ」を探査した「はやぶさ」が地球に帰還、
予定通り、イトカワの砂の入ったカプセルを地上に降下し、
本体は大気圏突入で燃え尽きたようです。

はやぶさ帰還の様子の動画がustreamにアップされていますので、
興味のある方は見てみてください↓

はやぶさ帰還

これを見て、僕の目には涙がこみあげてきました。
小さな探査機「はやぶさ」が、エンジンの故障によって地球にイトカワの砂を持ち帰るのは
不可能とされていたのに、残ったエンジンを組み合わせるというウルトラCで
軌道を修正し、地球へ推進して帰ってきたんですからね。
ま、おぼろげだからちょっと間違って覚えているかもしれませんが、
大体、そんな感じでしたよね。

すごく難しいミッションにチャレンジして、それを成し遂げたJAXAに拍手!
下手な映画を見るより何倍も感激しました。

なんてったって、僕はなかなかSFが好きですからね。
スタートレックとかスターウォーズあたりですが、
宇宙を舞台に冒険を繰り広げたりするのを見るのが好きです。

ってゆっか、
短いニュース記事でしかはやぶさのことは知らなかったです。
そこでいろいろ想像を膨らませて、愛着が生まれていたんだと思う。
そういうのが多くの人にあって、Twitterでもはやぶさに関する
多くの書込みが見られました。

また、良い仕事をして帰ってきて、
燃え尽きてしまうっていうのもぐっとくるじゃないですか。
予定通りだったとしても。

SF好きに加えて、僕はロボットやアンドロイド好きなのもあって、
機械をかわいいなって感じるところがあります。
きっとね、人間が作り出したものがここまで頑張れるってことに
感動するっていう要素もあるんじゃないかなー。
ロボットの場合は、ロボットである悲しみみたいなのが
たまらなく切なかったりもするんですが。

今回のはやぶさには、そういった切なさも感じられますね。
そのままの形で帰ってこれたら、博物館に飾られて、
英雄のようにずうっと今後何世紀も、人類の誇りとして
多くの人を勇気づけ、感激させたと思います。

今回は、映像でだけ最後の雄姿が残りました。
でも、十分に感涙を誘われる映像でしたね。

ありがとう、はやぶさ!

そして、技術者の人たち、グッジョブ!
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