リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

お笑いは下品でいい

2011-03-26 13:51:49 | オヤジの日記
友人の紹介でもらった2件の仕事も終わり、地面の自己主張も若干落ち着いた深夜、クリアアサヒを飲みながら、HDレコーダーの録画リストを見ていたら、「バカデミー何とか」という番組が録画されているのを見つけた。

娘は、K-POPにしか興味がなく、ヨメはその影響で韓流ドラマにしか興味がないので、おそらくこれは、息子が録画したものだろう、と推測した。

「バカデミー」といういかにもお手軽なタイトルを嘲笑いつつ、番組を見始めた。

2時間の番組だったが、あっという間に見終わった観がある。
見終わったあと、爽快感さえ感じた。

おバカな映像や可愛い動物もの、偶然撮れたハプニング映像。
どれも面白かった。
見終わったとき、午前3時半を過ぎていたが、完全に時を忘れた。

なぜ、こんなにも面白かったのだろうか、と思ったら、番組がナレーションだけで進行していたからだということに、気づいた。

息子は、むかし「世界丸見えナントカ」や「仰天ニュース」「ベストハウス」などの番組が好きで、食い入るように見ていたことがある。

しかし、ひねくれものの私は、「世界丸見え」なんか、どこが面白いのかね。
あれは、世界中の面白いビデオを探してくるスタッフは偉いが、まるで居酒屋のサラリーマンのように勝手な感想を述べ、程度の低い冗談を交える芸人たちの存在は、ほとんど意味がないだろう、と私は言っていたのである。

「仰天ニュース」なども、偉いのは構成作家とプロデューサーだけで、間に出てくるタレントや芸人の中身のない会話は、いらないだろうと私は毒づいていた。

「ベストハウス」も、プレゼンテーションなどと言っているが、VTRを紹介するタレントは、自分でVTRに関与することなく、ただ紹介するだけで終わっている。
これも、苦労しているのはスタッフだけだ。

この番組を見るたびに、気のきいたコメントを言うでもなく、構成作家の書いた文章をただ読むだけのタレントは、必要なのかね、と私はいつも毒づいていた。

その理不尽な批判に嫌気がさしたのか、息子はいつの間にか、これらの番組を見なくなった。
今回、「バカデミー」を録ったのは、必要のない司会者やタレントがいないことを何かで知って、これならオヤジに文句は言われないだろうと彼なりに感じ取って、録画したに違いない。


可哀想な息子。


そんな可哀想な息子に、無神経はオヤジは、さらに言う。

お笑い芸人は、体を張らなければ駄目だ。

島田紳介氏やビートたけし氏のように、自らは体を張らずに、子分たちに体を張らせて笑いを取るプロデューサー芸が俺は嫌いだ。

私が尊敬するのは、志村けん師匠、高田純次師匠、出川哲朗師匠、坂田利夫師匠、岡村隆史師匠、ダチョウ倶楽部師匠、江頭2:50師匠だ。

彼らは、自分の体で笑いを取り、自分の体で笑いを完結させている。
人からは「下品」だと言われているようだが、その笑いは崇高だ。

彼らこそが、お笑いのお手本である。

島田紳介氏やビートたけし氏、タモリ氏、松本人志氏などは、人から「頭がいい」と言われたがっている芸人だ。

しかし、志村けん師匠たちは、おそらく「頭がいい」と言われたがっていない。

私は、その点で、彼らを尊敬している。


息子は、「はあ・・・」と言いながら、私の戯言を聞き流しているようだが、影響は受けているようだ。

出川哲朗師匠を最近「すげえな!」と言い始めている。


そのことが、私は、何か嬉しい。


そのまんま東京へ

2011-03-25 10:45:43 | オヤジの日記
偏見を持っている。

政治家の方たちに、である。

たとえば、東国原氏。
4年以上前のことだが、しばらくその姿を見ていないなと思ったら、宮崎県知事になっていた。

そして、知事におなりになると、タレント時代の印象とは随分違って、腰を低くして数々のバラエティ番組に出ていた。

知事が、バラエティ番組に出演?
なぜ?

