読書。
『江の生涯』 福田千鶴
を読んだ。
戦国武将・浅井長政と織田信長の妹お市の間に生まれた、
浅井三姉妹の末娘、江の生涯を、数少ない資料から読み解いた本。
江は、最終的には2代将軍・徳川秀忠の正室となって生涯を終えます。
それほどの地位にあり、死後も55回忌が執り行われるくらい敬われた女性だったにもかかわらず、
資料が乏しい。
なので、本書でも、彼女の周辺の事情を追っていく記述が本当に多いです。
だから、特に、秀忠に輿入れする前までの二度の結婚については、
よくわかっていないことが多く、その夫の人物象やその当時の情勢などの記述ばかりで、
あまり面白くありません。
でも、逆に言えば、面白くしようとして、少ない資料から拡大解釈することなく、
正直に誠実に、江の生涯を追って書いてくれた、と言えないこともない。
信長の妹、市は当時一番の美女と伝えられるくらいの女性でしたから、
その娘の、江も器量が良かったのかなと想像したりします。
残された骨からは、華奢な女性だったということがわかっているそうです。
そんな華奢な女性が、激動の歴史の海原を航海しきった、その見事さというべきなのか、
その芯の強い部分を感じさせられずにはいられませんでした。
どうやら、江の血は、天皇家に伝わっているようです。
天皇家って、そのときどきの権力者の血が入りますから、
歴史ミーハーさんからすれば、鼻血がでるくらいの血脈的背景なのかもしれないですね。
『江の生涯』 福田千鶴
を読んだ。
戦国武将・浅井長政と織田信長の妹お市の間に生まれた、
浅井三姉妹の末娘、江の生涯を、数少ない資料から読み解いた本。
江は、最終的には2代将軍・徳川秀忠の正室となって生涯を終えます。
それほどの地位にあり、死後も55回忌が執り行われるくらい敬われた女性だったにもかかわらず、
資料が乏しい。
なので、本書でも、彼女の周辺の事情を追っていく記述が本当に多いです。
だから、特に、秀忠に輿入れする前までの二度の結婚については、
よくわかっていないことが多く、その夫の人物象やその当時の情勢などの記述ばかりで、
あまり面白くありません。
でも、逆に言えば、面白くしようとして、少ない資料から拡大解釈することなく、
正直に誠実に、江の生涯を追って書いてくれた、と言えないこともない。
信長の妹、市は当時一番の美女と伝えられるくらいの女性でしたから、
その娘の、江も器量が良かったのかなと想像したりします。
残された骨からは、華奢な女性だったということがわかっているそうです。
そんな華奢な女性が、激動の歴史の海原を航海しきった、その見事さというべきなのか、
その芯の強い部分を感じさせられずにはいられませんでした。
どうやら、江の血は、天皇家に伝わっているようです。
天皇家って、そのときどきの権力者の血が入りますから、
歴史ミーハーさんからすれば、鼻血がでるくらいの血脈的背景なのかもしれないですね。