箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

末長くお幸せに

2017年09月09日 15時37分37秒 | 教育・子育てあれこれ



さて、今日は三中のある教職員の結婚披露宴でした。

おめでとうございます。

わたしは新郎の職場の上司として、10:30からの結婚式、11:30からの祝宴に出席してきました。

主賓ということで、お祝いのスピーチをさせていただきました。

さて、ここでクイズです。

(Q)この新郎とは、いったい誰のことでしょうか?


わたしのスピーチのなかに、ちょっとしたヒントが隠れています。

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お祝いのスピーチ


本日はまことにおめでとうございます。ご両家のみなさま、ご親族のみなさまにおかれましても喜びはひとしおのこととお察しいたします。心からお祝い申しあげます。

ただいまご紹介にあずかりました箕面市立第三中学校校長の主原でございます。新郎と同じ職場の上司ということで、ご指名をいただきました。ご来賓の方々、年長の方々をさしおきまして、たいへんせんえつとは存じますが、ひとことお祝いの言葉を述べさせていただきます。

新郎◯◯さんは◯◯科の若手教員で、◯年生の学級担任を務めておられます。

とくに授業の楽しさには定評があります。

一学期にある生徒がこのような手紙を書いてきました。

「ぼくは小学校時代、◯◯の教科が嫌いでした。でも、中学校に入学すると、◯◯先生の授業がおもしろく、楽しくて、ぼくは◯◯の教科が好きになりました。先生、ありがとう」

みなさん、いかがでしょうか。自分の授業で、生徒がその教科を好きになってくれる。教師として、これほどうれしいことはありません。

今、学校では長年教職についたベテラン教員がいっせいに退職を迎え、若手教員が増えています。

その若手教員の中でも、◯◯さんは、これからも、ますますの活躍が期待できる人物であることを、まずもってお知らせさせていただきます。

さて、ご結婚という門出に際して、私が夫婦についてお伝えしたいことが二つあります。

その一つは、自身の経験を通しても思うのですが、「夫婦というものは、自分にはこれが足りないなと思う点をパートナーが補っている」ということです。

たとえば、私の場合で言えば、校長はやっていますが、もともと人見知りなところがあり、お酒があまり強くなくて、よく考えてから実行に移すタイプです。

しかし、私の 妻は、社交的で、お酒が強く、考えるより行動を起こすほうが早いというタイプです。

ですから、自分が「足りない」と思っているところを持った人が、パートナーであると思います。

二つめです。私は、じつはけっこう頑固なところがありますが、妻もまた頑固です。

「自分のこういう頑固なところが欠点やなあ」と思っているところを、頑固な彼女はもろに目の前に突きつけてくれるのです。

つまりパートナーとは、よい点も悪い点も「似たもの同士」的なところがあるのではないでしょうか。

このように、「自分にないものを相手がもっている点」、「似たもの同士のところ」。

この二つを相手に見つけたとき、私たちは相手に惹かれてしまうのです。

その人は、自分のパズルの欠けているところに、ぴったりのピースをもってきて、パチッとはめてくれる人として、姿を現したのです。

だからこそ ◯◯さんと◯子さんには、お互いを大切に感じて、ずっと一緒にいたいと思う夫婦になって もらえると願っています。

みなさま、このたび◯◯さんは、◯◯さんとの縁を、結婚という形に結実されました。

お二人が幾久しく、末永く幸せでありますよう 、心よりお祈りし、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

平成29年(2017年) 9月9日 大阪市内に於いて

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さあ、みなさん新郎が誰であるか、おわかりでしょうか。

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いつまでも、いい夫婦でいてください。