まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

房総駅間ひとりウォーク(JR南三原~JR館山駅 営業キロ16.3Km) 

2015年08月22日 | 房総駅間ひとりウォーク

7月に中断してしまった房総駅間ひとりウォークを再開しました。 まだ全快とはいえず、“ちょっと無理”してしまいましたが、少し動けるようになると、でかけてみたい!に負けてしまいます。 今回は、JR内房線南三原駅から館山駅までの沿線を歩きました。 

南三原駅まで移動する際に乗った外房線の車内です。
朝早い時間帯の下り列車ということもあり、手前に足が見えている方と二人で、そうとう長い間貸し切りの旅ができました。 朝日を浴びながら、人気の少ない列車の中で過ごすというのもなかなか気持ちよく、新鮮でした。
足の方には、まだ鈍痛はあるものの、よし、今日も頑張ろう!のスタートです。

最近はスマートフォンのアプリを使って、ものすごくいい状態のラジオ放送を聞くことができますが、昭和30年代生まれの残党としては、電波のラジオにとても愛着があり、今でも時々海外の短波放送を聞いたりもしています。

家での外作業や出歩くときに使てっているのが、Sony ICF-R353というポケットラジオで、NHKが、bayfmをほぼ一日中聞いています。 このラジオ、充電ができるし、満充電で50時間以上使えるし、普通の単4電池も使えるので、出先で電池切れになってもコンビニでなんとかなる、古い時代のアイテムですが、まだポンコツじゃない、あたしにとってはかなりの優れもの”ツールなんです。
このラジオで、電車内を含め、bayfmの電波状態を確かめてみようという思いもありました。

千葉市から出ている78.0メガヘルツのオリジナル電波は、列車内では御宿あたりまで来るとかなり聞きにくくなりました。勝浦市に87.4メガヘルツの中継局があるということなので、合わせてみると、御宿ではこの電波も拾えません。この辺が谷間ですね。
勝浦駅を過ぎると、勝浦中継局からの放送がいい状態で聞け、この状態が館山市の九重駅近くまで続きました。館山市市街は、館山中継局(77.7メガヘルツ)があるのでとてもいい状態です。

ここ数年は、Webアプリで、電波の届くはずのない沖縄や北海道のFM放送も驚くほどよい状態で聞け、これはこれで有難いことです。 でも、Webアプリを使わない(えない)人もたくさんいるわけで、県内に中継局を作って放送エリアをカバーしているわが地元FM放送局もたいしたもんだと評価〇です。
余談が長くなりました。

降り立った南三原駅から、線路に沿っている国道128号を歩きました。



途中から国道410号線に入り、道沿いにあるローズマリー公園を目指しました。

 歩道脇には自然のこんな花もたくさん咲いていました。
各家の花木の花もきれいに咲いており、いつもよりゆっくり、夏を感じながら進みました。



 ローズマリー公園へは、裏側から入り、房総フラワーライン側に抜けて撮った画像です。
あたしのバイト先の公園もそうですが、いい環境、いい風景があっても、なかなかこういう公園の経営は厳しいようです。



房総フラワーラインの歩道を進みました。
歩道の画像で、左側は太平洋。右に雑草のようにみえるのは、ローズマリーです。たくさん植わっていました。



 北緯35度最東端という標識が設置されていました。
なんのこっちゃ、と現地で看板を見上げていたのですが、帰ってきて調べてみたら、この地は、北緯35度0分 東経139度51分。東経での陸地の最東端ということのようです。
北緯でいうとギリシャクレタ島やイラン、イラク、シリア、アフガニスタンなどの中東地域と同じ位置にあるんですね。



JR千歳駅に到着。 無人の小さな駅でしたが、きれいに管理されていました。



道端や道路沿いの家の花木を眺めながら、次の千倉駅に向かいました。



千倉駅に到着。
この頃から、気温がぐんぐん上がり始め、足の痛みもあり、弱気の虫が鳴き始めました。 余計なところへ寄らず、とにかく館山まで歩くが目標でしたが、とにかく暑くて、心が折れそう(笑)。

それでも、のどかな風景や山野草、ラジオ放送に気を紛らわせて、トボトボ前進。



九重駅に到着。 ここも小さな無人駅でしたが、よく清掃・整備されていて感心です。巡回かパートかはわかりませんが、担当の女性の方が、清掃を行っていました。
できれば、ここから近い前期里見氏の居城、稲村城跡を歩きたい、と下調べはしてきたのですが、暑さと足の具合を考えて、またこんどに。

もう普通の暮らしの上ではどうでも良いほど古い時代のことなので、関心のない人にはどうしようもなくつまらないと思いますが、房総、中世の里見氏、千葉氏などの国とり物語は、房総で大河ドラマを作るなら、ここですかねってほど、小説的で面白く感じます。 歴史の重さ的に、全国区は厳しいので、大河にはならないとは思いますが(笑)



沿線にあった国分寺跡。今も国分寺というお寺でした。



市街に入り見つけたレトロないい感じの建物。
帰宅後調べたら、平成7年に千葉県指定有形文化財になった、千葉県立安房南高等学校(旧安房高等女学校)旧第一校舎 だと分かりました。 昭和5年(1930)に新築されたものだそうです。やや荒れた感じを受けたのが気になりました。
放置ではなく、うまく使って文化財として活かすと校舎にかかわった人たちも喜ぶんじゃないのかなぁ。



館山駅に、ほんと、青息吐息のゴール。 暑かったぁ。 駅には、冷房のきいた観光案内所(休憩所)があり、周辺エリアの情報がよく整理されていました。無料Wi-Fi完備。 駅2階は、オープンスペースでベンチがあり、ちょっとごろ寝休憩。

館山駅は過去に駅ハイで1回使ったきりですが、車やバイクでは市内を何度も訪れています。 海側は自衛隊の基地もある整備されたベイエリア。市内は、自然豊かで、中世の歴史から近代の戦争遺跡等もたくさん残っています。館山市観光協会HPをはじめ、Web上には、歴史などの散策の素材が充実しています。
事前に調べてちょっと出かけるにはよいエリアが、今回(あまり歩きませんでしたが)歩いてみて、現地に、分かりやすい見どころの案内表示が少ないと感じました。

車やバイクで訪れる人は、ナビを使えばいいですが、ウォーカーはたぶん迷ってしまう。迷うと元に復帰するまでに大きなエネルギーを使うのもウォーカーです。 この点は、すでに歩いてきた太平洋側のエリアでは、鴨川市が一番ウォーカーに親切で充実していたと思います。

9月からは、チーバ君の足の付け根あたりから、おなかの曲線を歩いて、あごの下まで頑張ります。

JR内房線 南三原~館山駅 営業キロ16.3Km)
2015年8月6日  実際に歩いた歩数 34,419歩(24.4Km)

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