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科学の扉をノックするー小川洋子

2021年01月06日 | 読書

評価3

著者が各界の専門家を訪ねて先端科学を紹介する。
ジャンルは7つ、①宇宙②鉱物③遺伝子④放射光(スプリング8)⑤粘菌⑥遺体科学(解剖学)⑦肉体と感覚(プロ野球)。見聞きするもの全てが物語に結び付いてしまう小川さんの想像力にビックリ!

太陽系の話が面白かった。
実は、木星、土星、天王星、海王星が降り立つことが出来ないガス惑星であることを知らなかった・・・あまりにも範囲が広すぎる宇宙全体よりも、身近な(と、いっても・・・笑)まずは太陽系を知ることが大事だと思った。

第一級の科学者にまじって阪神タイガースのトレーニングコーチ(出版当時:続木敏之コーチ)が登場していることに違和感があったが、ま~小川さんが熱烈な阪神ファンだから、これは、これで作者の特権ということだろう(笑)。