大手電力7社が来月から値上げするというニュースが流れている。
わが東電さんは、約16%。最高は、北陸電力さんの約40%。
40%の値上げって、いったいどういうこと?と思う。
電気は現代では、主食と同じ生活に不可欠のもの。
食べものなら代替はきくけれど、電気は今のところ変わるものがない。
それが、いきなり40%もの値上げでは、生活をどんなに節約しても限度がある。
今回の内容は、値上げが政府のお墨付きでオーソライズされた感じだけれど、そもそもわが東電さんの場合だと、前年同月より電力使用量を節約しても、請求される使用料は前年より多いという月がずっと続いてきた。
こういう状態を一般的には『値上げ』っていうと認識していたけれど、どうも電力会社さんやお国の認識は、今までのは、燃料価格等の変動調整で高騰しただけです、ってことなのか?
いや、これって値上げでしょ。(笑)
いつも電気代を支払っている者としては、「すでに『値上げ』はしてきたでしょ」、との思いが強い。
今回の話の前段で、大手電力会社からの値上げ申請をいったん差し戻したということだけれど、その結果は、当初の半分くらいの内容ででてきたらしい。
本当に経営的に厳しい中で値上げ額を試算し、ぎりぎりの金額で申請したのなら、短期間にその内容ががくんと下がるなんて、胡散臭いではないか。
今回は、激変緩和として、各家庭が支払う値上げ分の一部を国が補助して、電力会社に支払うので、当面は負担増は抑えられるとの記事もある。
有り難い話ではあるけれど、へそ曲がりの私には、補助金(税金)を大手電力に流し込むルールのようにも見えなくもない。
これで、国民生活を守るという、政府・与党の印象もまた上がる。
選挙、無敵である。
この流れ、はじめから電力料金値上げがあった、出来レースのような結末である。
字田舎の山野はどんどん太陽光パネルに置き換わっている。
銚子のあたりに行けば、大きな風車が乱立して、のどかな景観を壊している。
こんな投資分はいったいどうなっているのだろう。
毎日の生活に不可欠な電気のこれからがどうもよく見えない。
大きく聞こえてくるのは、原発再稼働の話題ばかり。
送配電網を整備し、西も東も電気を融通しあえるようにしたり、分割した電力会社を国営企業として一本化して、国の責任として、日本国民は全国津々浦々で同じ単価の電力を使えるようにする。
今後を考えれば、安定した国の前提として、電力省、電力大臣がいる国も必要だと思う。
そんな大きな見直しの時期にきているのではないのかな。
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