評価
同郷で同世代の二人の洋子、作家・小川洋子とエッセイスト・平松洋子による本をめぐる対談集。やっぱり出て来る小川洋子さんの「アンネの日記」と「掛布」。掛布は最初にハマったアイドルだそうで・・・(笑)小川洋子節炸裂!
印象深い箇所を記しておきます。
深沢七郎の「楢山節考」の話がお迎えの話に発展し脳溢血・脳梗塞に行きつき、万一夫婦のうちどちらか一方が目の前で倒れたら「大丈夫?大丈夫?」って言いながら、頭をぐらぐらゆすり合おうねって約束しあってる友人の話になり・・・
平松「周到ねえ、と感心した(笑)」
小川「ああ。余計出血させるように」
平松「そうらしいです」
取り上げられたのが知らない本だらけで、しかも対談形式なので本についての説明もなく話が進行するわけで・・・ついて行くのが大変でした。対談集は注意せにゃなりませんね。