と思ったら、宮崎県産の何かを腰を低くして紹介していた。

知事は、会社の広報のようなことをするのが仕事なのか。
私の中の知事像とは、かなりかけ離れているな、と思った。

しかし、東国原氏は、県民に絶大な支持を得ているという。
つまり、新しいタイプの知事だったのだ。

私の感覚が、古いままだから、違和感を感じたのだろう。

その後、東国原氏が広報以外に何をし、県民が彼をずっと支持し続けたのかどうか、私は興味がなかったので、彼の仕事振りを知らずに過ごした。

鳥インフルエンザのときに、何かしら物議をかもしたようだが、見出しを見ただけなので詳しいことはわからない。

東国原氏が、2期目の県知事選に立候補しなかったことは知っていた。
なぜ、立候補しなかったのか、その理由は知らない。

やり遂げたと思ったのか、それとも宮崎県知事の座は4年居座れば充分と思ったのか。
あるいは、考えたくはないが、ただの「腰掛け」だと思ったのか。

もともと東京都知事を狙っていたのか。

4年間、宮崎県の物産品を紹介していた人が、東京都知事の座を狙う。

宮崎県民の方々は、彼の出馬を、どう思っているだろうか。

私は心が狭い人間なので、もし私が宮崎県民だったら、「宮崎に飽きて、今度は東京かよ」と思う。

「宮崎はもういいのかよ!」とも思う。


政治家は、渡り鳥か。


森田健作千葉県知事も、千葉知事選に出る前に、埼玉県知事選に立候補する準備をしていたが、当時所属していた自民党の派閥の領袖に止められて断念したという経歴を持つ。

「埼玉が駄目なら、千葉があるさ」

森田氏は、あのとき千葉県知事選に落ちていたら、次は東京都知事の座を狙ったかもしれない(私の偏見)。


東京都知事は、それほどやりがいのあるポストなのだろう。
政治家なら、一度はその座に就いてみたいと思っても不思議ではない。
世界有数の大都市なのだから。

だが、東国原氏は、東京で何をしたいのだろう。
政策を聞いていないので、いま判断はできない。
まさか「江戸前寿司」の宣伝は、しないとは思うが。

スケールの大きな政策を用意していることを期待したい。


しかし、彼がもし都知事選に落ちたら、次は、衆議院選に立候補するなんてことは・・・・・・・ありえますね(偏見)。


さらに偏見で言わせてもらうなら、どうせ渡り鳥なら、東京都知事や衆議院議員などより間違いなくやりがいのある、難問山積みの沖縄県知事になったら、と思うのだが、どうでしょうか。


タレントさんは、沖縄県知事は、お嫌いですかね。







病のご老人

2011-03-24 11:36:54 | オヤジの日記
昨日、プロ野球の開幕に関して、東京ジャイアンツのオーナーのことを書いてしまったが、私はひとつ思い直した。

あれは、何も目くじら立てるほどのことではなかったのではないか、と。

讀賣新聞社の某会長や、「天罰発言」の某都知事のような自己顕示欲の強いご老人たちは、「新聞の見出しになりたい」病を患っているのだ。

彼らは、本能的に絶えず「新聞の見出しになること」を望んでいるから、何かあるとすぐ本性が出てしまう。

つまり、あれは病なのだから、まともに取り合わないほうがいいと思う。

病気のご老人が、また何か言っているな、と思うだけでいい。

真面目に受け止めると、馬鹿を見る。
ストレスが溜まる。

笑って受け流すことにしよう。


バカ殿とご家老

2011-03-23 10:56:51 | オヤジの日記
「節電してくれってことは政府が言うことだろうけどさ、開幕を何日にしろなんてのはお上(かみ)が決めることかね」
「パ・リーグが先行していろんなことを決めているようですけど、そうはいかない」


そう言ったのは、東京ジャイアンツのオーナーだった。

タキハナ(?)という人らしいが、私はその人の名をはじめて知った。
もう一人の尊大なご老人がオーナーだとばかり思っていた。

ジャイアンツのオーナーは、尊大で倣岸な人しかなれないのかもしれない。
それが必須条件なのかも。

開幕を何日にするかを決めるのは、プロ野球機構であって、尊大オーナーではない。
合議の上で決めるのが、大人の会議というものだ。

普通は、気配りのできる大人なら、金儲けだけでなく、プロ野球を取り巻く状況というものを読む。
あるいは、読める。

強固な耐震設計を施した豪邸に住んでいるかもしれない尊大オーナー。
格差停電を経験していないかもしれない尊大オーナー。
いまだに、野球は世の中を救えると錯覚している尊大オーナー。

