10月5日 おはよう日本
日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが
国際宇宙ステーションからロボットアームを使って
5つの超小型衛星を宇宙に放出するという史上初めてのミッションに挑んだ。
国際宇宙ステーションに長期滞在中の星出さんは
日本時間の4日夜から史上初めての作業に挑んだ。
4日夜11時37分 2個の超小型衛星を無事放出することに成功した。
(管制官の声)
「とてもきれい。
すばらしい。」
その次に放出されるのは
福岡工業大学の学生たちが開発した超小型衛星にわか。
発光ダイオードを点滅させることで
宇宙から地上へモールス信号を使ったメッセージを送ることができる。
福岡市内の神社で成功を祈願した衛星には学生たちの思いが込められている。
放出が成功するのか
学生たちはインターネットの中継映像を固唾をのんで見守った。
そして午前0時44分
にわかは他の衛星2機とともに無事宇宙に放出された。
しかし本当の成功は宇宙からのモールス信号の受信である。
午前2時すぎ
にわかからの信号を確認し
学生たちは喜びと安どの表情を浮かべていた。
(福岡工業大学開発チームリーダー 田中健太さん(24))
「大成功 うれしいです。
最初は無理かと思ったがやればできるなと。」
あらたに
航空自衛隊のパイロット出身で
去年 宇宙飛行士となった油井亀美也さんが
3年後の2015年 初めて宇宙へ行くことが決まった。
油井さんは2015年6月ごろロシアの宇宙船ソユーズで宇宙に行き
国際宇宙ステーションに約半年間滞在予定で
日本の実験棟きぼうで様々な科学実験を行なう。
油井さんは
“飛行までに必要な能力を身につけ
人類の未来のために貢献したいと思います。”
という談話を発表した。