今週出かけた自然派ワインのルクレアシオン試飲会で、おいしいガメイのワインに出合いました。
ガメイというと、ボジョレ・ヌーヴォーの印象が強いので、あまりいいイメージを持たない人もいるかもしれません。
しかし、私がここ1年以内で取り上げたワインを見ると、ガメイがけっこう多いんです。
それはボジョレの生産者だけでなく、また別の地域のガメイもあります。
今、なぜガメイに注目?
それは、ワイン生産者が変わってきたから。
例えば、ボジョレの ダミアン・コクレ
左)Le fou de Beaujo 2014 中)Morgon Cote de Py 2013
左)Morgon Cote de Py Vieille Vige 2012 /Damien Coquelet (France, Beaujolais)
ドメーヌの設立は2007年。
栽培はオーガニックで、発酵は自然酵母。SO2の使用は微量。
樹齢の高いブドウ樹が多いのも、ここの特徴です。
「ル・フー・ド・ボージュ2014」のブドウの平均樹齢は30~40年。
格付けでいうとAOCボジョレになります。
口当たりがやさしく、食事のいいお供になってくれそうなタイプ。
(輸入元参考小売価格:2520円)
「モルゴン コート・デュ・ピィ2013」は平均樹齢60年。
格付けはAOCモルゴン。
うまみが凝縮し、ミネラル感、果実感、酸、タンニンのバランスがとても良く、「ル・フー・ド・ボージュ」よりもワンランクアップした料理に合いそうです。
(輸入元参考小売価格:3360円)
「モルゴン コート・デュ・ピィ2012 VV」は樹齢60年の古木にブドウを使用。
フレデリック・コサール(ブルゴーニュ、シャソルネイの有名生産者)が使用した樽で6~8カ月熟成させているため、樽からのタンニンの影響を感じました。カッチリしたストラクチャーがあり、10年以上の長期熟成も可能とのこと。
(輸入元参考小売価格:4380円)
個人的には、「モルゴン コート・デュ・ピィ2012 VV」は今すぐ楽しむにはストイックなので、すーっと心地よく飲める「ル・フー・ド・ボージュ2014」を家庭で気軽に楽しむのがいいかなと思います。
やさしいワインなので、ほっとしますし、食も進みそうです。
そうそう、このダミアン・コクレは、自然派ワインの第一人者マルセル・ラピエールの一番弟子とされているジョルジュ・デコンブの息子です。
ドメーヌを立ち上げた2007年、ダミアンは20歳だったそうですから、今は28歳?
若い!
「Coquelet」は「若い雄鶏」の意味ですから、ラベルに雄鶏を描いているのでしょうね。
(輸入元:日本酒類販売)
もうひとり、ボジョレの若手生産者のワインを紹介します。
ボジョレはフルーリーのヤン・ベルトラン
Morgon Cuvee Bio-Dynamite 2014 Yan Bertrand (France, Beaujolais)
モルゴンのワインで、キュヴェ名は「ビオダイナマイト」!
樹齢70年の古木のブドウで、栽培はビオディナミ。
そう、ビオディナミをビオダイナマイトと引っかけているんですね(笑)
ヤン・ベルトランは25歳。ダミアン・コクレより若い!
彼の本拠地はフルーリーですが、今回フルーリーとモルゴンを試飲した際、私にはモルゴンのワインの方がしっくり&すーっと入ってきました。
その中でのイチオシが、このビオダイナマイト。
みっちりキメ細かく、それでいてふわっとしたふくらみがあり、自然にじわじわしみ込んできます。
ボジョレらしいマセラシオン・カルボニックで醸造を行ない、古い樽(最低10種類のワインに使用)で7~9カ月熟成しています。
(輸入元参考価格:4800円)
ドメーヌとしては、ヤンの祖父が1970年にフルーリーに畑を購入し、父が10年前にオーガニックに転換したのですが、それをヤンが2012年からビオディナミを始めました。
現在所有する畑は8haですが、ビオディナミを実践しているのは2.5ha(2区画)のみ。
ここも樹齢の高いブドウが多く(平均50~60年)、中には110年なんていうのもあるそうです。
(輸入元:株式会社プラスブルー・ダイニング)
ダミアン・コクレ そしてヤン・ベルトラン
ボジョレでオーガニック、ビオディナミに取り組むこの2人の若手生産者は、今後のこの地域の顔となっていくかもしれませんね。
ガメイというと、ボジョレ・ヌーヴォーの印象が強いので、あまりいいイメージを持たない人もいるかもしれません。
しかし、私がここ1年以内で取り上げたワインを見ると、ガメイがけっこう多いんです。
それはボジョレの生産者だけでなく、また別の地域のガメイもあります。
今、なぜガメイに注目?
