11月24日 NHK海外ネットワーク
南米大陸北部にあるコロンビア。
かつては麻薬組織などによる凶悪犯罪が多発しかなり治安が悪い国というイメージがあった。
しかしいまコロンビアでは政府が全面的に後押しして
各地でミスコンテストを開くことで地域の活性化を図ろうとしている。
11月に開催されたミスコロンビア・コンテスト。
政府が共催する国内最大規模のイベントである。
3週間にわたって続きコロンビアの代表を決める。
審査するのは20項目。
容姿はもちろん国際大会でコロンビアをPR出来るだけの知識・英語力・それにマナーが求められる。
大会を支えるスポンサー企業はすべてコロンビア政府が集めている。
こうした企業の商品をどれだけエレガントに身につけられるかも重要な審査基準のひとつである。
カジノ会場ではコロンビアの代表になるために勝負強さまでもが求められる。
審査の対象は本人だけではない。
出場者の母親も登場。
地元への愛情や故郷の良さをいかに伝えてきたかを表現しなければならない。
この激戦を勝ち抜きミスコロンビアに輝いたのがパウリーナさん(21)。
日本円で1億6,000万円の賞金を手にした。
貧富の格差が激しいコロンビアではコンテストはまさに人生を切り開く大きなチャンスでもある。
(2013 ミスコロンビア パウリーナさん)
「いま涙をこらえるのに必死です。
これまで生きてきた中で今が一番幸せです。」
コロンビアでは自治体が主催するミスコンテストの地方大会が年間300回も開かれる。
全国大会の出場に向けて各地でしのぎを削る。
コロンビア政府は地方都市ごとにミスコンに向けて競わせることで地域の結束力を育もうとしている。
そうした力が地域を活性化し犯罪などの抑止にもつながると考えている。
主催する自治体は出場者に地域の代表としてコンテストに臨むよう求める。
肩からかけるたすきには出身地域の名前が書かれる。
自分の住む町を紹介しどれくらい愛情を感じているかをアピールさせる。
(政府観光協会理事)
「各地域がコンテストのために一丸となり動くので治安改善につながる。
コンテストを通して国がまとまる。」
北部カルタヘナ市のヘッツェマニ地区。
この地区の予選に出場することになったシャノンさん(20)。
入賞すれば大学進学のための奨学金を得られるため出場を決めた。
全国大会に進むには地方の予選を何回も勝ち抜いていかなくてはならない。
歴史の知識など教養も求められるため日ごろから熱心に勉強に取り組んでいる。
(シャノンさん)
「先住民の文化について読んでいます。
わたしたちとは違うので面白いです。
マスコミの勉強をして将来はテレビやラジオなどの仕事をしたい。」
こうした出場者を出身地域の人たちが一丸となって支える。
シャノンさんの顔写真入りのTシャツまで作った。
(地元住民)
「シャノンは才能があるしミスにふさわしい女の子。
彼女はコンテストでこの地域の魅力・文化を掘り起し多くの人に伝えようとしている。」
出場者は子どもたちの目標になっている。
審査項目のひとつであるダンス。
国中で無料で開かれているダンス教室では子供たちが将来のコンテスト出場をめざし練習を続けている。
「地域の代表になるために踊ってるの。」
「シャノンみたいにコンテストに出たいわ。」
地域の期待を一身に背負ってシャノンさんは地方大会ミスカルタヘナに臨んだ。
大会では子供のころから練習してきたダンスや水着姿の審査などが行われた。
会場にはシャノンさんの出身地域の人たちが駆けつけ声をからして応援。
最後まで笑顔で審査員のアピールするシャノンさん。
残念ながら入賞をのがし全国大会に進むことができなかった。
しかし主催した自治体から特別に年間50万円ほどの奨学金が支給されることになった。
(シャノンさん)
「とても幸せで感動しています。
地域の皆さんから応援してもらいたくさんの愛情をもらいました。」
ミスコンテストにかける女性たちの情熱が地域の結束を強めている。
