3月29日 国際報道2019
世界中の教師の中から教育に大きく貢献した人に贈られるグローバル・ティーチャー賞。
世界179か国
およそ1万人の候補者の中から今年選ばれたのは
アフリカ ケニア中部の農村にある中学校で理科の教師をしているピーター・タビチさん。
タビチさんの中学校ではほとんどの生徒が貧しい家庭に育ち親のいない生徒も少なくない。
そんな生徒たちのためにタビチさんは毎月給料の8割近くを寄付。
献身的な指導により
生徒たちは科学やエンジニアリングの分野で全国大会に出場。
1位を獲得するまでになった。
賞金は日本円でおよそ1億円。
授賞式の後ケニアの空港で生徒たちの盛大な出迎えを受けたタビチさん。
賞金は「教育現場が抱える問題を快活するために使いたい」と話している。
(ピーター・タビチさん)
「受賞は私だけでなく
アフリカにとっても素晴らしいことです、」
タビチさんの中学校は
今年アメリカで開催される化学とエンジニアリングの世界的な大会にも出場予定で
現在 準備中だということである。