1月12日 編集手帳
その詩は<ちきゅうぎを見て>と題する。
6歳の男の子が書いた。
隣の国とごたごたすると、
思い出す。
<ママ
アメリカは
カナダのとなりだからさ
「カナダくん あそぼ」っていってさ
ニッポンは
中国のとなりだから
「中国くん あそぼ」っていったらいいのにね>
(川崎洋編『おひさまのかけら』中央公論新社)。
幼心にもニュースの言葉が飛び込むのだろう。
時代時代で国の名も変わる。
最近は韓国だろう。
その国の最高裁判所が元徴用工への賠償を日本企業に命じた判決をめぐり、
関係が冷え込んできた。
わが子に聞かれて答えに困る親御さんもおられよう。
裁判所が何と言おうと、
いったんは「最終的解決」とした国家間の取り決めになぜ、
文在寅大統領が責任を持とうとしないのか。
政権の支持率や反日教育に触れても分かる子は多くはいまい。
不幸な歴史もある。
言葉に注意しながら、
相手に仲良くする気がないのだと説明するしかないのかもしれない。
李明博元大統領の“変身”を思い出す。
親日のはずが突然、
日本海の島の帰属に文句をつけ、
国民の支持を高めようとした。
文さんも?