ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

「パネットーネ」はイタリアのお祝い菓子的存在?

2015-12-29 16:24:27 | 甘いもん
先日訪問したシチリアで出合ったクリスマスマーケットで、イタリアのクリスマス菓子「パネットーネ」を買ってきました。


パネットーネ Panettone Fiasconaro 750g(Italy, Sicily)

パネットーネはブリオッシュとケーキの中間的な存在で、独特のパネットーネ酵母から作られるイースト菓子です。

伝統的なのはレーズンとオレンジピール入り。
上の画像はチョコチップ入りで、若い人に受けているそうです。




赤いクリスマスカラーのラッピングでした




白く散らしてあるのはアイシング。
とても柔らかく、機内手持ちで持ち帰ってきたのですが、ちょっと潰れて変形してしまいました。




食べると、ブリオッシュ生地に近い食感と味わいです。
ちょっとパサつく感じもありました。
シチリア産のハチミツが入っているのが、地元色があっていいですね。
トラディショナル版の方には、シチリアのマルサラワインも入っていました。





売上金の一部がマダガスカルの子どもたちに寄付されるということもあり、せっかくの機会ですから2台買い、1台(トラディショナル)はお世話になった方のクリスマスプレゼントにしました。



このパネットーネはクリスマス時期に食べられる北イタリア発祥のお菓子ですが、クリスマスだけではなく、新年にも食べられ、また、イースター、母の日、果てはバレンタインにも売り出されるとか?

お祝いや、ハッピーなシーンに登場するお菓子 になっているのかも?



上のパネットーネは、ようやく半分が食べ終わりました。
母と二人なので、なかなか減りません(笑)
パネットーネは長持ちするお菓子ですし、イタリアでは、クリスマスのお祝いは1月6日の公現祭(エピファニー)まで続くので、年明けからまた食べ始めようと思っています



州都パレルモの南東にある菓子店「Fiasconaro」が製造


これを買った時の記事はこちら →「寒さに震えたシチリアのクリスマスマーケット」



余談ですが、以前、ドイツの東側のドレスデンを12月に訪問した際、しばらく滞在していたホテルをチェックアウトする時に、ホテルからパネットーネをいただきました。


ドレスデンのホテルでいただいたパネットーネ

ドイツのクリスマス菓子「シュトレン」は有名ですし、ドレスデンはシュトレン祭りを開催する街でもあるのに(私のドレスデン滞在理由のひとつもシュトレン祭りでした)、なぜイタリアのパネットーネだったんでしょう?
ホテルのオーナーがイタリア出身だったとか?

思いもかけず、ドイツのドレスデンでパネットーネをもらってきたので、パネットーネというと、いつもドレスデンのことを思い出します(笑)

コメント
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