仔犬のころからたまに「がうがう」やっていたことはあったのですが、咳を連続してすることもなく元気もあったので、動物病院へも行かずにきました。
7月は自分の痛風の一件もあり、歩いて散歩にでられない日が多く、少し歩けるようになってきた7月の最終週は、おまわりさんに見つかったら注意されそうですが、田圃道を自転車で出かけていました。
走るのは大好きなので、これはこれで彼としては大喜びだったのですが、帰宅するとゼイゼイ。涙目になっている日が続きました。
まあ、喜んで走り回っているのでいいか、と自転車散歩を続けていたところ、30日、バイトから帰ってみると、子3号がいて、今日一日中1時間おきくらいにゼイゼイ、がうがうやってて、元気なし。病気かもしれない、と心配顔です。
ワンコは?と見れば、いつもは、あたしの姿を見ると、最大級のウエルカムでうるさいくらいなのに、お気に入りの濡れ縁の下に潜り込み出てきません。
だいじょうぶかぁ?と声をかけると、いつもの“おまぬけ”な愛嬌顔が、ちびまる子ちゃんが凹んだときのような顔(縦線)をして、しっぽをパタ、パタ。
おおいにしょぼくれていました。
その夜も一晩中咳は続き、夜中に励ましたりしながら時間がすぎると、翌朝にはかなりやつれていましたが、咳はだいぶ軽くなっていました。
犬の咳にはいろいろな原因があるようですが、心臓が悪かったり、フェラリアが進んだりした場合も咳をするようになるようです。こうなると命に関わります。
31日はバイトが入っており、回復の方向も見えたので、1日様子を見ることにし、今日、お世話になっている動物病院へ行ってきました。
先生が触診等をして、気管支近くを触ったところ、「がうがう」と咳が出て、ほぼ間違いなく気管支が何かの原因と暑さで炎症をおこしたのでしょうという診断で、薬治療になりました。
1週間くらいでよくなるんじゃないですか、とのこと。大事にならずに、ほんとうに良かったぁ。
このワンコは、母の認知症の初期のころ家に来て、仔犬でしたが、よく支えてくれました。その後、子供たちも自立して家を出て、カミさんもあたしも仕事で家を長時間あける生活だったので、朝から晩まで一人で留守番。長い間とても寂しい思いをさせました。
後に知ったのですが、この間、早朝来る牛乳屋さん、新聞屋さんをはじめ、宅急便屋さん、検針の方などにずいぶん可愛がられるようになり、すっかり“お友達”でした。番犬にはなりません(笑)
昨秋、自由人になってからは、今迄の罪滅ぼしではないですが、いっしょにいる時間を増やし、畑へもいつも連れていき遊んでいます。早期退職してからの時間は、あたしがワンコをみてきたつもりでいますが、逆に、彼に支えられている部分もかなりあると思っています。
ミックスなのではっきりした歳はわかりませんが、8歳くらいです。病気になって初めて彼の余命を意識しました。犬は短命ですが、まだまだ元気で頑張れる時間はある。あたしもワンコもいずれはなくなる命ですが、時間がある限り支え合って前向きに生きて行こうと思っています。
それにしても暑い。このお天気いつまで続くんだろう!