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中国 自動車購入制限実施

2013-12-19 16:00:00 | 報道/ニュース
12月17日 ワールドWaveモーニング

中国天津市政府は
15日夜7時 記者会見を行い自動車購入制限と通行制限の2つの措置を導入し
自動車購入制限は翌16日午前0時からスタートすると発表した。
16日からマイカーの購入は政府が行う割り当て抽選で決まることになる。
このため発表から購入制限措置が実施されるまでのわずか5時間の間にマイカーを買おうとする市民が販売店に殺到した。
これまで北京と広州で起きたマイカーの衝動買いが天津市でも起こった。
これによって市内の各販売店は深夜まで対応に追われた。
販売店が集中している天津市の一部の区には夜7時過ぎてマイカーを求める客が殺到した。
販売店は電話予約を断ったうえで現金一括払いのみ受け付けることにした。
このため新車購入をあきらめた人は中古車専門会社に駆け込んだ。
この中古車専門会社は15日深夜11時過ぎても客でごった返していた。
天津市政府側はこのダブル制限措置について
台数制限
渋滞防止
PM2,5を減らす
という3つの理由をあげた。
2006年から2012年まで天津市の自動車保有台数は120万台から236万台に急増。
去年1年間に増えた27万4千台のうち7割がマイカーである。
自動車の増加とともに大気汚染も深刻になる一方である。
モニタリングデータによると自動車の排気から出たPM2,5の量は天津市全体の16%を占めており
スモッグが続く一因になっていると言われている。
専門家は都市交通計画をきちんと立てるのは国の都市化プロセスにとって不可欠だと指摘している。
つまり渋滞と大気汚染を抑え込むことを狙う政策と多様化する公共交通のシステムをつくるのが需要だということになる。
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