まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

狭い日本そんなに急いでどこへ行く

2018年06月06日 | 日記
車は田舎の必需品とはいうけれど、ここ数年、乗っている走行キロはめっきり減った。
シルバーバイトの行きかえり、月一回の隣町までの通院、そして時々買い物。
月にして300kmくらいである。
 
ふと気づいたのだが、最近やたら車間距離が長い。
 
日中はほとんど車も走っていないような字田舎の道だからできることだが、いつも80mくらいはあけているだろうか。
50~60km/hで走っているのだけれど、車間距離はよく流れている高速道路並みである(笑)。
 
2車線以上ある市街地の道路でこんなにあけていたら間違いなく割り込まれる(笑)。
少し前までは、自分もそんな車の後でいらいらしたり、危険行為をしても割り込んでいた。
 
今や急ぐ理由もなく、信号等で止まったり走ったりも面倒で、できればゆっくりでも止まらずに走っていた方が楽!単なる無精なジイサンマン!である。
 
でも、これにはけっこういい効果があって、
 
①信号で完全に止まることがほとんどない。田舎道のことで、先も見えるので、早めにアクセルを緩めて減速していくと、だいたいゆるゆる止まる寸前で信号クリア。
 
②前車にくっついて、緊張しながら様子を観察している必要もなく、ゆったりしているので、結果的に老化で狭まっている視野でも周辺情報を集めやすく、危険察知もできやすい。
前車のブレーキランプの点滅をみたら、アクセル緩めれば、だいたいブレーキを使うことなく再び加速していける。
この運転、楽だわ。
 
昭和の時代に、「狭い日本そんなに急いでどこへ行く」という交通標語があったけれど、大変な時間を使い、交通事故も何度か経験し、ようやくその標語が体感できるようになったような(笑)。
 
何をしても、人並みになるには、人の何倍も時間がかかるジイサンマンなのである。
 
自然渋滞の原因の多くは、実は、車間距離の詰めすぎにあるらしい。
くっつき過ぎて、ぺこぺこブレーキランプを点滅させるので、後続車に数珠つなぎに伝わって、流れが滞ってしまう。車間距離は最低40m以上あけることが、渋滞予防にもなるとか。
 
仕事も含め、車やバイクでの走行は、たぶん平均的な日本人の数倍になると思う。
追い抜いたり、割り込んだり、前車にくっついて威嚇してみても、結果はほとんど変わらない。これが経験則である。
 
遅れそうだったら、遅れたらいい。少しの遅れくらいなんの影響もない。
現状と事後の報連相をしっかりして、運手以外の対策でリカバーする。
それが一番だ。
 
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<今日は何の日>
今日は、七十二候の螳螂生(かまきりしょうず)です。
カマキリが生まれ出て、活動を始める。ということは、餌になる昆虫類もたくさん活動をはじめる時節ということ。少しずつ夏ですね。
コメント
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