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リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

テロ国家

2011-05-04 09:09:01 | オヤジの日記
ウサマ・ビンラディン氏殺害。

ある著名人の「目には目をというような盲目的な感情には、危険性を感じる」という真っ当な意見に対して、まるで袋叩きにするような抗議が殺到したらしい。

たとえ国際的な犯罪者とはいえ、裁判という方法を取らずに、問答無用に殺害という手法をとる国家とは、一体なんなのだろう。

普通、それをテロ国家というのではないだろうか。

つまり、その根底にあるものは、北朝鮮とほとんど変わらない発想だ。

ビンラディン氏を捕縛することは、はなから眼中になかったのか。

捕縛して、裁判にかけたら、アメリカにとって不利な事実も証言されてしまうので、口を封じようと思ったのか。

テロ国家対テロリスト。

似たもの同士だ。

同じような発想で、世界を思いのままに操ろうとする集団。

共存共栄はできないから、どちらかが相手の息の根を止めるしかない。

結果的に、圧倒するような殺人兵器と殺人タレントを持ったアメリカの方が、強かったということだ。
たった、それだけのことだ。

ありあまる兵器とありあまる殺人者。

テロにはテロを。

アメリカという国は、というよりもアメリカ国民というのは、わかりやすい人間の集まりだ。
「敵対する相手は殺してもいいんだ」という概念が、骨の髄まで染み込んでいて、国家の殺人に対して、諸手をあげて歓喜し、批判的なことをいう人間を封殺しようとする。

人を殺すことには、どんな理由付けをしようが正義のカケラもないはずなのに、アメリカという国を守るためなら、無条件にそれを受け入れる。

今回「テロリストにも裁判を受ける権利を」と叫ばなかったことで、アメリカという国が、臆病なほど利己的な暴力国家だということがわかった。

アメリカに、真の意味の法はあるのだろうか?