箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

感情を動かす対価

2018年08月16日 18時12分51秒 | 教育・子育てあれこれ



人の感情を大きく動かす人は、仕事としての対価で多額の報酬を得ます。

プロのスポーツ選手は、その代表です。

今回のサッカーワールドカップの、観客の興奮を考えてみましょう。

叫んで絶叫する人がいました。

泣きだす人がいました。

見ず知らずの人どうしが、抱き合っていました。

怒涛のごとき、歓喜と感動のウエーブが、競技場を覆い、スタジオに渦巻きました。

あれほど観る人の感情を動かし、大きな喜びを与えるからこそ、プロなのです。

そして、多額の報酬を得るのです。

プロスポーツの選手の現役期間は短いので、大きな年俸を手にするというだけではないのです。

スポーツ選手だけではありません。

音楽家、アーティスト、俳優などは、多くの人々の感情を動かして、感動をもたらすので、その対価として莫大な報酬を得るのかもしれません。

学校の教師も、人の感情を動かすことがあります。

私など、生徒に話すとき、その話の内容によっては、胸がいっぱいなり、涙声になることもあります。

話によっては、生徒の感情を動かすときもあるようです。

でも、莫大な報酬をもらうわけではありません。

それでも、かまいません。

一人でも「校長の話グッときたわ」という三中の子がいれば、報酬よりも無限大のモチベーションを得られるからです。