その尊大オーナーに、異議を申し立てることができないセ・リーグの弱腰オーナーは、長年の習性で、思考能力が停止しているのか。

ジャイアンツ様についていけば、わが球団は安泰。
だから、電力事情よりもジャイアンツ様の意向を尊重する。

尊大オーナーが、パ・リーグに主導権を握られるのはイヤだ、と薄っぺらなプライドをかざせば、弱腰オーナーたちは、簡単に尻尾を振る。

ようするに、「バカ殿とご家老の関係」である。


ジャイアンツフアンが世の中にどれだけいるか知らないが、試合が開催されても、格差停電の中、テレビも見れない、ラジオも聞けない状態の人も出てくるだろう。

「バカ殿とご家老」は、真面目にそんな人たちのことを想像しているのだろうか。

彼らの目は、いったいどこに向いているのだろう。

試合に来てくれる観客が落とす入場料と、グッズの売り上げか。
それとも、ただ単に、日程を消化したいという実務上の義務感か。

あるいは、プロ野球は被災者たちを励ますことができるという純粋な熱意か。


しかし、誰もプロ野球を開催するな、とは言っていないのだ。

ただ、時期が早いから少しだけ待ちましょう、と言っているだけなのである。


それさえも理解できず、なんでも思い通りになる、と思って強行したら、彼らは本当のバカ殿、そして無気力なご家老様になってしまう。


私は、プロ野球には興味がないが、純粋なプロ野球フアンの存在は認めている。

だから、彼らをガッカリさせて欲しくない。



遠い目線、近い目線

2011-03-22 10:21:52 | オヤジの日記
「被災地の窃盗犯は、撃ち殺していい。政治家の防災服は何の役に立つんだ。そんなの着ているなら被災地に行け」とテレビで言った人がいたらしい。

ビートたけし氏である。

私はその番組を見ていないので、彼がそう発言したというのをネットで見ただけである。
だから、もしかしたら、それは作り話だという可能性もある。


ビートたけし氏は、漫才・ツービートの時代から、遠くからエキセントリックに主張する人だったと私は思っている。

今回の発言が本当なら、やはり遠くからエキセントリックに主張している、と私は思った。

「窃盗犯は、撃ち殺していい」という発言は、モラルの低下を彼流に表現したものかもしれない。
しかし、その発言は短絡的過ぎる。子どもじみている。

政治家の防災服に至っては、どうでもいいことだ。
大震災という現状に、そんな小さなことを批判しても何の意味もない。
「被災地に行け」という言葉は、一見すると正当な主張にも思えるが、やはり私には「遠くから見ている」としか思えない。

スタジオからなら、エモーショナルなことは何でも言える。
著名人が奇抜なことを言えば、不満を貯め込んだ人は、その言葉に迎合しやすい。

善か悪かは関係なく、言葉の強さ、大きさだけで判断する人が、世の中にはいくらでもいる。
テレビという媒体は、特にそうだ。


芸人の田村淳氏が、被災者のために芸人仲間を集めて、救援物資を募った。
そして、被災地までそれを届けたという報道を見た。

私は芸人としての田村淳氏の立ち位置は、好きではない。
おそらくこれからも好きになることはないと思うが、彼のしたことは、「近くから」被災者を見た行動だから、私は素直に偉いと思っている。

もしかしたら売名行為だと非難する人もいるかもしれないが、売名行為だとしても、「被災者の近くに寄って」一人でも多くの人の役に立つなら、それは偉い行為だと私は思う。

それは見方によっては不器用な方法だとは思うが、被災者・被災地に対して、間違いなく「目線の近い」田村淳氏の行動を、私は支持する。

現実の被災地では、エキセントリックな言葉よりも、即席カイロ一個の方が、ありがたいだろうと思うからだ。


遠くから、まるで一流の映画監督のように、大震災という事象を切り取って、エキセントリックな言葉で表現する、まるで文化人のような芸人・ビートたけし氏。

私は、そんな「目線の遠い」人の言うことは聞きたくない。


ただ、天才・ビートたけし氏のことだから、きっと壮大な支援計画を持っていることだろうと推測する。

彼が、いつまでも「遠くでエキセントリックなことを主張する男」ではないことを期待しながら、その支援計画の発表を待ちたいと思う。