箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

「三中カラー」に染まった文化祭

2017年09月16日 16時57分55秒 | 教育・子育てあれこれ









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文化祭校長講評       H29(2017).9.16


1年生
クイズを作り、道具を作ったりする中で、今まであまり話したことのない人とかかわりあうことができた面があったのではいかと思います。

みなさんの中には、今まで人に流される友だちづきあいをしていた人がいるかもしれない。
しかし、覚えておいてほしいのです。

「凧がいちばん高く上がるのは、風に向かっているときです。風に流されているときではないのです」。

クイズラリーを成功させることが、みなさんにとっては、ある意味の「風」だったかもしれない。だけど、みなさんは「風」に向かってきたから、凧は高く上がったのです。

「風に向かう」こと、つまりチャレンジすることを、今後も続けていってください。

2年生
長渕剛さんは、「10代の人たちには、まっすぐに生きてほしい」と「Myself」という曲の中で歌っています。

練習の時から、みなさんは一生懸命に、ひたむきにうたっていました。それは表情をみれば私にはわかりました。

私の経験上、2年生はちょっとスネた気持ちが合唱の態度に表れる時期になりがちです。

でも2年生のみなさんは、まっすぐに歌っていました。そのひたむきさ、まっすぐさに、10代らしいすがすがしさを私は覚え心に響きました。これはみなさんがもっている宝物です。

3年生
文化祭の取り組みで、「おたがいを生かしあうこと」を見つけました。

人は弱いから、何かと理由をつけて、自分優先になってしまう。

3年生のように安定した仲間関係があると、自分は人とのつながっていることを忘れたりしない。
自分のつくるシナリオ・大道具・小道具がキャストの友だちを引き立てることができる。そう信じて作っている。

キャストのほうも、そのようなスタッフがいるから役を演じることができると感謝している。
このように、おたがいを生かしあっている。
さすがに3年生。頼もしいと感じました。

教科・文化部
また、教科やクラブの展示発表の方も見ごたえのある内容になっていました。じっくりと読んだり、見たりするとそのグレードの高さがわかりました。

とくに、美術部など、展示方法の工夫もすばらしかったです。

吹奏楽部・演劇部
吹奏楽部・演劇部のみなさんは、きょうは、校内の全校生徒の前で自分たちの活動を披露できました。

ふだん地域や発表会・コンクールで自分たちのパフォーマンスをみてもらっていますが、みなさんが最後にもどる場所は、やはり三中なのです。

生徒会
適切・的確なMCとスムーズな進行を支えてくれましてありがとうございました。

保護者・地域のみなさま
終日にわたり、鑑賞・応援ありがとうございました。
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全校生徒が一堂に会して、活動を見たり、やったりすることで、三中の「カラー」(三中生はこのようにがんばるという自覚)を共有することができます。そして、三中への愛着が高まります。

これが、学校行事の大きな意味だと思います。

みなさん、お疲れさまでした。