それは、ワイン生産者が変わってきたから。
例えば、ボジョレの ダミアン・コクレ
左)Le fou de Beaujo 2014 中)Morgon Cote de Py 2013
左)Morgon Cote de Py Vieille Vige 2012 /Damien Coquelet (France, Beaujolais)
ドメーヌの設立は2007年。
栽培はオーガニックで、発酵は自然酵母。SO2の使用は微量。
樹齢の高いブドウ樹が多いのも、ここの特徴です。
「ル・フー・ド・ボージュ2014」のブドウの平均樹齢は30~40年。
格付けでいうとAOCボジョレになります。
口当たりがやさしく、食事のいいお供になってくれそうなタイプ。
(輸入元参考小売価格:2520円)
「モルゴン コート・デュ・ピィ2013」は平均樹齢60年。
格付けはAOCモルゴン。
うまみが凝縮し、ミネラル感、果実感、酸、タンニンのバランスがとても良く、「ル・フー・ド・ボージュ」よりもワンランクアップした料理に合いそうです。
(輸入元参考小売価格:3360円)
「モルゴン コート・デュ・ピィ2012 VV」は樹齢60年の古木にブドウを使用。
フレデリック・コサール(ブルゴーニュ、シャソルネイの有名生産者)が使用した樽で6~8カ月熟成させているため、樽からのタンニンの影響を感じました。カッチリしたストラクチャーがあり、10年以上の長期熟成も可能とのこと。
(輸入元参考小売価格:4380円)
個人的には、「モルゴン コート・デュ・ピィ2012 VV」は今すぐ楽しむにはストイックなので、すーっと心地よく飲める「ル・フー・ド・ボージュ2014」を家庭で気軽に楽しむのがいいかなと思います。
やさしいワインなので、ほっとしますし、食も進みそうです。
そうそう、このダミアン・コクレは、自然派ワインの第一人者マルセル・ラピエールの一番弟子とされているジョルジュ・デコンブの息子です。
ドメーヌを立ち上げた2007年、ダミアンは20歳だったそうですから、今は28歳?
若い!
「Coquelet」は「若い雄鶏」の意味ですから、ラベルに雄鶏を描いているのでしょうね。
(輸入元:日本酒類販売)
もうひとり、ボジョレの若手生産者のワインを紹介します。
ボジョレはフルーリーのヤン・ベルトラン
Morgon Cuvee Bio-Dynamite 2014 Yan Bertrand (France, Beaujolais)
モルゴンのワインで、キュヴェ名は「ビオダイナマイト」!
樹齢70年の古木のブドウで、栽培はビオディナミ。
そう、ビオディナミをビオダイナマイトと引っかけているんですね(笑)
ヤン・ベルトランは25歳。ダミアン・コクレより若い!
彼の本拠地はフルーリーですが、今回フルーリーとモルゴンを試飲した際、私にはモルゴンのワインの方がしっくり&すーっと入ってきました。
その中でのイチオシが、このビオダイナマイト。
みっちりキメ細かく、それでいてふわっとしたふくらみがあり、自然にじわじわしみ込んできます。
ボジョレらしいマセラシオン・カルボニックで醸造を行ない、古い樽(最低10種類のワインに使用)で7~9カ月熟成しています。
(輸入元参考価格:4800円)
ドメーヌとしては、ヤンの祖父が1970年にフルーリーに畑を購入し、父が10年前にオーガニックに転換したのですが、それをヤンが2012年からビオディナミを始めました。
現在所有する畑は8haですが、ビオディナミを実践しているのは2.5ha(2区画)のみ。
ここも樹齢の高いブドウが多く(平均50~60年)、中には110年なんていうのもあるそうです。
(輸入元:株式会社プラスブルー・ダイニング)
ダミアン・コクレ そしてヤン・ベルトラン
ボジョレでオーガニック、ビオディナミに取り組むこの2人の若手生産者は、今後のこの地域の顔となっていくかもしれませんね。