
人の感情を大きく動かす人は、仕事としての対価で多額の報酬を得ます。
プロのスポーツ選手は、その代表です。
今回のサッカーワールドカップの、観客の興奮を考えてみましょう。
叫んで絶叫する人がいました。
泣きだす人がいました。
見ず知らずの人どうしが、抱き合っていました。
怒涛のごとき、歓喜と感動のウエーブが、競技場を覆い、スタジオに渦巻きました。
あれほど観る人の感情を動かし、大きな喜びを与えるからこそ、プロなのです。
そして、多額の報酬を得るのです。
プロスポーツの選手の現役期間は短いので、大きな年俸を手にするというだけではないのです。
スポーツ選手だけではありません。
音楽家、アーティスト、俳優などは、多くの人々の感情を動かして、感動をもたらすので、その対価として莫大な報酬を得るのかもしれません。
学校の教師も、人の感情を動かすことがあります。
私など、生徒に話すとき、その話の内容によっては、胸がいっぱいなり、涙声になることもあります。
話によっては、生徒の感情を動かすときもあるようです。
でも、莫大な報酬をもらうわけではありません。
それでも、かまいません。
一人でも「校長の話グッときたわ」という三中の子がいれば、報酬よりも無限大のモチベーションを得られるからです。