まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

お焼香雑学

2017年03月16日 | 読経の日々
昨日の叔母の納骨の際、ご住職さんから、お焼香についてのお話がありました。
 
みなさん、お焼香はなぜ3回行うか解りますか。「仏・法・僧」の三宝に捧げる意味で3回行っているのです。1回焼香でも、落とすときに、心の中で「仏・法・僧」の三宝を念じてください。
 
そんな主旨のお話でした。
 
???。
 
そう言われてこの2日間のお焼香を振り返ると、あたしだけ2回しかしていなかったような(゚Д゚;)。
 
「もしかしら、かっこ悪かったかも」「あたしだけ」という少数意識を持つと、不安になるもので、ちょっと調べてみました。
 
1回目は額まで上げ、押し戴くように香を焚き、2回目は1回目のお香に継ぎ足す感じで軽く焚くというのはわが家のお寺(曹洞宗)のルールのようで、死んだばあちゃんからも子供のころからそう教えられて、習慣化していたものです。ちなみに、毎日のお線香は1本です。
これは、これで曹洞宗の中では変な行動ではなかったようです。
 
回数については、三回以内で宗派によりいろいろ。仏教のきまり=お焼香の回数の式はないようです。
 
でも、他宗派の仏事の際は、参列者に合わせてその宗派の儀礼に合わせるべきなのかも、とやや弱腰な面も。
 
2回焼香ってどんな意味があるんだろう?
 
3回焼香の意味のように、1回目は○○、2回目は○○という意味は見つかりませんでした。
 
お香焚く、お線香をあげるというのは、動作よりその行為に意義があるのだろうから、三宝を意識しても、故人(仏)と自分を意識してでもいいのかもしれませんね。
 
いい歳をして、変に世間に気を使うより、自分の流儀をしっかりもって、その時、その瞬間をしっかりグリップすれば、なにも恥ずかしいことはない。
 
そんなことが解ったお焼香雑学でした。
 
仏教は、お葬式や法事じゃないんですよ。阿弥陀様の教えにそった毎日を送る。これが大切なんです。お葬式や法事は、仏さまからつながる自分を意識し、感謝するひと時なんです。仏教=お葬式・法事と思わないで、日々をしっかり生活してください。
 
お通夜でのご住職の説法が印象に残った2日間でした。
 
 
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