4月1日 おはよう日本
ブルガリアのホストタウン山形県村山市。
商店街にはブルガリアの国旗がいたるところに飾られている。
Q.村山市で身近になっている国は?
「ブルガリア。
どこにあるかわからないけど。」
「ブルガリアですね。」
「ブルガリア!ブルガリア!」
村山でブルガリアの知名度を高めたのが新体操の代表チーム。
一昨年 全国のホストタウンで最も早く合宿が実現した。
選手が地元の小学校を訪れるなど
これまで2回の合宿で交流が深まっている。
市民によるチームのファンクラブも発足した。
地元の女性有志が結成。
最初は6人だった会員はいまでは400人近くに膨らみ
合宿の手伝いもしている。
チームが東京オリンピック出場を決めたときは手作りのくす玉で祝福。
ブルガリアから8,000km離れた村山で応援を続けている。
(ファンクラブ代表)
「年が離れていてちょうど孫みたいな存在。
おばあちゃんたち視点というか市民目線でできることがある。」
来年のオリンピック本番は会場で応援する予定で
早くも応援グッズの制作に取り掛かっている。
「旗を作って小中学生にサインをしてもらう。
縫製代が高ければ手分けしてやりましょう。」
応援用タオルを客席で大きく掲げて選手たちを後押しするつもりである。
(ファンクラブ代表)
「市民レベルで手伝うことでみんなで盛り上げる気持ちにつながる。
村山市から盛大な応援団を出して
ぜひ金メダルを取ってほしい。」
山形市長井市は東アフリカのタンザニアのホストタウンである。
コミュニティラジオではタンザニアの公用語スワヒリ語講座の番組が放送されている。
講師は長井市の国際交流員でタンザニア人のバハティ・ロジャーズさん。
赴任してまだ半年余り。
日本語は勉強中である。
(長井市 国際交流員 バハティ・ロジャーズさん)
「タンザニアと日本のお互いの理解を深める懸け橋になりたい。」
ロジャーズさんは大会前に長居を訪れるタンザニア選手団の受け入れを担当。
住民には事前にタンザニアについて理解を深めてもらいたいと考えている。
地元で開かれるイベントに積極的に参加。
タンザニアの自然や文化を紹介している。
アフリカのホストタウンとなっているのは県内では長井市だけ。
新たなつながりが出来ようとしている。
(長井市 国際交流員 バハティ・ロジャーズさん)
「長井の人たちはタンザニアに関心を持ってくれている。
タンザニアへの理解を深めて
長井をよりよいホストタウンにしたい。」
ホストタウンをきっかけに山形の市民にも変化をもたらしている。
ブルガリアの新体操チームが合宿をする村山市では
市内の中学校の新体操部員をブルガリアに約1週間派遣して
現地の新体操クラブで練習するプログラムが始まる。
山形県では14の市と町がホストタウンとなっていて
今後も様々な形で交流が広がりそうである。