南米大陸北部にあるコロンビア。
かつては麻薬組織などによる凶悪犯罪が多発しかなり治安が悪い国というイメージがあった。
しかしいまコロンビアでは政府が全面的に後押しして
各地でミスコンテストを開くことで地域の活性化を図ろうとしている。
11月に開催されたミスコロンビア・コンテスト。
政府が共催する国内最大規模のイベントである。
3週間にわたって続きコロンビアの代表を決める。
審査するのは20項目。
容姿はもちろん国際大会でコロンビアをPR出来るだけの知識・英語力・それにマナーが求められる。
大会を支えるスポンサー企業はすべてコロンビア政府が集めている。
こうした企業の商品をどれだけエレガントに身につけられるかも重要な審査基準のひとつである。
カジノ会場ではコロンビアの代表になるために勝負強さまでもが求められる。
審査の対象は本人だけではない。
出場者の母親も登場。
地元への愛情や故郷の良さをいかに伝えてきたかを表現しなければならない。
この激戦を勝ち抜きミスコロンビアに輝いたのがパウリーナさん(21)。
日本円で1億6,000万円の賞金を手にした。
貧富の格差が激しいコロンビアではコンテストはまさに人生を切り開く大きなチャンスでもある。
(2013 ミスコロンビア パウリーナさん)
「いま涙をこらえるのに必死です。
これまで生きてきた中で今が一番幸せです。」
コロンビアでは自治体が主催するミスコンテストの地方大会が年間300回も開かれる。
全国大会の出場に向けて各地でしのぎを削る。
コロンビア政府は地方都市ごとにミスコンに向けて競わせることで地域の結束力を育もうとしている。
そうした力が地域を活性化し犯罪などの抑止にもつながると考えている。
主催する自治体は出場者に地域の代表としてコンテストに臨むよう求める。
肩からかけるたすきには出身地域の名前が書かれる。
自分の住む町を紹介しどれくらい愛情を感じているかをアピールさせる。
(政府観光協会理事)
「各地域がコンテストのために一丸となり動くので治安改善につながる。
コンテストを通して国がまとまる。」
北部カルタヘナ市のヘッツェマニ地区。
この地区の予選に出場することになったシャノンさん(20)。
入賞すれば大学進学のための奨学金を得られるため出場を決めた。
全国大会に進むには地方の予選を何回も勝ち抜いていかなくてはならない。
歴史の知識など教養も求められるため日ごろから熱心に勉強に取り組んでいる。
(シャノンさん)
「先住民の文化について読んでいます。
わたしたちとは違うので面白いです。
マスコミの勉強をして将来はテレビやラジオなどの仕事をしたい。」
こうした出場者を出身地域の人たちが一丸となって支える。
シャノンさんの顔写真入りのTシャツまで作った。
(地元住民)
「シャノンは才能があるしミスにふさわしい女の子。
彼女はコンテストでこの地域の魅力・文化を掘り起し多くの人に伝えようとしている。」
出場者は子どもたちの目標になっている。
審査項目のひとつであるダンス。
国中で無料で開かれているダンス教室では子供たちが将来のコンテスト出場をめざし練習を続けている。
「地域の代表になるために踊ってるの。」
「シャノンみたいにコンテストに出たいわ。」
地域の期待を一身に背負ってシャノンさんは地方大会ミスカルタヘナに臨んだ。
大会では子供のころから練習してきたダンスや水着姿の審査などが行われた。
会場にはシャノンさんの出身地域の人たちが駆けつけ声をからして応援。
最後まで笑顔で審査員のアピールするシャノンさん。
残念ながら入賞をのがし全国大会に進むことができなかった。
しかし主催した自治体から特別に年間50万円ほどの奨学金が支給されることになった。
(シャノンさん)
「とても幸せで感動しています。
地域の皆さんから応援してもらいたくさんの愛情をもらいました。」
ミスコンテストにかける女性たちの情熱が地域の結束を強めている。