まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

ひがみなんだけれど

2022年06月10日 | 日記

このところの値上げ攻勢の中、収入はいっこうに増えず。
支払いが苦しくても税金もまけてくれない。
ちょっとシルバーバイトに精を出すと、健康保険税や住民税もどんと増える。

時代小説や落語に出てくる長屋住まいの「熊さん、はっつあん」的な生活をしている私は、とんとひがみっぽくなった。

お上は、値上げで物価が上がればじきに収入も上がってくる。
「熊さん、はっつあん、暮らしは楽になりますよ」
良い傾向だと選挙前に声が大きい。

でも、この値上げって戦争や為替の変動で原材料費が高騰して、その分を価格に反映させたものだというし、ならば、企業の収益幅は値上げほどひろがらないわけで、企業の儲けがふえなければ給料も増えないわな。

増えるのは高くなった本体価格にかかる消費税のみ。

庶民の寂しいお財布からお上の金庫へお金を吸い上げられている感じ。

これでバラマキされたらたまらないなぁ。

だめじゃん!である。

一部の識者、政治家の先生が言っているように、なぜ消費税を一時的にも下げないんだろう。

庶民がお財布からだす銭は間違いなく消費税減税分だけ少なくなる。

企業は原材料費などにかかっていた消費税分を利益とし、働く人のお給料に振り向けられるかもしれない。

お給料があれば消費も増える。
お給料があがり、消費が増えれば、お上の税収も増える。

景気が良くなって、先が見えてきたらそのときまた消費税の増税を話し合ってもいいのでは。

どうもこういう流れの方が受け入れやすい。

国政選挙も近くなり、また、やったやったの連呼がくると思うと、この梅雨空にうんざり。

結局、長屋住まいの「熊さん、はっつあん」は、日本男児が宵越しの銭など持てるかい!と強がりながら、雨の三日も降れば米びつの底を眺めながら、釜の蓋もあかない。

降り止まない梅雨空を恨めし気に見上げながら、フチの欠けた湯呑茶碗で安酒をあおって不貞寝。

増えるのは未納の税金残高と借金のみ。

そのうち体を壊しても、保険証もないから野垂れ死に。

ひがんでみても、ボヤいてみても仕方がないけれど、
ああ、やだやだ。

 


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