9月2日のブログで、子どもから話を聴く場合のポイントを①、②と二つ示しました。
今回は子どもから話を聴くポイント③④を示します。
③他の話題をすぐ持ち込まない
子どもから話を聞いた後で、それについての返事をせず、「それよりもね・・・」とか「ところで・・・」と、違う話題を出す人がいます。
話し手にしてみれば、「わたしの話はどうなったの」、「この人は自分の話すことばかりを考えていたのかも」と、疑問や反感をもちます。
子どもが聴いてほしいと思い話したのに、相手の話を聞かなければならなくなります。
子どもが話しているときはじっと聴き、子どもの話の話題を変えないようにします。
④なんでも自分の話にしてしまわない。
話し手の話を聞き、相手の苦しい状況や気持ちに理解・共感を示さず、「わたしの場合はね」と自分の話をする人がいます。
「わたしも同じことを経験したことがあるので、あなたの気持ちがわかる」ではなく、「わたしはこうやって乗り越えた」は、ある意味自慢に聞こえるかもしれません。
かりに、自分の経験を話し、参考にしてほしいという気持ちから出たとしても、相手にとっては、「それぐらいのことなど・・・」と言われているようにとったり、「もっとがんばれ」と言われているようにとるかもしれません。
あくまで、話し手の子どもの話を軸にしてしっかりと聴き、相手を尊重して思いに共感した上で、「わたしの場合はね」と切り出したいのです。