リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

JR東日本の対応

2011-05-30 06:09:37 | オヤジの日記
今更ながら、石原都知事が、大震災時のJR東日本の対応を批判したという記事。

それは、こんな記事だった。


 石原慎太郎東京都知事は2011年5月27日の会見で、東日本大震災の起きた当日、帰宅困難者が大量に出る中、JR東日本が終日運休したことに触れ「この連中は何なんだ、いち早くシャッターを閉めて、共通のスペースである構内から乗客を閉め出して帰っちゃった」と話し、同社に対して抗議文を送ったと明かした。

 「あのスペースは法律で課税の減免してもらっている。それなのに構内を緊急時に国民に解放しないなら、法律変えてでも税金かけたらいい。そういうことを通告した」としている。


2ヶ月半経って、今ごろ話題を持ち出す、その目的は何なんだろう。
間に都知事選があったから、言い出せなかったのだろうか。

しかし、抗議というのは、すぐに言わなければ、効果のないものだと思うのだが。

確かに、都内のJRが運転を再開したのは、翌日の朝の7時以降だ。

それに対して、都営地下鉄は11日の夜8時には、ほとんどの路線が運転を再開していた。
その点を比較すれば、JRの対応は遅いと言ってもいい。

ただ、都営地下鉄と例えば山手線、京浜東北線、中央線を比べたら、利用する乗客の数は、桁違いだというのがある。
だから、単純に比較していいというものではない。

どちらもはじめての経験だとしても、背負い込む責任の重さは、乗客が多いほうが大きいに決まっている。

石原氏が、それらを全て踏まえて、抗議文を送ったのかどうか。

ただ、いつもの老人の気まぐれとちっぽけな自己満足で送ったのだとしたら、時間の無駄のような気がする。

この段階で、課税の減免や税金のことを持ち出して、圧力をかけるのは、いかにも政治家的であるし、ヤクザ的でもある。


おそらく「支持者・利用者の声だよ」というのだろうが、唐突感は免れない。

もし、本当に「支持者・利用者の声」だというなら、もっと早く抗議すべきだ、と私は思う。