読書。
『アフリカにょろり旅』 青山潤
を読んだ。
東大海洋研の著者と、教授の塚本さん、そして助手の渡邉俊さんの三人による、
アフリカでウナギを探し求める旅の、過酷なのに笑えてしまう手記です。
「ウナギの研究なんて、人の役に立たないじゃないか」という著者の煩悶。
その答えを塚本教授の講演会を訪れた一般の人たちの反応に見つけ出すところから、
この本の、おもしろおかしくアホでありながらも輝きを持つ力をわかりやすく
感じさせるようになっているように思いました。
一般の人たちの反応をみながら、著者の青山さんは、知的好奇心は心の栄養だと
悟るのです。これは、解説にも繰り返し書かれていたので、そうだなぁと
改めて感じたところでもあります。
しかし、ほんとに、序盤からアフリカとの風土の違い、文化の違いに
頭を揺さぶられます。
そんな世界で僕だったら生きていけるだろうかと、自分に照らしあわせると、
どうも無理かもという気持ちになります。衛生環境が悪い、食べ物が悪い、暑い。
そんな世界でもやっていくには、意外かもしれないですが、アホさが重要な気もしています。
笑い飛ばす精神力もしかり。
とにかく、読みやすくて面白いエッセイでした。
秋の夜長におすすめしたい作品です。
『アフリカにょろり旅』 青山潤
を読んだ。
東大海洋研の著者と、教授の塚本さん、そして助手の渡邉俊さんの三人による、
アフリカでウナギを探し求める旅の、過酷なのに笑えてしまう手記です。
「ウナギの研究なんて、人の役に立たないじゃないか」という著者の煩悶。
その答えを塚本教授の講演会を訪れた一般の人たちの反応に見つけ出すところから、
この本の、おもしろおかしくアホでありながらも輝きを持つ力をわかりやすく
感じさせるようになっているように思いました。
一般の人たちの反応をみながら、著者の青山さんは、知的好奇心は心の栄養だと
悟るのです。これは、解説にも繰り返し書かれていたので、そうだなぁと
改めて感じたところでもあります。
しかし、ほんとに、序盤からアフリカとの風土の違い、文化の違いに
頭を揺さぶられます。
そんな世界で僕だったら生きていけるだろうかと、自分に照らしあわせると、
どうも無理かもという気持ちになります。衛生環境が悪い、食べ物が悪い、暑い。
そんな世界でもやっていくには、意外かもしれないですが、アホさが重要な気もしています。
笑い飛ばす精神力もしかり。
とにかく、読みやすくて面白いエッセイでした。
秋の夜長におすすめしたい作品です。