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N.Y 若者に広がる“アプリで社会運動”

2017-10-23 20:00:00 | 報道/ニュース

9月30日 キャッチ!


セントラルパークに6万人以上の観客が集まったコンサート。
数々の有名なアーティストが出演した。
このコンサートは観客のほとんどは無料で観ている。
コンサートはスマホのアプリを使って社会運動に参加した人たちに与えられる特典として用意されたものだからである。
アプリを起ち上げると
貧困や飢餓など世界が抱える様々な課題が表示される。
その課題に取り組むため
アプリから政治家にメッセージを送るなどアクションを起こすとポイントが獲得できる。
貯めたポイント数に応じて様々なイベントに参加できるというシステムである。
今回は10万人以上の応募があり
その中から約3万人にペアのチケットが送られた。
(観客)
「より良い国際社会を信じて大勢が集まるのは素晴らしい。」
「1年間さまざまな国際問題について声を上げてきたご褒美。
 こうしたイベントが活動の励みになっているのよ。」
ミュージシャンだけでなく多くの政治家もイベントに協力している。
(ニューヨーク デブラシオ市長)
「世界を変えていけると信じていますか?
 変革に立ち向かっていけますか?」
アプリで社会運動を推進しているのは
5年前にニューヨークで発足したNGO グローバル・シチズン。
音楽業界などで働いていた人たちと協力し
国際社会に貢献したいと起ち上げた。
成果も上がっている。
今年はポリオの根絶を後押し。
カナダのトルドー政権にアプリから3万件のメールを送り
トルドー首相は8,000億円の資金拠出を決めた。
(グローバル・シチズン マイケル・シェルドリックさん)
「ガンジー氏やマンデラ氏
 キング牧師などから学びました。
 具体的な課題について市民の声を集めれば
 政治家を動かし
 社会を変革できるのです。」
会場では
この団体が掲げる最大の目標“貧困の撲滅”について
フランスのマカロン大統領がビデオで結束を呼びかけた。
(フランス マクロン大統領)
「貧しい国にこそ教育が必要です。
 教育がテロをなくすことにつながります。」
より良い世界の実現に貢献したい。
その社会運動にスマホで取り組む若者たちが増えている。

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