Fish On The Boat

書評中心のブログです。記事、それはまるで、釣り上げた魚たち ------Fish On The Boat。

シェリル・クロウ

2005-04-17 23:59:58 | その他
ここのブログのタイトルなどで曲名を拝借したりしているのだけれど、
シェリル・クロウという女性歌手がとても好きなのです。

最初はね、「THE GLOBE SESSIONS SPECIAL EDITION」というアルバムを
バイトの友達に借りて聞いたのだけど、どうもちょっとしっくりこなかった。
聞いたことがある曲があっても、曲に隙間が多いように感じてたのです。
僕はよくやるんだけど、曲をききながらその曲の構造にツッコミをいれます。
ここは音を減らしたほうがいいだとか、すんなりサビに行き過ぎだとか、
そこでリフいれたら良かったな、だとか。
だからといって、MIDIファイルをこしらえて実験してみたりはしていないです。
それに、やってみたらやってみたで、やっぱり元のほうが良かったってことになるような気もします。
ツッコミは一回性に近いものです。
それからしばらくたって、ふと思い立つというか、セルフタイトルアルバムを衝動買いしました。
それも、最初はなじめなかったんです。
しかし、聞く耳が成長するのか、自分の変化に耳も変化するのか、いつしか自分にとって
重要なミュージシャンになっていたんですよ。
テクノ系を聞いていたからわからなかったかもしれないけれど、
音の隙間も音楽なんですよね、たぶん。隙間も表現なわけ。
(※「隙間も表現」といっても、僕のブログの更新隙間には意図した表現はないといっていい)
実に素晴らしい女性ミュージシャンだと思って、友達にも勧めましたね。
勧めたっていうか、洋楽聞かないし何聞いていいかわからないっていう人に、
僕の好きな曲をセレクトしてCD焼いて、聞いてもらったんです。
その中には、トッド・ラングレンやU2やクランベリーズなんかも、またジ・オーブやエイスオブベース、
「17歳のカルテ」でのウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーが歌う「DownTown」なんかも
ちょっとおふざけでいれてあったんですが、その人もシェリル・クロウをかなり気に入り、
その頃まで発売されていたアルバムをコンプしたと言っていました。
やっぱ、いいのよ、シェリル・クロウ。

で、後に気づいたんだけど、バート・バカラック関連のライブCDを持っていたわけ。
彼をトリビュートするライブテレビ番組?をCD化したものだったかな、それを持っていた。
その一曲目の「One Less Bell To Answer」という切なーい曲が昔から好きで、
ここの記事にもこれをモチーフにしたものを、さーっと書いたことがあるんだけど、
それを歌ってたのがシェリル・クロウでした。なんか書きたくなるような切なさを持ってるのね。

昔から切ない曲が好きなんだけど、それって、小学生時に聞いていた渡辺美里さんの影響なのか、
その後聞き始めた坂本龍一さんの影響なのか、たぶん、坂本さんだななんて思うのだけど、
それよりもっと遡って、ピアノ教室に通っていたころはどうだったかっていうと、
最後の発表会に選んだ曲が、たぶん今思えば9thとか11thとかくっついた和音をかきならす、
構造も前衛的な曲なもので、それほど切ないものは好んでいなかったよな、なんて思う。
ドナドナ嫌いだし。荒城の月をリコーダーで練習するのはいやだったし。
きっとね、坂本さんの「セルフポートレート」って曲が一つ何かを呼び込んだかもしれない。
「バレエ・メカニック」もだ。アルバム「メディア・バーン・ライブ」を聞いていたその頃が
小6か中1かだった。オンタイムではありません。
そういえば、このアルバムに収録されている、YMOの「Ongaku」って曲は、坂本美雨さんのために作られた
曲だったとか。能天気で明るくやさしい曲なんですよね。この親心は、美雨さんの1stアルバムでも
発見できます。
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リスニング

2005-04-04 21:09:55 | その他
こないだテイ・トウワの新譜とベックの限定版CD+DVD、そして、常々気になっていた
リンキンパークのアルバムをやっと購入。

しかしだね、テイさんの新譜に「BIANCO」って曲があるんだけど、あれはずるいと最初感じてさ、
まぁ、聴いてるうちにいいかと思えてさ。なんか左脳的にきこえるんだよね、あの曲。
最後の曲がまさかの「マイ・シャローナ」。カバーの仕方がテクノ的に王道+ちょっとヘンな感じかな。
バッファロー・ドーターが歌ってるからか。

リンキンパークは思ったよりも若さを感じる音楽。
音楽性云々よりも、その訴求力を聴いておこうかと思う。

ベックは円熟味がでてきて回帰した感じかな、まだよくきいていない。
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雪融ケナンゾハ無カッタノデス

