リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

居眠りの方が重罪

2011-05-10 06:12:50 | オヤジの日記
民主党の石井一・震災対策副本部長がマニラでゴルフをしていたことが、小さな騒ぎになっているようだ。

アンチ民主のみなさんが騒いでいるかどうかは、定かではない。

石井議員が海外でゴルフをしたことが、非常識だという論調だが、私は「こんなときにゴルフなんか」の「こんなとき」を拡大解釈するのは危険だと思っている。

「こんなとき」を拡大解釈したら、議員は料亭で会合を開くことはできなくなるし、仕事が終わった夜に、息抜きにホテルのバーで酒を飲むこともできなくなる。
クラシックの演奏会やX-JAPANのコンサートを見にも行けなくなる。

「東日本大震災に関する決議」が採択されたあとだから、民主、自民、公明、共産などの議員たちは、政策を考える合間に、息抜きをしてもいいと思う。

むしろ積極的に息抜きをしてもらいたいとさえ思う。

生真面目すぎる感情論は、人を縛るだけだ。

過去の「えひめ丸事件」で、当時のモリ総理は、事件の一報が入ったとき、ゴルフをしていたという。
ゴルフをすること自体は問題ないが、事件の一報が入った後もゴルフを続けたのは、国の最高責任者として、一番してはいけないことだ。

それは、責められても当然だ。

今回のことは、緊急性を拡大解釈したら「けしからん」ということになるかもしれない。
また大地震が起きたら、どうするのか、と責めることに正義はあるのかもしれない。

確かに、震災対策副本部長たるもの、どんなときも気を抜くべからず、というのは正論だが、同じ人間として私はそこまで人に対して生真面目な要求はしない。
結果論を含んだ正論で、人を責めたくはない。

「国外であれば目につかないと思った」という子どものような言い訳は、頭の悪さを表しているが、今回のことは、今後の彼の仕事振りを見て判断しても遅くはないと思う。


そんなことより、私が許せないのは、国会会期中に居眠りをする議員たちである。

会社で大事な会議中に居眠りをしたら、その人はダメ社員の烙印を押される。
教師が、授業中に居眠りをしてしまったら、教師失格と言われる。
タクシーの運転手が、運転中に居眠りをしたら、生死に関わる問題である。
プロ野球の監督が試合中に居眠りをしたら、ファンから袋叩きに合うだろう。
テレビのニュースキャスターが、報道中に居眠りをしたら、きっと謹慎を命じられるだろう。
刑事が張り込み中に居眠りをして犯人を逃したら・・・・・(まあ、これはよくあることかもしれないが)。


会期中の議員の居眠りは、職場放棄である。

彼らひとりひとりに監視カメラをつけて、居眠りをしたら、即刻レッドカードを示して、退場させるべきだ。

レッドカードを溜め込んだ議員は、次回の選挙に出る資格を失う、というような罰則を設けててもいいのではないか。


ゴルフには厳しくて、審議中の居眠りには寛容だという判断基準が、私にはわからない。


私は、ゴルフ禁止派ではなく、居眠り禁止派だ。