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リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

旧田中派と讀賣・産経が政権を壊す

2011-05-28 08:31:05 | オヤジの日記
少々、古い話だが、5月24日に、民主党の小沢一郎と渡部恒三が「合同誕生日会」という気持ち悪い会合を開いたという。

そして、老人ふたり、ご満悦だったようである。
被災地産のキュウリを齧るというギャグのようなパフォーマンスもあったらしい。

3年ぶりの合同誕生日会。
代表世話人は、前原誠司氏だという。

小沢氏一人だけでは人数を集めることができず、存在感を示すことができないので、「二人ならなんとか・・・・」とでも思ったのだろうか。

もし小沢氏が声をかけて、人があまり集まらなかったら、影響力云々を言われる。
そこで、この3年間「シカト」していた渡部氏との「誕生日会」を利用しようとしたのか。

さらに、いま民主党で一番実力があると思われる前原氏を間に立てれば、小沢アレルギーの人も抵抗が少ないと思ったのかもしれない。

小沢氏にとって、いま必要なのは、菅氏に対する「いつでも倒閣できるんだぞ」という明確な圧力だ。

そのためには、とにかく人数が必要。
不仲と言われている相手とツーショットというのは、四六時中、倒閣ネタを探している読売グループと産経グループにとって、格好のネタの提供になる。

ヨダレを垂らして、食いついてくるだろう。

実際、読売は「疎遠だった党重鎮2人の和解は、菅首相に退陣を求める『菅降ろし』の動きにも影響を与えそうだ」と嬉々として伝えている。

読売と産経は、旧田中派のじゃれ合いが好きなようだ。

まるで利権をエサに、裏で政界を操り、保守が幅をきかす世界こそ「政治の王道」だと確信しているかのように、いつも「強い保守」を下支えしてきた。

読売と産経にとって、「持ちつ持たれつの関係」を保てない政権に、存在価値はない。
自分たちとともに「強い保守政権」を作れない政治家は、すべて無能なのである。

旧田中派は、読売と産経にとって、そんな「幻想」を実現してくれる唯一の存在なのかもしれない。

ウヨク新聞社と「持ちつ持たれつの関係」を持てない菅政権は、何の価値もない存在だから、とにかく倒閣。

日本の復興よりも、とにかく倒閣。


「ロンとヤス」の中曽根元総理が、もっと若かったら、まっ先に担ぎ出すのだろうが、さすがにご高齢なので却下。
郵政民営化の小泉元総理は引退したので、影響力はない。

そのあたりの利害関係を手っ取り早く共有できそうなのが、旧田中派ということなのだろう。
政治資金規正法違反の小沢一郎被告と、厚生大臣時代「原発を作れば作るほど国民は長生きできる」発言の渡部恒三を主役にして、無理にでも「倒閣」を強調したかったのだろう。

懸命に倒閣運動を起こして、年に一回首相が代わって、その結果、日本の復興が遅れたら、読売と産経、小沢、渡部は、今度は誰の責任にするのだろう。

政治家とウヨク新聞社は、「一丸となる」という言葉は、悪だくみのときだけ使うものだと思っているようだから、その悪だくみの結果、彼らは、スケープゴートとして前原誠司を確保しておきたかったのか。



まさか・・・・・ね。