2005-04-03 13:39:16 | その他
ペットボトルの冷えたお茶をよく飲むのだけれど、
今日は久しぶりに温かい緑茶を飲んでいます。
きっと、ここ一年では2度目か3度目かです。

温かいお茶が嫌いかというと、そうではなく、
一人暮らしをしていたときに、「急須を洗うのが面倒だ」というくだらない理由から
飲まなくなったのが、縁遠くなった理由です。
手軽に2Lのペットボトル茶を買えたし。

とはいえ、一人暮らしの頃にはまったく温かいお茶を飲まなかったかというと、そうではないのです。
外食するとまずお茶がでてきたところもあったし、
バイトの休憩室ではおばちゃんが、休憩にやってくる従事員に欠かさぬようお茶を淹れてくれた。
それを飲みながら、昔はよく飲んでたんだよな、と軽く思い返してみたりしていた。

今は熱いお茶を飲みながら、そういうことを思い返している。


外には、曇った空。タバコをふかす。
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傍ラニ「ガム」ヲ

2005-02-20 23:59:30 | その他
ガムの香りはもう限界にきていると思う。
なぜって、ガムを噛んだらその香りがトイレの芳香剤と似ていたことがあるから。
それだけ、芳香剤ってもののかぐわしさが多様化したのだろうか。

日本人は香水の香りが激しいのを嫌うというから、そっち方面へは発展しないのだろう。
前に「ローズ味」と書かれたガムがあって食べてみた。
いやにエレガントな香りのするガムだったが、ブレイクはしないんだろうな。

ただ食感はいろいろある。
今でもあるだろうけど、10円ガムだとか。あの食感はけっこう好きでした。柔らかい。
ウォータリングキスミントも好き。柔らかいのね。

たぶんに決して無くならないであろうガムってもの。
存在に希薄な普遍性があって、手ごろな趣向品としてなにか愛着のようなものを感じてしまうポップ感。
そういうふうに考えてみると・・・・・、、 、 、 、 、???

まぁ、いいか。
ガムの好みで、好きなタイプがわかったりしないですよね。
味は、なんだかんだ、ミントが好きですね。
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津波が奪い、残した、その狭間

2005-01-07 00:44:37 | その他
あまりに知らなかったです。インドネシアの津波のこと。
知らなければ知らないでも未来はやってきますが、
いくらか知っていてそして、迎える未来は前者と相当に違うような気がします。
自分の事ばかりで余裕の無い状態にあるんだ、と大きな出来事の姿を追うという
小さな勝負から降りる姿勢は、今この時代に生きている以上、
間違いだとは言わないけれど、ある意味ちょっとだけ人生から降りる行為に似ているかもしれません。
まるで後だしジャンケンみたいにフェアじゃない前文で申し訳ないのですが、

これは、読んでおいたほうがいい。

「カオラックのひとたち」
http://ryumurakami.jmm.co.jp/recent.html

僕は読んでハッとしました。
もしかすると、すぐに次の最新号に切り替わるかもしれません。
こんなことを言うのは性に合わないのだけど、
この記事は是非読んでいただきたいです。この記事だけ購読してでも読んでほしいのです。
大切な、大事な文章です。
9.11以降、特に大事なことだったんだと感じています。

僕は賢くもなく、ふざけた人間ではありますが、
この文章への感謝とともに被災された方々へ深く哀悼をささげます。

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不健康

2004-12-29 23:16:23 | その他
大体わかってはいたけどさー、福建省が発覚。
じゃなくて、不健康なのが発覚。健康診断でね。
やっぱ一人暮らしがいいよー。

今年は私的言語外アウトプットが一つも無く終わっちまいそうだよ。
なんかむかつくねー。

来年のマイキーワードは「持続可能」。
この視点から攻めたいね。
そんで、公私含めて忙殺上等くらいでいきたい。
が、しかし、いろんな意味での「持続可能」性からポジティブな答えが出るものだけ。
くっだらねぇ「踏襲」みたいなのは嫌悪すべきでね、
マクロ視点とミクロ視点からのデータ羅列で、くだらねぇ「踏襲」を基盤としていると
すぐわかりそうなくらいの事柄が多々あると思うのだけど、みんなやってきたとか言うじゃない!
それって社会悪ですから! ざんねん!
not持続可能そして解体型精神性を nobody knows 斬り!!

つまりは不健康。
そして、
拙者も不健康ですから切腹!

