10月19日 キャッチ!
ジェニファーさん夫妻は自宅をAirbnb に登録した。
毎月1週間ほど自分や家族が家を空けるとき
旅行者に1晩200ドル以下で部屋を提供する。
(部屋の貸主 ジェニファーさん)
「私は宿泊客を近くのお気に入りの店に案内してこの街を楽しみたい人のお手伝いができます。」
いいことづくめに聞こえるがことはそう単純ではない。
ニューヨーク州と市の法律では自宅の短期貸し出しが禁止されているのである。
ニューヨークはまた規制に関する議論が最も激しい場所である。
報告書によると
ニューヨーク州で2010~2014年にAirbnbに登録された部屋の72%は違法である。
住宅の所有者が在宅していないかぎり
30日以内の部屋の貸し出しは法律で禁止されているからである。
(アップルコアホテル ダンダパーニ社長)
「民泊もホテルに登録されるべきです。」
ニューヨーク市ホテル協会会長のダンダパーニ氏は5軒のホテルを運営するアップルコアホテルの社長である。
民泊はホテルから客を奪うだけでなく
ホテルが守る規則や規制に従っていないと非難する。
(アップルコアホテル ダンダパーニ社長)
「ホテルは火災のときの警報システムや
不審者からお客様を守る警備システムなどを備えている。
最近は自宅をホテルに変えている人がいるがこうしたシステムを備える人はだれもいない。」
税金の問題もある。
Airbnbは宿泊勢の代理徴収をニューヨーク州では行っていない。
Airbnbの 氏はこう説明する。
(Airbnb チップ・コンリー氏)
「もしニューヨーク州とニューヨーク市が
我々に税の徴収と納税を許可してくれるなら行いますが
いまのところ認められていないのです。」
ホテル業界だけでなく地域住民も戦っている。
ニューヨーク州のクルーガー上院議員はマンハッタン イーストサイドの住民の代表を務めている。
(ニューヨーク州 クルーガー上院議員)
「住民たちが私のところに来てこう言うんです。
『うちのアパートが何かおかしなことになっています。
他の部屋が宿泊用に貸し出されているみたいで
観光客がアパートの鍵を持ってうろうろしているんです。』」
Airbnb懐疑派部長とも呼ばれるクルーガー氏は
自宅の短期貸し出しを禁止する州法の主要発起人である。
(ニューヨーク州 クルーガー上院議員)
「自分の家だと主張して1か所だけでなく
中には100藻のアパートの部屋を貸し出して違法にホテル業を営んでいる人たちがいます。」
(部屋の貸主 ジェニファーさん)
「私の家がホテルなんてとんでもない。
たくさんの人々を歓迎し招き入れたいだけです。
重要なのはみんな自分の家を利用しているだけだということです。」