ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

高貴なアルザスリースリング

2016-01-27 09:44:01 | ワイン&酒
先日の Riesling Ring新年会 で、この生産者はよく知っているはずなのに、見たことのないラベルのリースリングワインがありました。

輸入元に聞いてみると、このヴィンテージが初という特別なワイン とか。


Riesling Selection de Vieille Vigne 2009 F.E.Trimbach (France, Alsace)

「リースリング セレクション・ド・ヴィエイユ・ヴィーニュ」
樹齢の高いブドウからつくられ、ファーストヴィンテージが2009年
数量限定品で、毎年はつくられず、次のヴィンテージは2011年になります。

飲んでみると、果実のコクのある味わいとミネラル感がじわ~んと広がり、その中に洗練された酸味が入り込み、シュッと背筋が伸びる感じがあります。
うまみが乗り、これはいつまででも飲んでいたくなるタイプ。

2013年6月、スウェーデン王室のマデレーン王女の結婚披露宴の際にサーブされたとか。
ノーブルなニュアンスが漂いますので、王室の披露宴にはピッタリだったことでしょう。

とはいえ、一般庶民の我々でも楽しむことができます
(2011年ヴィンテージ 輸入元希望小売価格:4500円 )



「リースリング セレクション・ド・ヴィエイユ・ヴィーニュ」は、ブルーグレイラベルにシルバーの文字がエレガントなクールビューティー(右)

左は、トリンバック家がこの名前を名乗るにふさわしいと思われる優れた年にしか生産されない「リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール」。こちらも素晴らしいワインです。

「リースリング キュヴェ・フレデリック・エミール2004」は、2009年のノーベル平和賞のディナーでサーブされています。

※キュヴェ・フレデリック・エミールの希望小売価格:8300円(2007年ヴィンテージ)



王室の結婚披露宴といい、ノーベル賞ディナーといい、本当に雲の上の話ですが、そのトリンバックのワインが日本に輸入され、ちょっと奮発すれば飲める、というのは嬉しいことですね

(輸入元:日本リカー株式会社)

コメント
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