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地方で発掘!新人漫画家

2019-04-11 07:00:00 | 報道/ニュース

3月16日 おはよう日本


熊本市中心部のビルにある コアミックスまんがラボ。
新人漫画家の発掘を目的に去年10月にオープンした。
部屋にはプロの漫画家も使う専用のペンが用意され
デジタルでの作画ができる高価な液晶タブレットも配備されている。
さらにはプロの編集者からアドバイスを受けることもできる。
こうした画材や相談はすべて無料でできる。
(利用者)
「イラストレーターとか漫画家にあこがれています。
 すごく楽しみでした。
 オープンまで2か月待ちました。」
起ち上げたのは
人気漫画「北斗の拳」や「シティハンター」の作者らが集まり設立した東京の漫画専門の出版社である。
(熊本コアミックス 社長)
「若い漫画家志望者が東京の出版社に持ち込んでいたが
 そこからプロの漫画家になっていたが
 ここ数年は持ち込みが少なくなっている。」
プロの漫画家になるには主に2つのパターンがある。
自作の漫画を出版社に持ち込むか
漫画コンテストに応募するかである。
しかし出版社の多くは東京に集中しているため
持ち込みは地方に住む人にとって大きな経済的負担が伴う。
そこでこの出版社では窓口を増やすために初めて地方に編集部の分室をもうけたのである。
プロと同じ環境のもと手軽に持ち込みができるとあって
連日 九州各地から漫画家を志す人たちが足を運んでいる。
一方出版社側にとっても大きなメリットがある。
大型モニターを通して東京の編集部が漫画家志望者と直接やりとりを行うため
地方に埋もれている金の卵をいち早く発見することができる。
(熊本コアミックス 社長)
「才能あるのに1歩が踏み出せなくて
 開花しないまま別の職業についてしまう人が多いのではないか。
 気軽に持ち込んで気軽に見せられるような
 プロの人にも見てもらったりして
 同じ志を持った若い人たちと一緒に頑張る
 そういう場所であってほしい。」
まんがラボに通う熊本生まれの女性。
幼い頃から絵が大好きで
漫画家になる夢をかなえようと専門学校で2年間学んだ。
在学中から東京の出版社に作品を送っていたがほとんど反応がなく
次第に自分の漫画に自信が持てなくなったという。
「本当に読んでいるのかわからない。
 既読がつくわけでもなく返信が必ず来るわけではないので
 確信が持てないのにやり続けるのは本当に夢につながるのかなと思う。」
今回まんがラボの誕生をきっかけに
もう一度漫画家への夢に挑戦することを決めた。
「まんがラボだと“人対人”なので圧倒的にスピードが速い。
 見せてアドバイスもらってやり直してまた見せてみたいな。
 その場で感想がもらえることは“人対人”の利点だと思う。」
女性は最新の漫画を携えてまんがラボを訪れた。 
自分の漫画はどのように評価されるのか。
(東京の編集者)
「キャラクターが圧倒的に今回はキャッチ―なビジュアルをしている。
 設定というかしゃべり方も含めて。 
 その分8ページに収めようとして無理やり終わりにしている感じがある。
 出したキャラクターには責任を持つ使命がある。」
顔を見てすぐにアドバイスをもらえたことで
具体t機な目標や課題を知ることができた。
「めちゃくちゃ緊張していた。
 何か結果が出せたらいいなと思う。」
熊本から世界へ。
漫画を愛する人たちの戦いは始まったばかり。



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