もう十年半ばも前に買って、最初は仕事で毎日ハードに、最近はいつも手元にあって、暗算では全然答えがでないぼんやりしてきた頭の有能なアシストとして頑張ってくれている電卓がある。
SHARP ELSIMATE EL-771-H
不調になった今改めてGoogle先生に聞いてみたら、2008年2月発売とあった。
その頃に買ったものなのだろう。
随分長く使ったものだ。
骨折療養で鬱々としているところへの、役所からの負担増通知爆弾投下!
すっかり凹んで電卓を叩いていたら、液晶表示が欠けてきた。
電卓まで老衰かよとますます凹んだのだけれど。。。
もう買い替えかな?との思いも。
昨今は手のひら大の使いやすい電卓が、百均ショップで500円くらいで買える。
加減乗除が精一杯の自分の頭では、これでも十分。
でも。
待てよ。
こんなに長い間連れ添ってきたんだから、簡単にはポイって捨てられない。
老眼虫眼鏡で、本体に書かれてある細かい文字を検証。
最初に、made in Chinaの文字を認識。
ああやっぱり、このころから日本丸は衰退したんだなぁ、とシンミリ。
RC2025の電池使用との表記も見えた。
この電卓、表にあるソーラーで動いているものと思っていたのでこれは発見。
廃棄する前に、さっそくいつものだめもとで裏蓋を外してみたら、確かに電池確認!
でも、この電池のパワー不足なのか、液晶の不良なのか、判断できず。
テスターで電圧を測ってみたら、たしかに電池は消耗しているのだけれど。
RC2025、街のホームセンターなどで買えば、300円くらいはする。
液晶不良なら、これは無駄になる。
う〜〜ん。
ネットでみたら、ヨドバシドットコムさんで、富士通さんのものが、92円(送料、税込み)であった。
だめでもこれくらいなら、と思ってよくみたら、未使用ポイントが少しあって、ポイント使用で出費なしでOK。
これなら、ほんとダメ元だと発注。
今日手元に届いたので、さっそく電池を入れ替えたら、元気に液晶復活。
良かった&タダで復活!なんて、本当に有り難い。
40歳前後の自分だったら、即、間違いなく廃棄だったろうな。(笑)
ヨドバシドットコムさんのおかげで、おらの電卓くん、生産中止になってもまだまだ昔の名前で出ていますって、がんばれそうだ。
この間のチプカシのデジタル腕時計同様、今度の電池切れを考えると、自分より長生きするかもしれない(笑)
ちなみに60年ほど前(1回目の東京オリンピックのあった1964年)、SHARPさんが世界ではじめて電卓を開発したようだけれど、その初号機は、重さ25Kg、値段は53万5千円だったそう。
当時の大卒の初任給が2万円くらいだったそうなので、庶民が家庭で気軽に使える代物ではない。
その重さと同時に価値の大きさもわかる。
これらを開発し、普及させた皆さんに感謝。
有難う。
復活したELSIMATEも大事につかっていきたい。
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