
9月2日と5日のブログで、子どもから話を聴く場合のポイントを、2回にわたり、①②と③④と示しました。
今回は子どもから話を聴くポイントの⑤⑥を示します。
⑤聴き手の姿や態度、話し手に伝わる
しばしば、聞き手が「わたしは、こんな人間です」とあけすけに話す人がいますが、悩みを抱える子どもから話を聴くときには、不向きです。
相手には、「この人は、〜だと思ってほしいんだ」と伝わりますが、その人がほんとうはどういう人なのかは、その人の具体的な言動で理解します。
聴き手のことを話し手に理解してもらうのは、自己を示すより、自然と伝わる姿をみてもらうということです。
⑥長々と話さない
自分が話したくなると、抑えられなくなる人がいます。
そして、相手の都合や心情を考えなくなります。
話を聴いてほしい子どもが、逆に長々と話を聞かされることになります。
このようなようすは、はたから見ているとよくわかるのに、本人だけがわかっていないということはよくあります。
話を聴いてほしいと思う子どもの気持ちに敏感になりたいものです。