ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

メキシコ産スパークリングワイン

2010-02-02 11:28:20 | ワイン&酒
昨日は シャンパーニュ会の募集 を出しましたが、
今日はそれの真逆を行く、超マイナーなスパークリングワインの紹介です(笑)




ジャスコのワイン売り場で、メキシコ産のスパークリングワインを発見

使われているブドウも面白そうだし、スペインの大手フレシネ社とも関係のある生産者のようだったこと、それと、これが一番肝心なのですが、シャンパーニュやスペインのカバと同じ瓶内二次発酵をしているのに価格が非常に魅力的だったので(780円)、買ってみることにしました。



SALA VIVE BRUT NV  Finca Dona Dolores (Freixenet de Mexico)

「サラ・ビベ」は、スペインのカバ生産No.1といっていいフレシネ社の創業者の妻「ドロレス・サラ・ビベ」の名前に由来しています。


この写真の女性が ドロレス・サラ・ビベさん

シュナン・ブラン+ソーヴィニヨン・ブラン+ピノ・ノワール+マカブーで70%、サン・テミリオン(ユニ・ブランのこと)が30%というブレンドで、瓶内二次発酵を行い、熟成期間18カ月。
ブドウの組み合わせがユニークですね



意外にも、といっては失礼ですが、さすがフレシネ系列だけあって、きちんと造られていました

シャンパーニュと比べてしまうと、ミネラル感と酸味に欠け、キレも今ひとつな点もありましたが、
イチゴと合わせてみたところ(映画「プリティーウーマン」風)、病み付きになりそうなマリアージュでした♪

売り場には少し甘めの「セミ・セコ」もあったので、それはデザート類を合わせてみたいかも。



パーカーポイントは「87」と大健闘!




実は、メキシコはアメリカ大陸で最も古い歴史を持つワイン産地で、特に国外からの投資でワイン産業が発展してきました。

気候的にはどうなの?とか、色々気になる点はありますが、地図を見てみると、カリフォルニアのロサンゼルスのすぐ南がメキシコ国境ですし、海岸線に近い場所なら涼しいところもありそうです。

メキシコワインに運良く出会えたら、試してみても面白いのでは?
私もちょっと注意して見てみようと思っています。

コメント (4)
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