7月10日 おはよう日本
「6秒だから次々見られるところ。」
「短いのに面白いから。」
「学校とか遊んでいる時とか写真の代わりに撮ることが最近多い。」
VINEは動画の長さが6秒と決まっていて簡単に他の人とやり取りができる。
さらにスマートフォンを使って手軽に作れる。
たとえば
ちょっと太めの男性がカーテンをくぐるシーンを2秒撮影。
カーテンの中でごそごそと動くシーンを2秒撮影。
最後にスリムな男性が出てくるシーンを2秒撮影する。
この3つの映像をつなげるとカーテン1つでダイエットが成功する動画になる。
この6秒動画をネット上に投稿すると誰でも見ることができるようになる。
世界中に1億人以上の利用者がいて
日本では利用者の圧倒的多数が中高生だということである。
休み時間に友人と撮った面白動画。
動画を撮ったのは大阪岸和田市の高校3年生 佐々木日向さん(17)。
日向さんは日常生活で面白いと思った出来事をネタにしている。
作った動画は友達の間で大人気である。
「表現 発想もうちらに出ないものがある。」
「おもしろいときは延々ループしてしまう。」
日向さんのおもしろ動画ベストスリーは
第3位 勉強しようとしてもペンをなかなか持つ気になれない様子を表現したもの
第2位 女の子がみんなに見せる写真を選ぶ基準は?
第1位 本当は徹夜で勉強したのに勉強していないと言い張る様子
どんな動画がウケるのか
いつも考えていると言う。
この日母親と背の高さを比べた時の話を1人2役で動画にした。
出来上がった動画をさっそく投稿すると
ネット上にアップしてわずか30分。
あっという間に再生回数は2,000回を超えた。
動画を見た人から次々とコメントが寄せられる。
(笹木日向さん)
「質が高いのを1個1個ていねいに作りネットに上げていこうというのは決めている。
知らない人に広げていろんな人が面白いと思ってほしい。」
ネットで次々と閲覧される動画。
VINEで作った動画はフォロワーと呼ばれるネット上のつながりのある人に配信される。
さらにそのフォロワーは次々と拡散していく。
このため数百万回再生される動画も登場している。
こうしたつながりをビジネスに利用する動きも出ている。
東京渋谷の会社では4月からVINEの利用者に向けて30以上の企業のCMを制作している。
この会社がVINEで制作した大手IT企業のCM。
製作を担当しているのは高校生など25人。
それぞれフォロワーを数万人から数十万人かかえ
作った動画は瞬く間に多くの人が見ることになる。
都内の高校3年生の2人組 アンドケンファイブさんとレッドジョーカーさん。
2人で9万人のフォロワーがいる。
この日はインターネットで映画などを配信する会社からCMの製作をまかされた。
考えたのは
友達と一緒にいるところを母親に見られ2人の関係を誤解されるというストーリー。
完成したCMをネットでアップしたところ再生回数は1時間で1万回を超えた。
(レッドジョーカーさん)
「びっくりしました。
面白いからやっているだけなのに。」
(映像制作会社 森田篤代表取締役)
「企業さんの反応はすごくいい。
予算かけて作る動画よりそんなに予算かかってないのに
拡散してシェアされてという可能性高い。
VINE市場 これからも伸びていくと思います。」