っつーね。

今年は波田陽区良かったですね。
トムの方もちょっとまじりました。
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ファットボーイ・イズム

2004-11-05 23:45:26 | その他
予定だと、再来週に幕張へ出張するのです。販売で。
8人だか9人だかで行くので、なんだか社員旅行ぽいのかもしれない。
なんて書いちゃうと不真面目にみられるのかな。

仕事は仕事として置いといて、
とにかくどこかへ行く時って、食べ物が大事なんです。
何が食べれるのか。名物は何か。味はどうか。
といった点です。

小さな島国であっても、各地方での味の差ってのはけっこうありますよね。
たとえばラーメン。
僕はちぢれ麺が好きというか、以外ありえないくらいの札幌ラーメン党です。
それが、こないだ食べた東京のラーメンはストレート太麺でした。
あれが異端じゃないのならばおどろきます。
スープの味にしても、札幌ラーメンのくだけたというか、なあなあというか、あったかい味に
なれてしまっているので、あの潜在的個人主義をくすぐられるような味は新鮮ではあるのですが、
ちゃんと食べた気がしません。
不味いわけじゃないので、何回か食べればなれるでしょうけど。

なんつーか、淡白なんです。濃い味薄味というよりも、クールかどうかって感じがします。
向こうのラーメンは戦闘に向いています(なんだそりゃ)。

で、千葉の味はどうなのかなぁなんて楽しみにしています。
落花生が特産だそうで。機会があれば食べてみようか。
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アニバーサリー

2004-09-06 21:45:10 | その他
昨日は記念日でした。

思えば長かった。

9.11。
呆然とテレビを見つめているうちに、自転車を盗まれたっけ。

思えば長かった。

大学にはいって、3日もたたない春の日の自転車通学。
女子中学生とぶつかって、僕のほうが吹っ飛び、手首を捻挫したっけ。

思えば長かった。

どこかの会社の敷地で花火戦争をやり、おまわりさんに追いかけられた
中学1年の夜。

思えば長かった。

花火をしにいくという口実で、肝だめしやらなにやら、そこらじゅうをうろつきまわったっけ。

思えば長かった。

思春期とよばれる時期に、女の子と手を繋いだ肝だめし。


その子が迎えることのできなかった、僕にとっては昨日という記念日。
思い返せないくらいたくさんの経験をした。

無理に振り返ることはしない。
充実した今日と、明日と、明後日と、その先があるから。
それだけで十分すぎる。

初めて空気を吸ってから、10000日を生きました。
ありがとうです。
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喉元スギルマデ

2004-09-03 22:59:39 | その他
子供の頃に虫歯が多かったせいか、
チョコレートを口に入れても、噛まないようになった。
ほとんど上あごと舌で食べる。

そんなことはないか。

小さな欠片を奥歯ですりつぶして、歯茎と舌と頬で食べたり、
飴のような扱いをしたりする。


ごくたまに、大量のチョコレートを口に入れて、口内をどろどろにしながら
食べることもある。
チョコレートケーキの場合はいつもそうだ。
そうすることがもっとも美味しいのだとしている。
できれば一口で食べ終えることが理想だ。

この理想の実現に励み、追求していくと、
チョコレートケーキをいかに早く口の中で溶かし、飲み込むかが重要になってくるのではないか。

そう、
チョコレートケーキを「飲みだす」のだ。

これは、チョコレートドリンクであってはいけない。
スポンジとクリームのある程度の硬度も大事で、少し引っかかるような喉ごしも、
美味しく頂く理想の一部分をなしている。

とはいえ、ガトーショコラと呼ばれる類の、吸水性が低い菓子の「粘度」はまた別だ。
こちらは一口で味わってはいけない。
時間をかけて味わうように要求されているのが、その食感と重みからわかる。


さて、この飲む快感は、チョコレートケーキに限られたことだろうか。
カレーはどうだろう。
焼肉はどうだろう。
カツ丼はどうだろう。

飲み込むまでの時間とタイミング。
なんだかいろんなものに当てはまるような気がしてきた。


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オンザグラウンド

2004-09-02 23:28:15 | その他
同じ高校を卒業した子と話をしていて、
ふと、あの頃の席を思い出した。

いつもくじ引きで決めているのに、
5割がた、最前列。

FWです。
いちおう、中盤もDFも経験しているのですが、
トップ位置が多かった。
決定力は無かったですが。

テスト時には右サイドが定位置でした。
クロスを上げる機会は無かったですが。


ドリブラーというわけでもなく、
パサーでもない。

司令塔でもなければ、
ダイナモでもない。



ならば、あなたはなんだったのだと問われればこう答えよう。


「シャドウストライカー」


授業を聞いてるようで聞いていない。
ノートをとってるようでとっていない。
その逆もしかり。

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